なんの前触れもなく2024年3月29日のアップデートより、新セレクションパック「ブレイジングアリーナ」が実装されました。(予告してましたかね?)
今回の新パックにより「BK」「破戒」「ラビュリンス」など多くテーマが強化されました。
それに加え、とうとう「ヴォルカニック」にも新カードが追加されました!
私のサイトで以前に紹介した「ヴォルカニック」デッキは・・・・正直、ネタデッキで戦えるテーマとは言えませんでした。
しかし、今回の強化により「ヴォルカニック」も十分に戦えるテーマに進化しました!
ということで、今回は「ヴォルカニック」デッキ+追加カードを紹介していきたいと思います。
今回の構築も「純構築」を意識して作成したので、優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
ヴォルカニックデッキ【メイン】

コチラが「ヴォルカニック」のメインデッキになります。(変更予定あり)
まず、思ったことは...「UR多すぎ、高いわ!」ということですね(笑)
以前、紹介した「ヴォルカニック」デッキはバーンダメージ特化の構築でしたが、その方向性は今回も変わっていません!
ですが、今回の強化によりバーンダメージ効果はもちろん、展開や効果無効などの妨害札が増えたことで、コントロールデッキとしても戦えるようになりました。
また【篝火】という炎族汎用カードも同時に実装されたことで「炎族」にはかなり追い風になっていると思います。(「罪宝?」知らないテーマですね...)
とは言え、「純構築」の場合、環境デッキ相手だと厳しいと思います...
展開力も強化され、【ブレイズ・キャノン・マガジン】などの手札交換も健在で「ヴォルカニック」の良さを残していて、個人的に楽しく回せるテーマだと思います。(相手としては嫌です)
是非、気になった方は追加カード紹介も見て頂ければ幸いです!
メインデッキの追加キーカード
レベル4以下の「炎族」をサーチできる【篝火】は規制がかけられるまでは、迷ったら3枚採用しましょう!
【火霊媒師ヒータ】は安定性が上がるうえに、墓地効果が多い「ヴォルカニック」とは相性が良く非常にオススメのカードになります。
あと、ロイヤル加工を自慢したかっただけです(ウソ)
ヴォルカニック・リムファイア

(1):このカードが墓地へ送られた場合、以下の効果から1つを選択して発動できる
(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●墓地のこのカードを除外し、
デッキから「ヴォルカニック・リムファイア」以外の「ヴォルカニック」モンスター1体を墓地へ送る。
●自分のフィールド(表側表示)・墓地から「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外し、
手札・デッキから「ブレイズ・キャノン」永続魔法・永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く。
新たに追加された「ヴォルカニック」の弾丸モンスターになります。
効果は単純で、このカードが墓地へ送られた場合に2つの効果から1つを選び発動ができる誘発効果になります。
1つ目は「墓地のこのカードを除外し、デッキから「ヴォルカニック・リムファイア」以外の「ヴォルカニック」モンスター1体を墓地へ送る」墓地送り効果になります。
墓地から特殊召喚できる【ヴォルカニック・エンペラー】はもちろん、【ヴォルカニック・バレット】で手札(弾)補充などができ、臨機応変に使い分けができます。
2つ目は「自分のフィールド(表側表示)・墓地から「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外し、手札・デッキから「ブレイズ・キャノン」永続魔法・永続罠カード1枚を自分フィールドに表側表示で置く」効果になります。
罠カードも表側表示で置くことができるため、【ブレイズ・キャノン・マガジン】も先行で発動することができ、墓地肥やしや手札交換などデッキ回すことができます。
また、特殊召喚効果・除去・墓地送り効果を持っている、使用し終えた【ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン】を除外し、再度【ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン】の発動を狙うことができます。

【ヴォルカニック・リムファイア】の効果は「それぞれ1ターンに1度」使用できる点も個人的に優秀だと思います。
また最悪、手札にきても【リンクリボー】や【転生炎獣アルミラージ】などのリンク1に変換するだけで、効果を発動できるため、文句なしで優秀な潤滑剤モンスターになります。
ヴォルカニック・トルーパー

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「ヴォルカニック・トルーパー」以外の「ヴォルカニック」カード1枚を手札に加える。
(2):手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールドに「ボムトークン」(炎族・炎・星1・攻/守1000)1体を特殊召喚する。
このトークンが破壊された時にそのコントローラーは500ダメージを受ける。
「ヴォルカニック」の最強初動札にして、要のモンスターになります。
(1)は「このカードが召喚・特殊召喚した場合に、デッキから「ヴォルカニック・トルーパー」以外の「ヴォルカニック」カード1枚を手札に加える」サーチ効果になります。
特に説明することがない強力なサーチ効果になります。
基本的には、(2)と相性が良い【ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン】をサーチしますが、状況に応じて、サーチ先を変えることができ、強力な効果になります。
(2)は「手札を1枚捨てて、相手フィールドに「ボムトークン」(炎族・炎・星1・攻/守1000)1体を特殊召喚する」トークン生成効果になります。
「なぜにトークン生成?」と思うかもしれませんが・・・・
【ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン】の墓地送り効果は、相手フィールドにモンスターが必要なため、そのサポート効果になります。
そのため、【ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン】を(1)でサーチし発動することで、墓地送り+展開を行うことができます。
また「このトークンが破壊された時にそのコントローラーは500ダメージを受ける」ため、地味ですが破壊しながらダメージを与えることができます(塵も積もれば山となる)
サーチだけで、文句なしで3枚採用のモンスターですが...このカードを無効や妨害されたら、何もできないため、素直に諦めましょう。
ヴォルカニック・エンペラー

このカードは通常召喚できない。
自分のフィールド(表側表示)・墓地から炎族モンスター3体か
「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
自分は「ヴォルカニック・エンペラー」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):この方法でこのカードが特殊召喚した時に発動できる。
除外状態の炎族モンスターの数×500ダメージを相手に与える。
その後、デッキから「ヴォルカニック」罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
(2):相手がモンスターを特殊召喚する度に相手に500ダメージを与える。
「炎族」モンスター3体か「ブレイズ・キャノン」カード1枚を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる「ヴォルカニック」の新たなエースモンスターになります。
(1)は「この方法でこのカードが特殊召喚した時に、除外状態の炎族モンスターの数×500ダメージを相手に与える。その後、デッキから「ヴォルカニック」罠カード1枚を自分フィールドにセットできる」バーンダメージ+罠カードのセット効果になります。
バーンダメージ効果は、自身の召喚効果と相性が良く、少なくとも「炎族」を3体除外でき1500ダメージを与えることができます。
それに加え、罠カードをセットできるため、無効効果を持つ【ヴォルカニック・インフェルノ】やバーンダメージ効果を持つ【ヴォルカニック・エミッション】を構えることができます。
(2)は「相手がモンスターを特殊召喚する度に相手に500ダメージを与える」バーンダメージ効果になります。
バーンダメージ効果に「ターン1効果はない」ため、相手が特殊召喚を行えば何度も500ダメージを与えることができます。
今の「遊戯王」は特殊召喚中心のデッキが多く、このモンスターがいるだけで、相手に大きなプレッシャーを与えることができます。
まあ...特に耐性もないため、真っ先に除去されますけどね!
その時は【火霊術-「紅」】を発動し、大ダメージを狙うことがオススメです!
展開を行いながら、「ヴォルカニック」特有のバーンダメージを兼ね備えた、強力な「ヴォルカニック」エースモンスターと言えます。
ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン

手札・デッキ・フィールド(表側表示)から「ブレイズ・キャノン」1枚を墓地へ送ってこのカードを発動できる。
(1):「ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「ヴォルカニック」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから炎族・レベル1モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターを破壊する。
手札・デッキ・フィールド(表側表示)から「ブレイズ・キャノン」1枚を墓地へ送って発動できる、ヤケクソ強化カードになります(笑)
(2)は「1ターンに1度、自分メインフェイズに、手札から「ヴォルカニック」モンスター1体を特殊召喚する」展開効果になります。
「ヴォルカニック」モンスターは展開力があまり高くないため、シンプルですが扱いやすく活躍が期待できる効果になります。
(3)は「1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として、デッキから炎族・レベル1モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターを破壊する」除去+墓地送り効果になります。
先ほども少し触れましたが、相手のフィールドにモンスターが必要ですが、【ヴォルカニック・リムファイア】を墓地に送ることができ、【ヴォルカニック・ブレイズ・キャノン】の再発動や追加で墓地送りなどを狙うことができます。


例で少し説明しましたが、上のように「ヴォルカニック」の展開・ギミックをサポートしてくれる、3枚必須の魔法カードになります。
ヴォルカニック・エミッション

(1):以下の効果から1つを選択して発動できる
(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●デッキから「ヴォルカニック」モンスター1体を選び、手札に加えるか召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る。
●フィールドの炎族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
自分フィールドのモンスターを対象として発動した場合、この効果で与えるダメージは半分になる。
2つの効果があり、それぞれ発動することができる「ヴォルカニック」罠カードになります。
1つ目は「デッキから「ヴォルカニック」モンスター1体を選び、手札に加えるか召喚条件を無視して特殊召喚する」サーチorリクルート効果になります。
「この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る」デメリット効果はありますが、効果は無効にならないため、【ヴォルカニック・トルーパー】をリクルートすることで、間接的にサーチ効果も使用することができます。
また【ヴォルカニック・デビル】を相手バトルフェイズにリクルートし、バトルを強制することで、大量除去を狙うことができます。
2つ目は「フィールドの炎族モンスター1体を対象として、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える」バーンダメージ効果になります。
「自分フィールドのモンスターを対象として発動した場合、この効果で与えるダメージは半分」になってしまいますが【ヴォルカニック・エンペラー】を対象にとっても1550ダメージと馬鹿にならないダメージになります。
【火霊術-「紅」】と合わせたら、4650のバーンダメージですよ!
【ヴォルカニック・エンペラー】の効果からセットができ、十分にフィニッシャーカードとして活躍が期待できる優秀な効果だと個人的には思います。
ヴォルカニック・インフェルノ

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時、
自分の墓地から炎族モンスター1体を除外して発動できる。
相手に500ダメージを与える。
「ヴォルカニック」モンスターを除外して発動した場合、さらに発動した効果を無効にできる。
(2):相手エンドフェイズに、自分の墓地・除外状態の「ヴォルカニック」モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを好きな順番でデッキの下に戻す。
相手への妨害+リソース回復を行ってくれる永続罠カードになります。
(1)は「相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時、自分の墓地から炎族モンスター1体を除外して発動できる。相手に500ダメージを与える」バーンダメージ効果になります。
「え?これだけ?」と思った方、安心してください!
「「ヴォルカニック」モンスターを除外して発動した場合、さらに発動した効果を無効にできる」追加効果があり、相手の妨害札として使用することができます。
(2)は「相手エンドフェイズに、自分の墓地・除外状態の「ヴォルカニック」モンスターを2体まで対象として、そのモンスターを好きな順番でデッキの下に戻す」リソース回復効果になります。
例えば【ヴォルカニック・バレット】や【ヴォルカニック・バックショット】をデッキに戻すことができ、再度効果を狙うことができます。
強いと言えば、相手エンドフェイズ時なので、タイミングは遅めですね。
とは言え、【ヴォルカニック・エンペラー】の効果により、デッキからセットすることができ、1枚採用でも十分に機能する、罠カードになります。
ヴォルカニックデッキ【EX】

こちらが「ヴォルカニック」のEXデッキになります。
言ってしまえば、汎用性が高いリンクモンスターを採用しているだけです。
【賜炎の咎姫】や【揚陸群艦アンブロエール】は、炎属性なら是非とも採用したいモンスターになりますが、個人的にはサブプランと割り切っています。
【サクリファイス・アニマ】【リンクリボー】【転生炎獣アルミラージ】などは、「ヴォルカニック」を墓地に送るために使用する機会が多いため、採用をオススメします。
その中でも【サクリファイス・アニマ】は【憑依覚醒ー大稲荷火】の特殊召喚条件を満たすために、必要な「魔法使い族」になり、今回紹介している構築では必須カードになります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「ヴォルカニック」デッキを紹介しました。
「ヴォルカニック」は本当に待ちわびた強化だったため、嬉しいです!
バーンダメージで先行ワンキルが決まった時は、本当に気持ちが良くオススメです。
展開自体もそれほど難しいわけではないので、ソリティアテーマが苦手な方でも楽しく回せると思います。
是非、バーンダメージデッキが好きな方は作成してみてはいかがでしょうか!