新年あけましておめでとうございます!
2024年ものんびりとブログを更新していくので、よろしくお願いいたします。
ということで、今回は正月にちなんだテーマを紹介していきたいと思います。
正月と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?「餅」「初詣」「初日の出」etc・・・・
そうです「干支」ですよね!
遊戯王にも「干支」をモデルにしたテーマがあり、それが今回紹介する「十二獣」になります。
「十二獣」を聞くと拒絶反応がでるデュエリストもいるのではないでしょうか(昔ですが、大会上位デッキはほぼ「十二獣」一色でしたからね(笑))
一時期、かなり規制がかけられましたが、マスターデュエルでは【十二獣ドランシア】【十二獣の会局】が緩和されたため、十分戦えるデッキになります。
正直...トラウマなため、あまりオススメはしたくないですが、非常に使いやすく強いテーマになります。(縁起もいいですからね!)
今回の構築も「純構築」を意識して作成したので、優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
十二獣デッキ【メイン】
コチラが「十二獣」のメインデッキになります。
見てわかる通り「十二獣」の一つの特徴として、妨害札の多さになります。
「十二獣」は単体で展開が行えるカードが多く、汎用カードを無理なく採用することができます。
もちろん、今回は採用していませんが「勇者ギミック」や「デスフェニ」などの強力なカードを採用し、対応の幅を広げることもできます。
今回の構築は、多くの方が持っているであろう妨害札を採用しています。
そして「十二獣」で一番大きな特徴は...モンスター1枚でエクシーズ召喚できる点になります!
「何を言っているのか?」と思うかもしれませんが...
「十二獣」エクシーズモンスターは、モンスターを2体以上そろえて召喚するだけでなく、1ターンに1度、同名カード以外の「十二獣」モンスターの上に重ねて召喚する事もできるのです!
「十二獣○○」は1ターンに1度、
同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
遊戯王カードWikiより
このように「十二獣」エクシーズモンスターは、共通の効果+永続効果を持っています。
そのため、共通効果を利用することで、極論ですが「十二獣」はモンスター全てが初動札となります。
(2):このカードを素材として持っている、 元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。 ●(固有の効果)
遊戯王カードWikiより
また、下級「十二獣」モンスターは「素材となっている間に適用される共通効果」を持っており、「獣戦士」エクシーズモンスターは素材にするだけで、追加効果を得ることができます。
個人的には、非常に柔軟性が高く安定したテーマなため、環境でも戦えるポテンシャルがあると思います。(というか、汎用カード次第で戦えます)
是非、興味がある方は、以降のキーカード紹介も見て頂ければ幸いです!
メインデッキのキーカード
【炎舞-「天キ」】は「獣戦士」テーマを使用するなら、とりあえず採用したい魔法カードになります。
「十二獣」の場合、モンスター1枚で展開ができるため、サーチで初動をさらに安定させることができ、永続魔法なため【十二獣の会局】の破壊対象にすることもできます。
「十二獣」はドローなどが乏しいため、【強欲で貪欲な壺】を採用していますが...マスターデュエルは壺に多くの規制がかかっているため、1枚になっております。
今回は【十二獣クックル】を採用していませんが、1枚は採用しても良いと思います。
十二獣モルモラット
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「十二獣」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードを素材として持っている、
元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
手札・デッキから「十二獣モルモラット」1体を特殊召喚する。
昔はいたるところで出張していた...強力なモンスターになります。(今も制限です!)
(1)は「このカードが召喚に成功した場合に、デッキから「十二獣」カード1枚を墓地へ送る」「十二獣」専用【おろかな埋葬】になります。
この効果により、墓地の「十二獣」をエクシーズ素材にできる【十二獣タイグリス】や【十二獣ライカ】【十二獣ラム】【十二獣ラビーナ】などで、蘇生・サルベージ効果などに繋げることができます。
(2)の共通効果は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて、手札・デッキから「十二獣モルモラット」1体を特殊召喚する」リクルート効果になります。
が・・・・今は【十二獣モルモラット】が制限なため、ほぼ効果が使用できません!
全盛期は、このカード1枚で【十二獣ドランシア】+ランク4エクシーズモンスターを並べられる破格の効果でしたからね・・・
(2)の効果が使えないとは言え、墓地送り効果は文句なしで強力なため純構築なら採用したいモンスターになります。
十二獣サラブレード
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「十二獣」カード1枚を捨て、
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードを素材として持っている、
元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
●このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
「十二獣」の潤滑剤・展開札になります。
(1)は「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に、手札から「十二獣」カード1枚を捨て、自分はデッキから1枚ドローする」手札交換効果になります。
捨てるカードは「十二獣」と指定がありますが、自発的に「十二獣」カードを墓地に送ることができるため【十二獣モルモラット】同様、墓地肥やし・墓地効果に繋げることができます。
共通効果は「獣戦士族エクシーズモンスターに貫通効果の付与」になりますが、オマケ効果ですね。
自身も攻撃力1600で火力を上げることができるため、もちろん、弱いわけではありませんが、構築次第では使う機会が少なく、あまり輝かない効果になります。
個人的には(1)だけで、デッキの回転率をあげてくれるため、純構築なら3枚採用しても良いモンスターになります。
十二獣ヴァイパー
(1):自分フィールドの獣戦士族Xモンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドのこのカードを
そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードを素材として持っている、
元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
●このカードが相手モンスターと戦闘を行った
ダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターを除外する。
奇襲性が非常に高い「十二獣」の除去カードになります。
まず、初めに共通効果からお話します。
共通効果は、獣戦士族エクシーズモンスターに「このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に、その相手モンスターを除外する」効果を付与することができます。
戦闘をする必要がありますが、ダメージ計算後に相手のモンスターを除外することができ、破壊耐性や対象耐性を無視して除去できるため、文句なしで強力な効果になります。
それに加え、(1)の効果により「自分フィールドの獣戦士族Xモンスター1体を対象として、自分の手札・フィールドのこのカードをそのモンスターの下に重ねてX素材にする」ことができるため、戦闘時に奇襲をすることができます。
もちろん、この効果はフリーチェーンで発動できるため、相手の戦闘時に素材にすることができ、少なくとも、相打ちまで持って行くことができます。
打点にも貢献することができ、手札にあるだけで、相手に大きなプレッシャーを与えることができる優秀なモンスターになります。
十二獣ラム
(1):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、
「十二獣ラム」以外の自分の墓地の「十二獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードを素材として持っている、
元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
●このカードを対象とする相手の罠カードの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
比較的緩い条件で「十二獣」を蘇生できるモンスターになります。
(1)は「このカードが戦闘・効果で破壊された場合、「十二獣ラム」以外の自分の墓地の「十二獣」モンスター1体を対象として、そのモンスターを特殊召喚する」蘇生効果になります。
発動条件は自身が「戦闘・効果で破壊された場合」と緩く、【十二獣の会局】などで、破壊することで、2体の「十二獣」モンスターを展開することができます。
また、【十二獣ライカ】から蘇生し、このカードを破壊することでデメリット効果を実質的に無しにすることもできます。
共通効果は「このカードを対象とする相手の罠カードの効果が発動した時、X素材を1つ取り除いて、その発動を無効にする」罠耐性付与になります。
対象を取る罠カードしか無効にできませんが【無限泡影】や【ドラグマ・パニッシュメント】など、強力な罠カードを無効にできるため、オマケ効果ですが個人的にはかなり優秀だと思います。
十二獣ラビーナ
(1):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、
「十二獣ラビーナ」以外の自分の墓地の「十二獣」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードを素材として持っている、
元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
●このカードを対象とする相手の魔法カードの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
【十二獣ラム】のサルベージ効果版+魔法無効付与になります。以上!
発動条件は【十二獣ラム】と同じですが、コチラは「自身以外の墓地の「十二獣」カード1枚を対象として、そのカードを手札に加える」サルベージ効果になります。
基本的には【十二獣の会局】をサルベージし、展開に繋げることが多いですが、【十二獣ヴァイパー】手札に加え「戦闘に備える+牽制」を行うこともできます。
共通効果は「このカードを対象とする相手の魔法カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて、その発動を無効にする」魔法耐性付与になります。
が...こちらは罠カードと違い、使用機会が少ないと思います。
十二獣の会局
「十二獣の会局」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「十二獣」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、
自分フィールドの「十二獣」Xモンスター1体を対象として発動できる。
墓地のこのカードをそのXモンスターの下に重ねてX素材とする。
マスターデュエルさん...このカードが無制限でいいのですか?
「十二獣」の強力な展開札になる3枚必須の魔法カードになります。
(1)は「自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として、そのカードを破壊し、デッキから「十二獣」モンスター1体を特殊召喚する」リクルート効果になります。
発動条件は「自分フィールドの表側表示のカード1枚を破壊」する必要があり、ディスアドバンテージを取ってしまうように思えますが...
このカードは永続魔法ですが、自身を破壊することでも効果を発動することができます。
「永続魔法を破壊したら効果が無効になるのでは?」と思った方...K●NAMIさんがルールなので、無効にはなりません!
そのため、実質的にノーコストで「十二獣」をリクルートすることができます。
もちろん、自身を破壊するだけではなく【十二獣ラム】や【十二獣ラビーナ】を破壊し効果を狙う選択肢もあります。
(2)は「このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、自分フィールドの「十二獣」Xモンスター1体を対象として、墓地のこのカードをそのXモンスターの下に重ねてX素材とする」素材補給効果になります。
基本的に(1)の効果で自壊することで、即座に「十二獣」のエクシーズ素材することができます。
ただし、初動の場合、エクシーズモンスターがフィールドにいないと、素材にできないので注意が必要です。
ハッキリ言って、現在でも十分強力な効果なため、とりあえず純構築なら3枚採用しておいて問題ないカードになります!
十二獣デッキ【EX】+キーカード紹介
こちらが「十二獣」のEXデッキになります。
基本的にエクシーズモンスター主体の構築にしています。
【FNo.0 未来皇ホープ】【FNo.0 未来龍皇ホープ】セットは、「十二獣」は容易にエクシーズモンスターを2体揃えることができるため、採用しています。
【天霆號アーゼウス】はエクシーズ素材を多く確保できる「十二獣」と相性が非常に良く、間違いなく採用したいモンスターになります。
展開・除去と活躍ができる【無限起動要塞メガトンゲイル】はエクシーズモンスター3体で召喚できるため、セカンドプランとして1枚は採用したいモンスターになります。
十二獣ドランシア
レベル4モンスター×4
「十二獣ドランシア」は1ターンに1度、
同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
今でも雑に強いエクシーズモンスターになります。
共通効果により、他の「十二獣」の上に重ねてエクシーズ召喚することができます。
ただし、召喚効果は「名称ターン1」なので、何回も重ねることはできない点は注意が必要です!
(1)も共通効果で「このカードの攻撃力・守備力は、このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする」強化効果になります。
エクシーズ素材があればあるほど、強くなりますが、素材によってはステータスが低くなってしまうこともあるので、取り除く素材などには注意が必要です。
(2)は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として、そのカードを破壊する」フリーチェーン除去になります。
シンプルにフリーチェーン除去は強く、「十二獣」モンスター1枚からエクシーズ召喚できると考えると、破格の効果になります。
もちろん、オススメはしませんが【十二獣ラム】や【十二獣ラビーナ】を破壊し、墓地効果を狙うこともできます。
十二獣タイグリス
レベル4モンスター×3
「十二獣タイグリス」は1ターンに1度、
同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分フィールドのXモンスター1体と
自分の墓地の「十二獣」モンスター1体を対象として発動できる。
その「十二獣」モンスターをそのXモンスターの下に重ねてX素材とする。
固有効果は「1ターンに1度、自身のX素材を1つ取り除き、フィールドのXモンスター1体と自分の墓地の「十二獣」モンスター1体を対象として、Xモンスターの下に重ねてX素材とする」エクシーズ素材の補充効果になります。
使い方としては【十二獣サラブレード】を素材にしステータスを上げたり【十二獣モルモラット】を素材にしリクルート効果を狙うなど、状況に合わせて素材を補充することができます。
極論、当の本人はフィールドにいても意味がないので、補充効果を使用したら別の「十二獣」エクシーズモンスターや大型モンスターに繋げることをオススメします!
十二獣ライカ
レベル4モンスター×2体以上
「十二獣ライカ」は1ターンに1度、
同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「十二獣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、X召喚の素材にできない。
このカードは「レベル4モンスター×2体以上」でエクシーズ召喚できるため、あえて「名称ターン1制限」がある共通効果を使用しないで、展開する場面があります。
固有効果は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「十二獣」モンスター1体を対象として、そのモンスターを特殊召喚する」蘇生効果になります。
ただし、蘇生されたモンスターは「このターン、効果が無効化され、X召喚の素材にできない」デメリット効果があるため注意が必要です。
デメリット効果はエクシーズテーマとしては重めですが、【十二獣ラム】【十二獣ラビーナ】などの墓地効果は問題なく発動できるため、オススメの蘇生先になります。
また、相手ターンにフィールドから素材になれる【十二獣ヴァイパー】を蘇生することで、素材補充や攻撃の牽制として活躍が期待できます。
さらに、極論を言えばリンクしてしまえばデメリット効果も気にする必要はないです(笑)
十二獣ワイルドボウ
レベル4モンスター×5
「十二獣ワイルドボウ」は1ターンに1度、
同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
(2):このカードは相手に直接攻撃できる。
(3):持っているX素材の数が12以上のこのカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
相手の手札・フィールドのカードを全て墓地へ送り、
その後、このカードは守備表示になる。
(2)の「このカードは相手に直接攻撃できる」点が最も重要なエクシーズモンスターになります。
「それだけ?」と思うかもしれませんが、エクシーズ素材の数と種類よっては十分な火力を出すことができ、フィニッシャーとして活躍が期待できます。
そして、何をより攻撃力が無くても「直接攻撃ができる」ため【天霆號アーゼウス】の召喚条件を満たすことができます。
これにより、大量のエクシーズ素材を持って【天霆號アーゼウス】を展開することができ、相手の展開を大きく牽制することができます。
(3)は...効果は非常に強力ですが、発動条件が重すぎるため、専用構築以外は無いと考えて良いと思います。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「十二獣」デッキを紹介しました。
正直、トラウマテーマなため、紹介するか迷いましたが、規制緩和され+新年一発目にピッタリだから・・・仕方なく(笑)
とはいえ、初動が多く安定性が高く、今でも文句なしで強いテーマになります。(妨害札次第)
是非、新年一発目のデッキとして作成してみてはいかがでしょうか!