2024年11月7日のアップデートにより、新セレクションパック「ギアス・オブ・ザ・ライト」が追加されました。
これにより「光の黄金櫃」「極炎の剣士」「マドルチェ」など新規テーマや既存テーマに追加・強化が入りました。(「光の黄金櫃」なんて、アニメ初代勢はかなり嬉しいと思います)
そして何より私が待ち望んでいたのは「幻奏」になります!
「幻奏」は2年前に当サイトで紹介しましたが、今回の新規カードにより構築も大きく変わりました。
個人的に「幻奏」は、マスターデュエルはもちろん、初実装時のときもOCGで作成しており、かなりお気に入りのテーマになります。
「遊戯王ARC-V」のヒロインズも実は結構すきなので・・・・
ということで、今回はそんな大好きなテーマの「幻奏」を改めて紹介していきたいと思います!
いつも通り構築も「純構築」を意識して作成したので、優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
幻奏【メイン】+追加キーカード

コチラが「ア幻奏」のメインデッキになります。(変更予定あり)
今回のパックによりメインデッキは「幻奏」モンスター2枚と魔法カードが新たに追加されました!
というか...生成コストが高い!
「幻奏」のコンセプトは融合モンスターを駆使して戦う「光属性・天使族」テーマになります。
以前は、融合主体のテーマでしたが、リンクモンスターや今回のペンデュラムモンスターの追加により、最初と比べ展開方法が大きく変わったテーマになります。
もちろん、融合は健在で新たに追加された強力な融合モンスターと【幻奏の音女アリア】【幻奏の音女エレジー】などを駆使して強固な盤面をつくることができます。

例になりますが、上の画像のように初動1~2枚で強固な盤面を作り上げることができます。
「幻奏」は融合・ペンデュラム・リンクを使いますが、展開自体は他のテーマより難しくはありません。
が・・・・対戦相手のテーマによって展開するモンスターや対応が変わってくるので、初心者にはオススメしずらいテーマになります。(使えないとは言っていません!)
今回の追加により「幻奏」はテーマデッキとして非常に完成度高くなったと個人的に思えます。
また「覇王幻奏」などのデッキタイプがあり、環境デッキとも十分やりあえるポテンシャルがあります(大会で結果も残してますし!)
カードのデザインも可愛いくそのうえに強いという素晴らしいテーマなので、是非、気になった方は追加カード紹介も見て頂ければ幸いです!
幻奏の歌姫ルフラン

【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「幻奏」融合モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから「幻奏」モンスター1体を墓地へ送り、
対象のモンスターの攻撃力をターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベル×200アップする。
ペンデュラ効果は「自分フィールドの「幻奏」融合モンスター1体を対象として、デッキから「幻奏」モンスターを墓地へ送り、そのモンスターのレベル×200アップする」強化効果になります。
正直、モンスター効果がメインのため、オマケ効果と考えていますが、墓地に「幻奏」モンスターを送ることができるため、【幻奏の音姫ローリイット・フランソワ】のサルベージ先や【幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ】の蘇生の確保として利用することができます。
ちなみに、対象を取るため【幻奏の音女アリア】がフィールドにいる場合は使用できないので注意が必要です!
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「幻奏の歌姫ルフラン」以外の「幻奏」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、
自分フィールドに「幻奏」融合モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
モンスター効果が非常に強力で、このモンスター1枚盤面をつくることができます。
このモンスター1枚で「幻奏」のテーマパワーが大きく変わりました!
(1)は「このカードが召喚・特殊召喚した場合に、デッキから「幻奏の歌姫ルフラン」以外の「幻奏」モンスター1体を手札に加える」シンプルなサーチ効果になります。
基本的には【幻奏の歌姫クープレ】をサーチすることで、【幻奏協奏曲】をさらにサーチすることができ【幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ】に繋げることができます。
それに加え、(2)の効果により「このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、自分フィールドに「幻奏」融合モンスターが特殊召喚された場合に、このカードを自分のPゾーンに置く」ことができます。
そのため、【幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ】展開しながら、ペンデュラムスケールをセッティングすることで、展開をさらに続けることができます。



特にデメリット効果も存在しないため、出張セットとして活躍しているらしいですね(笑)
もちろん、上の(例)以外でもサーチ先は状況に合わせて選ぶことができ、文句なしで3枚採用したいモンスターになります。
幻奏の歌姫クープレ

【Pスケール:青9/赤9】
このカード名の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は光属性モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):自分フィールドに「幻奏」モンスター以外の表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「幻奏」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
【幻奏の歌姫ルフラン】のデュオと言える相方的なモンスターになります。
ペンデュラム効果は「自分フィールドに「幻奏」モンスター以外の表側表示モンスターが存在しない場合に、デッキから「幻奏」魔法・罠カード1枚を手札に加える」魔法・罠サーチ効果になります。
サーチ先は融合を行える【幻奏協奏曲】になると思いますが、【幻奏のイリュージョン】という選択肢もあります。
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが通常のドロー以外の方法で手札に加わった場合、
このカードを相手に見せて発動できる。
自分の手札・墓地からレベル4以下の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、
自分フィールドに「幻奏」融合モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
(2)のペンデュラゾーンに置く効果は【幻奏の歌姫ルフラン】と同じ効果になります。
お互いペンデュラムゾーンに再セッティングができ、これにより「レベル2~9」までペンデュラム召喚を行うことができます。
(1)は「このカードが通常のドロー以外の方法で手札に加わった場合、このカードを相手に見せて、自分の手札・墓地からレベル4以下の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する」展開効果になります。
発動条件は【幻奏の歌姫ルフラン】などでサーチすれば容易に満たすことができます。
また、特殊召喚効果は手札・墓地から行えるため、【オスティナート】で融合した素材を蘇生するなど、違った初動展開も行うことができます。
幻奏協奏曲

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、天使族の融合モンスター1体を融合召喚する。
その際、自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターも融合素材に使用できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
「幻奏」融合モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
このカードをデッキの一番下に戻す。
その後、自分は1枚ドローする。
「幻奏」の新たな融合魔法カードになります。
(1)は「自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、天使族の融合モンスター1体を融合召喚する。その際、自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターも融合素材に使用できる」融合効果になります。
「天使族」の融合モンスターしか融合召喚が行えませんが、自分のPゾーンのモンスターを融合素材にすることがで、リソースの消費を抑えることができます。
また【幻奏の歌姫ルフラン】【幻奏の歌姫クープレ】と相性がバツグンで、お互いにサーチしあうことで、即座に融合召喚まで繋げることができます。
(2)は「このカードが墓地に存在する状態で、「幻奏」融合モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。このカードをデッキの一番下にし、その後、自分は1枚ドローする」再利用+ドロー効果になります。
発動条件は相手・自分を問わないため、容易に発動を狙うことができ、1枚ドロー効果も手札消費を抑えることができるため優秀な効果になります。
そして何より、このカードをデッキに戻すことができるため、【幻奏の歌姫クープレ】などでサーチすることで、再利用を狙うことができます。
再利用ができるため、デッキに1枚あるだけで何度も活躍が期待できる優秀な魔法カードになります。
【フォルテッシモ】?存じ上げないカード名ですね(笑)
幻奏デッキ【EX】+追加カード

こちらが「幻奏」のEXデッキになります。
新たに強力な2種類の「幻奏」融合モンスターが追加されました。
基本的に迷ったら「幻奏」融合モンスターを採用すれば問題ないと思います。
その場合、メインデッキに【強欲で金満な壺】を採用することで、初動事故を防ぐことができます。
「幻奏」以外なら【カオス・アンヘルー混沌の双翼ー】は簡単に出せる除去札としてオススメになります。
あとは初動事故用に【No.41 泥睡魔獣バグースカ】を採用しても良いと思います。
幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ

「幻奏」モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):融合召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の「幻奏」融合モンスターが発動した効果は無効化されない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、
「幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ」以外の自分の墓地の「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
「幻奏」において核をなす最重要融合モンスターになります!
「「幻奏」モンスター×2」のため【オスティナート】1枚から出るのは強すぎますね(笑)
(1)は「このカードが特殊召喚した場合に、デッキから「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する」リクルート効果になります。
この効果だけでもう強いですね...融合召喚ではなく特殊召喚で発動ができるうえにリクルート効果は「幻奏」モンスターなら特に指定もなく、デメリット効果もありません。
特殊召喚したらアドバンテージという破格の効果になります。
(2)は「融合召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「幻奏」融合モンスターが発動した効果は無効化されない」耐性付与効果になります。
オマケ効果になりますが、相手の妨害をケアしながら展開を行えるため、あるだけで活躍ができます。
ただし【エフェクト・ヴェーラー】や【無限泡影】を発動された場合、(1)に加え(2)も無効にされてしまうため、この効果では防ぐことはできない点には注意が必要です。
(3)は「このカードが墓地へ送られた場合、自身以外の自分の墓地の「幻奏」モンスター1体を対象として、そのモンスターを守備表示で特殊召喚する」蘇生効果になります。
相手の除去はもちろん、リンク素材や融合素材にするだけで、発動条件が満たされるため、能動的に蘇生効果を狙うことができます。
また、同時に【幻奏協奏曲】の発動条件も満たすことができ、【幻奏協奏曲】をデッキに戻しながら1枚ドローもすることができます。
全ての効果が優秀ななため、迷ったら3枚採用しましょう!
幻奏の華歌神フラワリング・エトワール

「幻奏の音姫」モンスター+「幻奏」モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに発動できる。
自分フィールドの「幻奏」モンスターを任意の数だけエンドフェイズまで除外する。
その後、この効果で除外したモンスターの数まで相手フィールドの表側表示カードを手札に戻す事ができる。
(2):融合召喚した表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキ・EXデッキから「幻奏の華歌神フラワリング・エトワール」以外の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。
可愛い見た目とは裏腹に強力な効果を持つ「幻奏」のエースモンスターになります。
(1)は「自分・相手ターンに発動でき、自分フィールドの「幻奏」モンスターを任意の数だけエンドフェイズまで除外する。その後、この効果で除外したモンスターの数まで相手フィールドの表側表示カードを手札に戻す事ができる」バウンス効果になります。
この効果は非常に面白く、「幻奏」モンスターをエンドフェイズまでの除外がメインの効果になり、バウンス効果は任意効果になります。
そのため自分のターンでも【原始生命態ニビル】のケアや【独奏の第1楽章】や【オスティナート】の条件を満たすためにエンドフェイズ時まで除外する使い方もできます。
バウンス効果も非常強力で、表側表示カードのみですが「対象を取らない」うえにフリーチェーンで任意の枚数バウンスできます。
(2)は「融合召喚した表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に、デッキ・EXデッキから「幻奏の華歌神フラワリング・エトワール」以外の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する」効果になります。
こちらの効果は(1)の効果があるので、保険として扱うことが多いですが、いざ処理されたときにデッキ・EXデッキから特殊召喚することができ戦線を維持することができます。
また、このカードで自爆特攻して【幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ】を特殊召喚し、反射ダメージでゲームエンドという使い方もできます。
ステータスも2800とそれなりに高く、【幻奏の音女アリア】【幻奏の音女エレジー】も合わされば、相手からしたら相当厄介な融合モンスターになります。
まとめ
今回は、 遊戯王マスターデュエルから「幻奏」デッキを紹介しました。
本当にテーマデッキとして強くなったな...(遠い目)
私がOCGでやっていた時は【オスティナート】で「強すぎだろ!」って興奮していました。
今回の新規追加により、初動札も増え安定した展開を行えるため、生成コストは高いですが融合テーマなら、かなりオススメになります。
「遊戯王ARC-V」の「ヒロイン」のテーマということもあり、まだまだ可能性があるテーマなため、是非とも作成してみてはいかがでしょうか!