いきなりですがみなさんは、このような経験はないでしょうか?
ファンデッキやテーマデッキを作成したつもりが...デュエルしたら「いや、これはカジュアルデッキとは言えないな・・・」ということに思い当たりはないですか。
とは言え、環境デッキとまともにやりあったら勝てるかというと、そういうわけでもなく...中途半端な立ち位置になってしまい使いづらいデッキになってしまう・・・
今回はそのうちの一つ「メタファイズ」デッキを紹介していきたいと思います!
「環境デッキには勝てない」と言いながらも、構築次第で今のマスターデュエルで「メタファイズ」は十分戦うことができるテーマだと思います。
今回も「メタビ軸」ではなく、可能な限り「純構築」で作成しましたので、いつも通り優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
メタファイズデッキ【メイン】
コチラが「メタファイズ」のメインデッキになります。
「メタファイズ」のメインデッキは、汎用を除けば意外と生成コストが安めなのはオススメポイントです!
「メタファイズ」は「光属性・幻竜族」の除外を駆使して戦うテーマになります。
多くの「メタファイズ」モンスターは、除外された場合に発動できる誘発効果を持っている点が大きな特徴になります。
このカードが除外された場合、 次のターンのスタンバイフェイズに(除外されているこのカードをデッキに戻して)発動できる。 (カード毎の固有効果)
遊戯王カードWikiより
そのため【次元の裂け目】【マクロコスモス】【ディメンション・アトラクター】などの除外カードを無理なく、採用することができ、場合によっては、墓地利用するデッキを完全に機能停止させることができます。
「メタファイズ」は先行制圧というよりは、妨害をメインとしたコントロールよりの戦い方がメインの動きになります。
また「メタファイズ」は、魔法・罠も非常に優秀で妨害や補助を行うことができます。
ただし、魔法・罠に頼っている点やモンスター効果のタイミングが遅いため、この点で少々環境デッキには劣ってしまうのは事実です。
とは言え、ハマってしまえばテーマデッキの中でも非常に強力なため、気になった方は以降のキーカード紹介も見て頂ければ幸いです!
メインデッキのキーカード
「メタファイズ」は除外しないと何も始まらないため、【次元の裂け目】【マクロコスモス】【ディメンション・アトラクター】と除外カードは多めに採用しています。
【封印の黄金櫃】は【メタファイズアセンション】とあわせることで、実質的に「メタファイズ」サーチカードになるため、オススメのカードになります。
【ネメシス・キーストーン】は除外テーマと相性が良く、展開札として活躍が期待できるモンスターになります。(もちろん【ネメシス・コリドー】という選択肢もあります)
メタファイズ・ラグナロク
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚除外する。
このカードの攻撃力は、この効果で除外した「メタファイズ」カードの数×300アップする。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
デッキからレベル5以上の「メタファイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
デッキトップから3枚を除外することができる「メタファイズ」の数少ない下級・チューナーモンスターになります。
(1)は「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に、自分のデッキの上からカードを3枚除外する。このカードの攻撃力は、この効果で除外した「メタファイズ」カードの数×300アップする」デッキトップ除外+強化効果になります。
正直、運要素が絡んでしまいますが、発動条件も「召喚・特殊召喚」と緩く「メタファイズ」にとっては悪くない効果だと思います。
強化効果はオマケ効果ですが、最大2400まで上がるため、(2)の効果を狙いやすくなります。
(2)は「このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に、デッキからレベル5以上の「メタファイズ」モンスター1体を特殊召喚する」リクルート効果になります。
発動するために戦闘ダメージを与える必要があり、少し難しい条件になりますが、発動できれば上級モンスターで追撃や「メタファイズ」の特殊召喚効果を使用することができます。
デメリット効果で「この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外」されますが、「メタファイズ」にとっては共通効果を発動できメリットになります。
メタファイズ・ダイダロス
(1):このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカード以外のフィールドの特殊召喚された表側表示モンスターを全て除外する。
(2):このカードが除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。
デッキから「メタファイズ・ダイダロス」以外の「メタファイズ」カード1枚を除外する。
特殊召喚したモンスターを全体除去できる「メタファイズ」上級モンスターになります。
(1)は「このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に、このカード以外のフィールドの特殊召喚された表側表示モンスターを全て除外する」特殊召喚された表側表示モンスターを全て除外する効果になります。
除外効果は、「表側表示の特殊召喚したモンスター」に限られますが、対象耐性・破壊耐性を無視してモンスターを除去することができ非常に強力です。
ただし、自分のモンスターも除外されてしまう点は注意が必要です(体験談)
(2)は「このカードが除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動でき、デッキから「メタファイズ・ダイダロス」以外の「メタファイズ」カード1枚を除外する」除外効果になります。
この効果により、デッキから【メタファイズ・タイラント・ドラゴン】や【メタファイズ・ネフティス】のを除外することができ、少々遅めですが、サーチや特殊召喚など後続に繋げることができます。
豪快な除去効果と器用な除外効果を兼ね備えた優秀なモンスターだと思います。
メタファイズ・ネフティス
(1):このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドにセットされた魔法・罠カードを全て除外する。
(2):このカードが除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。
デッキから「メタファイズ・ネフティス」以外の「メタファイズ」カード1枚を手札に加える。
セットされた魔法・罠カード除去とサーチ効果を持つ「メタファイズ」において欠かせない上級モンスターになります。
(1)は「このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に、フィールドにセットされた魔法・罠カードを全て除外する」セットされた魔法・罠カードを除外する効果になります。
除外できるカードはセットとした魔法・罠カードのみですが、除外効果なため墓地効果や再利用を防ぐことができます。
「どうせなら、表側表示も除外して欲しい...」と思うかもしれませんが...
「メタファイズ」は永続魔法・罠カードが優秀なため、表側表示の魔法・罠カードをフィールドに残すことができるセットカード除外は相性が良い効果になります。
(2)は「このカードが除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して、デッキから「メタファイズ・ネフティス」以外の「メタファイズ」カード1枚を手札に加える」サーチ効果になります。
サーチ効果は「次のスタンバイフェイズ」とやはり遅めですが、自身以外の「メタファイズ」カードをサーチできるため、「メタファイズ」魔法・罠カードを持ってくることができます。
ステータスはやや控えめですが、「メタファイズ」を支える優秀なモンスターなので2~3枚は採用したいカードになります。
メタファイズ・タイラント・ドラゴン
(1):「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚したこのカードは罠カードの効果を受けず、このカードがモンスターを攻撃した場合もう1度だけ続けて攻撃できる。
(2):このカードが除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。
手札から「メタファイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
「メタファイズ」において、アタッカー兼展開札の上級モンスターになります。(【メタファイズ・エグゼキューター】? 知りませんねそんなカードは...)
(1)は「メタファイズモンスターの効果で特殊召喚したこのカードは罠カードの効果を受けず、このカードがモンスターを攻撃した場合もう1度だけ続けて攻撃できる」罠耐性付与・連続攻撃効果になります。
まあ...地味ですよね...【タイラント・ドラゴン】をもとにしているため、仕方がありませんが、罠耐性以外も欲しかったのが正直な感想になります。
とは言え、2回攻撃も優秀で罠耐性効果もあって損する効果ではないと個人的には思います。
(2)は「このカードが除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して、手札から「メタファイズ」モンスター1体を特殊召喚する」手札からの特殊召喚効果になります。
手札に「メタファイズ」モンスターがいなければ、発動することができませんが、前もって【メタファイズ・ネフティス】や【メタファイズ・アセンション】のサーチ効果を利用することで、容易に特殊召喚先を確保することができます。
特殊召喚先は、モンスター除去の【メタファイズ・ダイダロス】やセットカード除去の【メタファイズ・ネフティス】と状況に合わせて展開すると良いと思います。
メタファイズ・デコイドラゴン
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分のモンスターが攻撃対象に選択された時、 自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、 「メタファイズ」モンスター1体を対象として発動できる。 このカードを除外し、対象のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のモンスターが攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「メタファイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
フィールドのこのカードを除外し、対象のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
(2):このカードが除外された次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
相手の攻撃を牽制できる「メタファイズ」唯一にペンデュラムモンスターになります。
ペンデュラム効果とモンスター効果の(1)はほぼ同じ効果になり「自分のモンスターが攻撃対象に選択された時、自身を除外して、墓地か除外されている「メタファイズ」モンスターを攻撃表示で特殊召喚する」効果になります。
かなり受け身よりの効果になりますが、相手の攻撃を牽制することができ、場合によっては相手の除去をこのカードに使わすこともできます。
特殊召喚先としては、除去効果を持つ【メタファイズ・ダイダロス】がオススメになりますが、そうそう、相手が攻撃してくることはないので、牽制の置物として割り切りましょう!
ちなみに、ペンデュラム効果で「メタファイズ」を特殊召喚した場合、「メタファイズ」モンスター効果で特殊召喚されたわけではないため注意が必要です。
(2)は「このカードが除外された次のターンのスタンバイフェイズに、除外されているこのカードを特殊召喚する」帰還効果になります。
やはり、帰還のタイミングはやや遅めですが、(1)の効果を再利用できたり、シンクロ素材など使い道は多く、十分優秀な効果になります。
「メタファイズ」にとって貴重な下級モンスターに加え、防御・展開札と活躍が期待できるため、1~2枚は採用したいモンスターになります。
アシンメタファイズ
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「メタファイズ」カード1枚を除外し、自分はデッキから1枚ドローする。
(2):1ターンに1度、自分の「メタファイズ」カードが除外された場合に発動する。
そのターンによって、以下の効果を適用する。
●自分ターン:「メタファイズ」モンスター以外のフィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
●相手ターン:「メタファイズ」モンスター以外のフィールドの全てのモンスターの表示形式を変更する。
手札交換+弱体効果を持つ「メタファイズ」の潤滑剤的な永続魔法カードになります。
(1)は「1ターンに1度、自分メインフェイズに、手札から「メタファイズ」カード1枚を除外し、自分はデッキから1枚ドローする」手札交換効果になります。
「メタファイズ」は上級モンスターが多いため、「メタファイズ」モンスターの除外効果を満たしながら、このカードの(2)の効果につなげることができ、手札交換を行えるこの効果は非常に優秀だと思います。
(2)は「1ターンに1度、自分の「メタファイズ」カードが、自分・相手ターンに除外された場合に、攻守ダウンor表示形式変更を発動する」弱体効果になります。
自分のターンに除外することで、「メタファイズ」以外のモンスターを弱体化することで、戦闘を優位に進めることができ、相手のターンに除外することで、表示形式を変更し相手の戦闘妨害を行うことができます。
戦闘補助と妨害を行え、強力な効果ですが、(2)は強制効果に加え、適用は自分を含む全てのモンスターという点は注意が必要です。
そのため、状況によっては「あれ? メタファイズ以外のモンスターの攻撃力が足らない・・・」や「守備表示が攻撃表示に...」など、自分の首を絞めてしまう場合があります。
少々、使いづらい印象がありますが、個人的に文句なしの優秀な「メタファイズ」サポートだと思います。
メタファイズ・アセンション
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札から「メタファイズ」カード1枚を捨てて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、デッキから「メタファイズ」モンスター1体を除外できる。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキから「メタファイズ・アセンション」以外の「メタファイズ」カード1枚を手札に加える。
「メタファイズ」の要のカードになる罠カードになります。
(1)は「手札から「メタファイズ」カード1枚を捨てて、自分はデッキから1枚ドローする。その後、デッキから「メタファイズ」モンスター1体を除外できる」手札交換+除外効果になります。
先ほど紹介した【アシンメタファイズ】よりは、発動タイミングが遅めですが、相手のターンに除外を行うことができ、【メタファイズ・ディメンション】や【アシンメタファイズ】の効果を狙うことができます。
ちなみに【灰流うらら】を発動され無効にされたら...アド損が大きいのでドンマイ!
(2)は「このカードが除外された場合に、デッキから「メタファイズ・アセンション」以外の「メタファイズ」カード1枚を手札に加える」サーチ効果になります。
こちらは、除外された場合に発動することができ、【メタファイズ・ネフティス】と違い即座に「メタファイズ」カードをサーチができます。
ただし、(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない点は注意が必要です。
とは言え、「メタファイズ」の回転率を大きく上げてくれる3枚必須の強力な罠カードになります。
メタファイズ・ディメンション
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、
除外されている自分の「メタファイズ」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外される。
(2):このカードが既に魔法&罠ゾーンに存在する状態で、
このカード以外の自分の「メタファイズ」カードが除外された場合、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
帰還効果+除去効果をもつ「メタファイズ」永続罠カードになります。
(1)は「相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、除外されている自分の「メタファイズ」モンスター1体を対象として、そのモンスターを特殊召喚する」帰還効果になります。
発動条件は相手が特殊召喚した場合と緩く、容易に帰還効果を使用できますが、罠カードで特殊召喚するため、上級「メタファイズ」モンスターの効果は使用できない点は少々残念です・・・
【メタファイズ・ラグナロク】は効果を使用できチューナーモンスターで次に繋げることができるため、特殊召喚先は必然的にこのカードになると思います。
デメリットとして「この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに除外」されますが、「メタファイズ」なら特に気にする必要はないと思います。
(2)は「 このカードが既に魔法&罠ゾーンに存在する状態で、このカード以外の自分の「メタファイズ」カードが除外された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として、そのカードを除外する」除去効果になります。
「メタファイズ」は除外する効果は多く、容易に発動条件を満たすことができます。
例としては【アシンメタファイズ】で手札の「メタファイズ」を除外しながら、「1枚ドロー+弱体効果+相手フィールドのカード1枚を除外」と破格の効果にできます。
永続罠なため無効・除去されやすく、ややクセが強いですが、ハマればデュエルの流れをコントロールできる優秀なカードだと個人的に思います。
メタファイズ【EX】デッキ
こちらが「メタファイズ」のEXデッキになります。
「メタファイズ」には【メタファイズ・ホルス・ドラゴン】というテーマシンクロが存在しますが、必須のモンスターではないため、今回は紹介はしません。(勘違いしないでください、効果は強いですよ!)
「メタファイズ」はチューナーモンスターはレベル4の【メタファイズ・ラグナロク】のみなため、レベルが偶数のシンクロモンスターを採用すると良いと思います!
今回は、除外されると自己帰還ができる【ジャイアントレックス】を採用しているため、レベル8シンクロモンスターを多めに採用しています。
リンクモンスターだと除外と相性抜群でワンキル性能を持つ【トポロジック・ゼロヴォロス】がオススメになります。
「メタファイズ」はEXは自由度が比較的高く、最悪0枚でも戦うことができるため、生成コストはお安めだと思います。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「メタファイズ」デッキを紹介しました。
「メタファイズ」はハッキリ言って・・・強いですよ!(個人の感想)
今の環境は、墓地利用が当たり前なため「除外」はささるテーマが多いです(ふわんだりぃず?...知りませんねそんな鳥(笑))
汎用(はんよう)カードがそろっていれば、比較的安く作成できるテーマなため、ぜひ、作成してみてはいかがでしょうか!