【これを見れば内覧会の基礎が分かる】内覧会で必ず確認したい項目と持ち物を紹介

  • 2021年6月16日
  • 2021年12月13日
  • 住宅

マンションや戸建てが完成すると「内覧会」が行われます。完成した物件の「傷や不備がないか」または「注文した通りに完成しているか」購入者がチェックすることが主な目的です。

ですか、大半の人は「見学」するだけという場合が多いです。「内覧会」で指摘しておかないと、引っ越しした後に傷や不具合に気づいたとしても後々手間になってしまいます。

今回は、個人でも簡単にできるような「内覧会」で必ず確認したい項目と持って行きたいアイテムを紹介していきたいと思います。

後々、傷や不具合に気づきモヤモヤした思いで、暮らさないためにも今回のことは可能な限り抑えておいてください。

戸建てとマンションの内覧会

実は、戸建てとマンションの内覧会は少々違う点があります。自分のマイホームが戸建てかマンションか理解した上で内覧会に臨むと良いと思います。

マンションの場合

マンションの内覧会には、デベロッパーだけではなく施工を請け負った会社の担当者も立ち会うのが一般的になります。この時に、一緒に傷や不備がないかを確認できます。

マンションの場合は、引き渡し後に点検のお知らせもあるため、保証期間内なら無料で修理してくれるが、引渡し後は保証対象外になる項目があったり、引っ越してすぐ水漏れにより新居が傷むなどのトラブルは珍しくないため、できるだけ内覧会で気になる点を積極的に指摘しておいたほうが入居後に気が楽になると思います。

👉POINT

マンションの場合、内覧会の時間は1時間程になっていますが、申し出れば延長することも可能です。マンションになると入居者が多く、立ち会うデベロッパーからすぐ済ませたいという空気を感じることもあるが、そこは人生で幾度も経験しない大きな買い物になります。遠慮せず正確に確認していきましょう。

 

戸建ての場合

戸建ての場合は「完成検査」とも言う場合があります。戸建てもマンションと同じようなアフターサービス点検が行われる場合もありますが、マンションとは勝手が異なり、内覧会際は、内装だけではなく、基礎工事部分や外壁など建物全体のチェックが必要になります。

立ち会う人間も建売住宅と注文住宅で変わってくるため一概には言えませんが、チェックするべき範囲はマンションよりも広がると考えた方がいいと思います。

 

内覧会に持参したい6つのアイテム

内覧会の連絡を受けてそのまま手ぶらで行っても問題ありませんが、それでは少々もったいないです。

今回は、内覧会当日に持っていくと非常に便利なアイテムを紹介していきたいと思います。どれもすでに持っているものや、手軽に買えるものばかりなので準備して見てください。

 

カメラ(スマホ)

引っ越しまでの間、内装や外装を後で写真でチェックするために必要になります。内臓の写真を撮っておけば、家具選びの参考にもなる場合があります

スリッパ

内覧会時には室内に入りますが、もちろん土足では入らないと思います。スリッパなどは用意されていないので、持参した方が良いと思います。

・文房具

傷や汚れなどをチェックするためではなく、当日聞いた説明などもメモしておくことも重要になると思います。

・間取り図

間取り図は立会いする担当者が持っていますが、自分たちの分も用意しておけば説明がスムーズに進むことができると思います。

・メジャー

自分の持っている家具がきちんと入るか、生活し始めてから困らないように内覧会のうちにメジャーで測定しといた方が後々楽になると思います。

・水準器

水準器は、壁や床の傾きを調べるために使う物になります。まれにビー玉を持参する人もいますが正確性に欠けてしまいますので、可能な限り水準器をお勧めします。

 

内装を見る際、確認したい10項目

素人が内覧会で完璧にチェックするのは、ほぼ不可能と言っていいと思います。細かく確認するなら、建築士などのプロに立ち会ってもらう必要があります。その場合、別の費用がかかってしまいます。

もちろん、プロに確認していただいた方が正確ですが、個人でもチェックできる部分は非常に多くあります。今回は内覧会で最低限確認したい項目を紹介していきたいと思います。

 

ドアの開閉に問題はないか?

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部屋にある動画を全て開閉して回りましょう。「床を擦っていないか」「ハンドルにガタつきはないか」「90°回転するか」「ドアが水平か」「ネジはしっかり止まっているか」などをひとつずつ確認していきましょう。

鍵が付いている場合は、施錠が正常にできているか否かも、必ず確認しておくようにしましょう。

 

壁紙が綺麗に貼られているか?

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ドアの開閉と同様に、素人でもチェックしやすいのが壁紙の状態になります。「浮いている箇所はないか」「合わせ目が綺麗に処理されているか」「傷や汚れがないか」が主なチェック項目になります。

壁だけではなく、天井も壁紙で処理されている場合は忘れずに確認しておきましょう。特に角の処理は必ず確認しましょう。

 

床は綺麗か?

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床の傷や汚れは、正直な話ほぼ確実にあると思っていいと思います。気になるものは指摘しておくことが大切です。「細かい傷・汚れ」は施工担当者がいる場合、その場で直してくれる場合もあります。

他にも、「貼り合わせ部分の処理が綺麗に行われているかどうか」「床鳴りはないか」「水平かどうか」を必ず確認しておきましょう。

 

オプションはちゃんと入っているか?

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デベロッパーのオプションは基本的に内覧会の時にはすでに設置されています。「内容が合っているか」はもちろん「鏡などは位置やサイズが正しいか」「エコカラットの種類はあっているか」などをチェックしておきましょう。

取付工事が必要な物は後で指摘するのが面倒なので注意が必要になります。オプション数が多い場合は、事前に何をつけたのか把握しておきましょう。オプションの一覧リストがあると内覧会で確認しやすいです。

 

間取り変更が反映されているか?

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和室をなくしてリビングを広くするなど、間取りを変更している人も多いと思います。その場合は、正しい間取りに完成しているか目で見てチェックしておきましょう。

あまり忘れる人はいないと思いますが、「うっかり忘れてしまった」となってしまうと、後での修正は非常に手間なので気をつけましょう。

 

排水周りをチェック

フリー写真 流し台の水道の蛇口

「シンクや洗面台下の排水管がつながっているか」「水は正常に流れるか」を確認しましょう。水を流す際は、必ず施工会社に確認をしましょう。

戸建てで「配管施工忘れ」などが実例であります。ですので、戸建て場合はより慎重に確認しましょう。

 

網戸/スライドドアの開閉

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網戸やスライドドアなど、引き戸以外の開閉チェックも欠かさずチェックしましょう。突っかかって開かなかったり、カタカタしているケースもあるので注意が必要です。

網戸はベランダだけではなく、複数ある窓にも付いています。小さな窓も忘れずに、開閉して確認しましょう。

 

スイッチ類が機能するか?

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内覧会の時は電気が通っていることも多いので、インターホンや換気扇・給湯器のリモコンなど、家に付いているスイッチが機能するかも確認しておきましょう。電気が通っているかは、必ず施工会社に確認しましょう。

 

シーリングは綺麗か?

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洗面所や風呂場、キッチンなど、タイル貼りになっている箇所は目次の処理(シーリング)がはみ出ていないかを確認しましょう。

タイルとキッチンカウンターのつなぎ目にある白い素材がシーリングになります。処理があらいと汚く見えるのでしっかり確認しておきましょう。

 

ベランダの状態は正常か?

物干し金具や水勾配の状態を必ず確認しましょう。避難ハッチは、避難はしごが落下する危険があるので、あまり触らないほうがいいと思います。

 

不安ならプロに同行してもらう

傷や汚れなど、目に見える部分はある程度チェックできるとはいえ、床や壁の傾きや、機能的な部分を内覧会で素人が判断するのは非常に難しいです。

そこで現在利用者が増えているのか、建築士やホームインスペクターといった外部のプロが内覧会に同行するサービスになります。

無料ホームインスペクション・住宅診断|神戸でリフォームをお考えの方へ

プロに立ち会ってもらえば、家の隅から隅まで、より詳細な検査を行うことができます。また、検査を行うなかで「家の良い点や注意したい点」などをアドバイスしてくれる会社もあるので、今後暮らしていく上で非常に有益な情報が得られます。

ホームインスペクター選びでは、基本的には実績のある事務所を選ぶと間違いないと思います。ホームインスペクターと言っても結局は人対人になります。

「全員が親切なアドバイスをしてくれて安心」というわけにいかないのが現状になります。内覧会の同行は口コミの影響が大きいサービスなので、マンションコミュニティなどを参考にして事務所を見つけてもいいと思います。

 

まとめ

今回は、内覧会で必ず確認したい項目と持ち物を紹介していきました。内覧会はただ見て終わりだと後に非常に後悔する可能性があるので、今回お話ししたことを意識してみるといいと思います。

マイホームは、人生でもいくつもない非常に大きな買い物になります。その買い物を失敗しないためにも、慎重に確認することが最も重要だと私は考えます。

マイホームの購入を失敗しないためにも、内覧会では遠慮せずに分からないことは確認して不安の種を残さないようにすることをお勧めします。

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