いきなりですが、遊戯王のOCGで【篝火】という「デッキからレベル4以下の炎族モンスター1体を手札に加える」というシンプルなサーチカードが追加されました。
ここ最近は「ヴォルカニック」強化など、炎属に追い風が吹いていますね!
そこで、個人的にも炎族や炎属性でテーマを作成したいと思い...ふと思い出したテーマがあります...
そのテーマが、今回紹介する炎属性・シンクロを主軸とする「ラヴァル」になります。
なぜ「ラヴァル」かというと、個人的に「氷結界」「魔轟神」など「デュエルターミナル」出身のテーマは大好きだからです!(魔轟神は作成予定です)
正直に言います!
今回も純構築で作成しましたが、【真炎の爆発】に完全に依存した構築になってしまいました。
そのため、今回はいつも以上に優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
ラヴァルデッキ【メイン】
コチラが「ラヴァル」のメインデッキになります。
デッキが2つありますが、例になるので、あまり気にしないでください(笑) 今回は上のデッキを中心に紹介していきたいと思います。
「ラヴァル」は「デュエルターミナル」から登場した炎属性のシンクロテーマになります。
テーマとしては、墓地効果や墓地を参照する効果が多いのが特徴になります。
また、あとで紹介しますが「ラヴァル」は「守備力200の炎属性モンスター」が多く【真炎の爆発】を利用することで、墓地から大量展開を行うことができる点が、展開手段で一番の強みになります。
そのため「ラヴァル」は、墓地を肥やし【真炎の爆発】で大量展開して、大型シンクロモンスターに繋げビートダウンを行うことが、主な戦い方になります。
ただし...【真炎の爆発】1枚に依存しているため、デッキパワーはやや低めだと思います。
とは言え、大量展開が何度も行え、デッキを回すのは非常に楽しいテーマなので、興味が少しでもある方は、以降のキーカード紹介も見て頂ければ幸いです!
メインデッキのキーカード
【真炎の爆発】1枚に頼りきっているため、発動コストは重いですが、好きな魔法カードをサーチできる【左腕の代償】は3枚採用しています。
【手札断殺】や【暗黒界の取引】などは、場合によっては相手にアドバンテージを与えてしまうため、【成金ゴブリン】にするか悩みましたが、手札交換と墓地肥やしが同時に行えるため「ラヴァル」と相性が良く、今回は【手札断殺】を採用しました。
【一撃必殺!居合いドロー】は一見、ネタ枠に思えますが、墓地肥やしに加え、墓地のカードを戻すことができるため、相性は抜群です。
また、バーン効果もデッキ圧縮が多い「ラヴァル」では、意外と無謀ではない効果だと思います。(狙ってはいないです)
真炎の爆発
(1):自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズに除外される。
「ラヴァル」の専用カードではありませんが、必須カードなため紹介させていただきます!
序盤から触れていますが、これがないと・・・戦えない...です。
効果は至って単純!「自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する」蘇生効果になります。
これにより、最大5体のモンスターを蘇生ができ、いっきに大量展開を行うことができます。
また、この魔法カードに「名称ターン1制限がない」ため、手札にあれば何度でも使用することができるため、禁止カードレベルの蘇生カードになります。
デメリット効果もシンクロ素材にしてしまえば、関係ないため、あって無いようなものだと思います。
今後、強力な「守備力200の炎属性モンスター」が出たら、禁止になってしまう可能性があるのが怖いですね...
炎熱伝導場
自分のデッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター2体を墓地へ送る。
「ラヴァル」専用の【おろかな埋葬】×2の破格の魔法カードになります。
コチラのカードも【真炎の爆発】と並ぶ「ラヴァル」の要カードになります。
コチラも効果は至って単純!「自分のデッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター2体を墓地へ送る」墓地送り効果になります。
これにより、「ラヴァル」モンスターを2枚墓地に送ることができますが、次に紹介する【ラヴァル炎火山の侍女】を含めることで、5体のモンスターを墓地に送ることができます。
そのため、手札に【真炎の爆発】があれば、いっきに大量展開を行うことができます。
簡単に言ってしまえば、手札に【炎熱伝導場】と【真炎の爆発】があれば「ラヴァル」はデッキを回すことができます。
「ラヴァル」を組むなら、文句なしの3枚必須の魔法カードになります。
ラヴァル炎火山の侍女
(1):このカードが墓地へ送られた時、 自分の墓地に「ラヴァル炎火山の侍女」以外の「ラヴァル」モンスターが存在する場合に発動できる。 デッキから「ラヴァル」モンスター1体を墓地へ送る。
「ラヴァル」のレベル1チューナーとして、強力な墓地肥やし要員モンスターになります。
効果は「このカードが墓地へ送られた時、自分の墓地に自身以外の「ラヴァル」モンスターが存在する場合に、デッキから「ラヴァル」モンスター1体を墓地へ送る」追加での墓地送り効果になります。
この効果も「名称ターン1制限がない」ため【炎熱伝導場】で「ラヴァル」モンスター+【ラヴァル炎火山の侍女】を墓地に送り、効果でさらに【ラヴァル炎火山の侍女】を墓地に送ることができ、最大5枚の「ラヴァル」モンスターを墓地に送ることができます。
自身も「守備力200の炎属性モンスター」なので、【真炎の爆発】に対応しているため、相性も抜群の「ラヴァル」において核になるモンスターになります。
ただし...「任意効果」なので、シンクロ素材やコストなどでは、発動タイミングを逃す点は注意が必要です。(遊戯王って難しいよね...)
それを踏まえても、展開カードとして文句なしに3枚必須のモンスターになります!
ラヴァル・アーチャー
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「ラヴァル」モンスター1体を召喚できる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドの炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
このターン、自分は炎属性モンスターしか特殊召喚できない。
他のカードよりもあとに実装された、レベル4「ラヴァル」モンスターになります。
(1)は「このカードが召喚に成功した場合に、このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「ラヴァル」モンスター1体を召喚できる」召喚権追加効果になります。
「ラヴァル」チューナーを追加召喚する事で、シンクロ召喚に繋げることができるなど、戦術の幅を大きく広げることができます。
また、自身も「守備力200の炎属性モンスター」なので、【真炎の爆発】に対応しているため、非常に使い勝手が良い、レベル4モンスターだと思います。
(2)は「このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの炎属性モンスター1体を対象として、そのモンスターを破壊し、このカードを守備表示で特殊召喚する」自己蘇生効果になります。
フィールドのレベル調整として、モンスターを入れ替えられる点は優秀な効果だと思いますが...発動したターン「自分は炎属性モンスターしか特殊召喚できない」デメリット効果があるため、場合によっては自身の首を絞めてしまうことがあります。
墓地から場の炎属性モンスターを「効果破壊」できるカードとして、運用することができますが、無理して狙う程の効果ではないと思います。
とは言え、追加召喚権+【真炎の爆発】対応レベル4モンスターだけで、個人的には十分活躍が期待できるモンスターだと思います!
ラヴァル・キャノン
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、ゲームから除外されている自分の「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する事ができる。
【真炎の爆発】に対応していませんが、唯一無二の効果を持つ「ラヴァル」モンスターになります。
効果は「このカードが召喚・反転召喚に成功した時、ゲームから除外されている自分の「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する事ができる」除外ゾーンから帰還させる効果になります。
「ラヴァル」は【真炎の爆発】ばかりに目を向けがちですが、【ラヴァル炎湖畔の淑女】や【ラヴァルバル・サラマンダー】など除外効果も多いため、地味ですが強力な展開効果になります。
また、制限カードになった【焔征竜-ブラスター】とも相性が良く、大型モンスターを展開しながら、シンクロ召喚など、展開ルートを増やすこともできます。
帰還効果は発動コストも「ラヴァル」モンスターなら制限がなく強力ですが、召喚・反転召喚にしか対応していない点は注意が必要です。
そのため、【ラヴァル・アーチャー】の召喚権追加などを駆使することで、召喚権を使用しながら無理なく展開をすることができます。
採用しない構築も2個目のデッキで試しましたが、除外する場面は意外と多いため、2~3枚は採用しても活躍ができるモンスターだと思います。
ラヴァル【EX】デッキ+キーカード
こちらが「ラヴァル」のEXデッキになります。
基本的には【ラヴァル炎火山の侍女】がレベル1チューナーなため、シンクロモンスターの自由度は高いと思います。
もちろん、今回はシンクロテーマなため、シンクロモンスターで揃えていますが、エクシーズ・リンクなども【真炎の爆発】と相性が良くオススメです!
シンクロが軸の場合は【TG ハイパー・ライブラリアン】だけは、絶対採用してください!
【左腕の代償】で手札が枯渇する点に加え、【真炎の爆発】は「名称ターン1制限」がなく、手札にくれば何度も発動できるため、ドロー効果はあって困ることはありません。
ラヴァルバル・ドラゴン
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
(1):自分の墓地の「ラヴァル」モンスター2体をデッキに戻し、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
墓地が肥えている場合に真価を発揮するレベル5・シンクロモンスターになります。
効果は、墓地の「ラヴァル」モンスター2体をデッキに戻すことで、相手フィールドのカードバウンスする効果になります。
この効果の強い点は、バウンス効果に「ターン1制限」がなく、墓地に「ラヴァル」モンスターがいれば、対象を取りますが何度もバウンス効果を使用することができます。
そのため、バウンス効果で相手の盤面を空にしてから、展開・攻撃を行うこともでき、大型シンクロモンスターの中継役として文句なしの性能になります。
ただし、使用し過ぎると【真炎の爆発】なども蘇生効果などが、腐ってしまうため注意が必要です。
ラヴァルバル・ドラグーン
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「ラヴァル」モンスター1体を手札に加える。
その後、手札から「ラヴァル」モンスター1体を選んで墓地へ送る。
「ラヴァル」モンスターを手札交換できるレベル6シンクロモンスターになります。
効果は「1ターンに1度、自分メインフェイズに、デッキから「ラヴァル」モンスター1体を手札に加え、その後、手札から「ラヴァル」モンスター1体を選んで墓地へ送る」手札交換になります。
地味に思えますが、「サーチ+墓地肥やし」を行えると考えれば非常に強力な効果だと思います。
使い方として【ラヴァル炎火山の侍女】をサーチし、墓地に送るだけで4体の「ラヴァル」モンスターを墓地に送ることができたり、【ラヴァル・コアトル】【ラヴァルバーナー】をサーチし、展開を広げるなど、場面に合わせて使用することができます。
個人的に「ラヴァル」デッキを回すことができる優秀な効果なため、1~2枚は採用したいモンスターになります。
ラヴァルバル・サラマンダー
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローし、その後手札から炎属性モンスターを含むカード2枚を墓地へ送る。
手札に炎属性モンスターが無い場合、手札を全て公開し、デッキに戻す。
(2):1ターンに1度、自分の墓地から炎属性モンスター1体を除外して発動できる。
自分フィールドの「ラヴァル」モンスターの数まで相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にする。
手札交換ができるうえに【真炎の爆発】で蘇生ができるレベル7シンクロモンスターになります。
(1)は「このカードがS召喚に成功した場合に、自分はデッキから2枚ドローし、その後手札から炎属性モンスターを含むカード2枚を墓地へ送る」手札交換効果になります。
2枚ドローで2枚捨てるため、手札アドバンテージは0ですが、【真炎の爆発】を引く確率も上がり、墓地を肥やすことができる非常に強力な効果になります。
ただし、「手札に炎属性モンスターが無い場合、手札を全て公開し、デッキに戻す」デメリット効果があるため、発動するかしないかは考えるようにしましょう!
特に【左腕の代償】を使用して手札0枚で発動しても「炎属性」が引けない場合、時間の無駄になってしまうので注意が必要です(経験談)
(2)は「1ターンに1度、自分の墓地から炎属性モンスター1体を除外して、自分フィールドの「ラヴァル」モンスターの数まで相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にする」表示形式変更効果になります。
使用頻度は(1)と比べると控えめですが、「自分の墓地から炎属性モンスター1体を除外」するだけで、対象を取らずにモンスターを裏側守備表示「無力化」にすることができます。
また、裏側守備表示はセットカードになるため、【ラヴァル炎湖畔の淑女】の墓地効果と合わせることで除去を行うこともできます。
あ、リンクモンスターには効かないので注意が必要です!
デッキの潤滑剤+表示形式変更効果と「ラヴァル」で一番便利なシンクロモンスターなので、2枚採用でも問題ないと思います。
ラヴァルバル・エクスロード
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札・フィールドのモンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。
そのモンスターを破壊し、相手に1000ダメージを与える。
(2):S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からSモンスター以外の守備力200の炎属性モンスターを3体まで選んで守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
除去とバーン効果+蘇生を兼ね備えたレベル8シンクロモンスターになります。
(1)は「 手札・フィールドのモンスターの効果を相手が発動した時に、そのモンスターを破壊し、相手に1000ダメージを与える」破壊+バーン効果になります。
発動したモンスターを除去できるうえに、1000ダメージを与えるため、強い効果ですが、発動を無効にできない点は注意が必要です。
とは言え、相手の展開などの妨害ができ、牽制効果として十分活躍が期待できると思います。
(2)は「 S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に、自分の墓地からSモンスター以外の守備力200の炎属性モンスターを3体まで選んで守備表示で特殊召喚する」蘇生効果になります。
「この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される」デメリット効果があるとはいえ、大量蘇生ができ強力な効果になります。
しかしながら、発動条件が「S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合」と狭く、除去の手段が豊富な現代遊戯王において、発動できるか難しいところ・・・
非常に強力で豪快な効果ですが、蘇生を狙うよりも、相手の破格の牽制として使用することが多い印象があります。
一見、「【天威の龍鬼神】で良くない?」 と思えますが、【真炎の爆発】や【ラヴァル・キャノン】などの恩恵を受けることができるため、「ラヴァル」なら1枚は採用したいモンスターになります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「ラヴァル」デッキを紹介しました。
ここまで話しましたが、お世辞にも強いテーマではないのは確かです・・・
ですが、【真炎の爆発】で大量展開からの大量シンクロは最高に遊戯王していて楽しいです(笑)
直近でシンクロフェスティバルがあるので、是非、作成してみてはいかがでしょうか!(【TG ハイパー・ライブラリアン】は禁止ですが・・・)
余談...投稿が遅れて本当に遅れて申し訳ありません。
仕事でミスをしてしまい...遊戯王どころではありませんでした。
今は落ちついてきたので、徐々にペースを戻していきたいと思います。