12月8日に最新セレクションパック「ミステリアス・ラビリンス」が登場しました。
前回は、同じパック内に収録されている「捕食植物」を紹介しましたが、今回スポットをあてていくテーマは・・・パックの名前にも関係している「ラビュリンス」デッキになります。
2023年7月13日より、待望の新パック「ドレッドコンスピラシー」が実装され 「ラビュリンス」に強化が入りました!
新デッキは下から確認 ↓
「ラビュリンス」はイラストなど非常に人気のあるテーマなので、作成しようと考えている方も多いのではないでしょうか!
恐らく、様々サイトで紹介されていると思いますが、「せっかくデッキを作成したのに紹介しないのは、もったいない!」という理由で書きました(笑)
今回は可能な限り、シンプルな構築を意識して作成したのですが...どうでしょうか(笑)
いつも通り、優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
ラビュリンスデッキ【メイン】【EX】
こちらが、「ラビュリンス」の【メイン】【EX】デッキになります。
「ラビュリンス」は通常罠カードを主体にしたテーマになるため、通常罠カードが多めのデッキ構築になります。
「ラビュリンス」の多くは、 通常罠の発動に反応して効果を発動するため「通常罠を軸に相手を妨害・コントロールしていく」比較的遅めの戦い方をするテーマになります。
また、通常罠を軸に戦うデッキのため、採用する罠カードの自由度が高く、環境に合わせて構築を変えることができます。
それに加え、「ラビュリンス」はEXデッキをそこまで使用しないため、【強欲で金満な壺】や【ドラグマパニッシュメント】などを無理なく採用できます。
もちろん! 【ドラグマパニッシュメント】は通常罠カードなので、デッキとの相性はバッチリです!
リソースの確保にも優れ、除去や妨害性能も非常に高いデッキなため、十分ランク戦でも戦うことができるポテンシャルのテーマになります。
そして...何よりイラストがいい!!!!
まだ、実装されていないカードもあり、強化が期待できるテーマなので、気になった方は以降のキーカード紹介も見て頂ければ幸いです!
メインデッキのキーカード
今回はとりあえず【激流葬】や【強制脱出装置】など汎用性が高い通常罠カードを入れた構築になります。
リンクモンスターは防ぐことはできませんが、それ以外の【EX】を主体とするデッキや「烙印デスピア」などに強く出れる【次元障壁】は採用をオススメします。
【絶対王 バック・ジャック】は墓地に送ることで、デッキ操作+通常罠カードをセットできる「ラビュリンス」と相性抜群のモンスターになります。
【闇のデッキ破壊ウイルス】は魔法・罠を使用することが多い、現代遊戯王では間違いなく刺さるカードになります。
12月現在、同じパックで追加された「ルーン」デッキが多いため【カオスハンター】や【魔封じの芳香】や【王宮の鉄壁】などを採用する選択肢もあります。
白銀の城の火吹炉
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札を1枚捨てて発動できる。
手札・デッキから「ラビュリンス」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
自己蘇生効果と「ラビュリンス」魔法・罠をセットすることができるモンスターになります。
(1)は「手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札を1枚捨てて、手札・デッキから「ラビュリンス」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする」セット効果になります。
コチラの効果は次に紹介する【白銀の城の竜飾灯】も同様の効果を持っています。
効果はこのカードに加えて、手札コストが1枚必要と重く感じますが、展開に重要な【ウェルカムラビュリンス】や【白銀の迷宮城】などにアクセスができ非常に優秀な効果になります。
また、この効果は「相手のターンにも発動できる」ため、相手エンドフェイズ時に【ウェルカムラビュリンス】をセットし、次の自分のターンに展開を行うことができます。
(2)は「このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に、このカードを特殊召喚する」自己蘇生効果になります。
発動条件として「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合」とありますが、通常罠カードで相手のモンスターを除去することで容易に満たすことができます。
また、自己蘇生でフィールドに残ることで、壁や素材としてはもちろん、次のターン再度(1)の効果を使用することができます。
白銀の城の竜飾灯
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札を1枚捨てて発動できる。
手札・デッキから「ラビュリンス」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
自己サルベージ効果と「ラビュリンス」魔法・罠をセットすることができるモンスターになります。
(1)は【白銀の城の火吹炉】と同様に自身と手札1枚を墓地に送ることで、手札・デッキから「ラビュリンス」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする効果になります。
同様の効果により、初動札が増え手札事故を防ぐことができます。
(2)は「このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に、このカードを手札に加える」自己サルベージ効果になります。
コチラの効果も【白銀の城の火吹炉】と似ていますが、特殊召喚ではなく手札に加える効果なため、安定して再度(1)のセット効果に繋げられる以外に、手札コストとしても使用することができます。
白銀の城の召使い アリアンナ
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「白銀の城の召使い アリアンナ」以外の「ラビュリンス」カード1枚を手札に加える。
(2):自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、以下の効果を適用できる。
●手札から、悪魔族モンスター1体を特殊召喚するか、魔法・罠カード1枚をセットする。
「ラビュリンス」の万能サーチ効果を持つ、初動札モンスターになります。
(1)は「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に、デッキから「白銀の城の召使い アリアンナ」以外の「ラビュリンス」カード1枚を手札に加える」シンプルなサーチ効果になります。
召喚・特殊召喚することで容易に発動でき、サーチ範囲も自身以外の「ラビュリンス」カードと広いので、間違いなく3枚採用したい強力なモンスターになります。
(2)は「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動でき、自分はデッキから1枚ドローする」ドロー効果に加え「その後、手札から、悪魔族モンスター1体を特殊召喚するか、魔法・罠カード1枚をセットする」追加効果になります。
単純ですが、自分の通常罠で相手モンスターを除去するだけで1枚ドローできると考えると、十分優秀な効果になります。
また、追加効果も手札から上級モンスターの【白銀の城のラビュリンス】を展開できたり、相手のターンに魔法・罠をセットすることができ、非常に強力な効果になります。
ただし、(1)(2)の2つの効果は、同一ターン中にいずれか1つしか発動できない点は注意が必要です。
むやみに効果は使用しない方が良いですが、使用感的にはサーチ効果を中心に発動する場合が多い印象があります。
白銀の城の召使い アリアーヌ
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札及び自分フィールドにセットされたカードの中から、
通常罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから「白銀の城の召使い アリアーヌ」以外のレベル4以下の悪魔族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、以下の効果を適用できる。
●手札から、悪魔族モンスター1体を特殊召喚するか、魔法・罠カード1枚をセットする。
悪魔族リクルート効果を持つ、汎用性が高いモンスターになります。
正直…今回の構築ではそこまで必須のモンスターではないです...悪魔族サポートとしてはかなり優秀なモンスターになります。
(1)は「手札及び自分フィールドにセットされたカードの中から、通常罠カード1枚を墓地へ送って発動でき、デッキから「白銀の城の召使い アリアーヌ」以外のレベル4以下の悪魔族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する」リクルート効果になります。
リクルートしたモンスターは効果が無効にならず、対象は「自身以外のレベル4以下の悪魔族」と広く悪魔族デッキなら非常に強力なリクルート効果になります。
今回の構築では【白銀の城の召使い アリアンナ】をリクルートし、「ラビュリンス」カードをサーチした後に、リンクやエクシーズに繋げる使い方をします。
デメリットがなく強力な効果なのですが、「ラビュリンス」において通常罠カードを墓地に送るのは少々重いコストになるため、採用枚数は考える必要があります。
(2)は【白銀の城の召使い アリアンナ】と同様の効果になりますが、コチラのモンスターは効果に「いずれか一つ」と書かれていないので、(1)の発動ターンにも使用できます。
白銀の城のラビュリンス
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の通常罠カードの発動に対して、相手はモンスターの効果を発動できない。
(2):自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードは、自分フィールドに悪魔族モンスターが存在しない場合には発動できない。
(3):自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
相手の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊する(手札からはランダムに選ぶ)。
「ラビュリンス」の主にしてお姫様!
自身は特殊召喚効果がないため、通常召喚ではなく基本的には【白銀の迷宮城】か【ウェルカムラビュリンス】から特殊召喚する場合が多いです。
(1)は「自分の通常罠カードの発動に対して、相手はモンスターの効果を発動できない」通常罠にモンスター効果をチェーンさせなくする効果ににあります。
オマケ効果ですが、通常罠カードを多用する「ラビュリンス」にとって、非常に嬉しい効果になります。
(2)は「自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動でき、そのカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたカードは、自分フィールドに悪魔族モンスターが存在しない場合には発動できない」墓地の通常罠カードをセットする効果になります。
このモンスターがいれば、墓地の通常罠カードを何度も再利用できるため、言うまでもなく強力な効果になります。
⑵の効果にはデメリット効果がありますが、「悪魔族」中心の「ラビュリンス」デッキなら、そこまで気にする問題ではないと思います。
(3)は「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動でき、相手の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊する(手札からはランダムに選ぶ)」手札かフィールドのカードを破壊する効果になります。
発動条件も「ラビュリンス」にとっては緩く、破壊効果も対象を取らないうえに、手札のカードも破壊でき、強力な「除去orハンデス」のため、積極的に狙っていきたい効果になります。
ステータスも比較的高く、イラストも◎と現時点ではエースモンスターと言えるお姫様になります。
白銀の迷宮城
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):セットされた「ウェルカム・ラビュリンス」通常罠カードを自分が発動した場合、
その効果に以下の効果を加える事ができる。
●フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):自分が「ラビュリンス」カード以外の通常罠カードを発動した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
「ラビュリンス」専用のフィールド魔法にして、迷宮のお城になります。
(1)は「セットされた「ウェルカム・ラビュリンス」通常罠カードを自分が発動した場合、その効果に以下の効果を加える事ができる。 ●フィールドのカード1枚を選んで破壊する」という珍しい効果になります。
簡単に説明すると、【ウェルカム・ラビュリンス】にフィールド破壊効果を付与するため、リクルート効果+除去を同時に行うことができます。
この破壊効果は対象を取らないため、非常に強力な除去効果になります。
また、破壊効果が付与されるため、破壊に成功すれば「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合」の発動条件を満たすことができます。
(2)は「自分が「ラビュリンス」カード以外の通常罠カードを発動した場合に発動でき、自分の手札・墓地から悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する」悪魔族の特殊召喚効果になります。
少々ややこしいですが、発動条件が「「ラビュリンス」カード以外の通常罠カードを発動した場合」のため、注意が必要です。
とは言え、特殊召喚効果に悪魔族以外、制限はなく【白銀の城のラビュリンス】にアクセスできる非常に優秀な効果になります。
単体では活躍ができませんが、フィールドに維持することで長期戦にも対応できる強力なフィールド魔法になります。
ウェルカム・ラビュリンス
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「ラビュリンス」モンスター1体を特殊召喚する。
このカードの発動後、次のターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしかデッキ・EXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「ラビュリンス」デッキの核になる、強力なリクルート効果を持つ罠カードになります。
(1)は「デッキから「ラビュリンス」モンスター1体を特殊召喚する。このカードの発動後、次のターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしかデッキ・EXデッキから特殊召喚できない」リクルート効果になります。
発動コストも必要ないうえに、レベルなどの制限もなく「ラビュリンス」モンスターをリクルートできるため、容易に【白銀の城のラビュリンス】にアクセスができます。
デメリットとして、次のターン終了時まで悪魔族しか特殊召喚できなくなりますが、今回の構築ではそこまでEXモンスターに頼らないため、まったく問題ありません!
このリクルート効果だけでも強力なのですが、これだけではありません!
(2)は「このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動でき、このカードを自分フィールドにセットする」墓地からセットする効果になります。
この効果を使用してセットしても【ウェルカム・ラビュリンス】は除外されないため、何度でも墓地からセットができ再利用することができます。
そのため、先ほど紹介した【白銀の迷宮城】と合わせることで、リクルートと除去を何度も発動することができます。
ただし、「この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない」点は注意が必要です。
それを踏まえても、「迷ったら、とりあえず3枚採用しておけ!」と言える強力な罠カードになります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「ラビュリンス」デッキを紹介しました。
まだ【迷宮城の白銀姫】や【ビッグウェルカム・ラビュリンス】などの強力なカードの実装も控えているため、「ラビュリンス」はこれからも期待できるテーマになります。
正直…「ラビュリンス」デッキはコントロールデッキなため、苦手な人は多いと思います・・・
ですが、「ラビュリンス」デッキの動きはそれ程、難しくはないので、コントロールデッキを使用したことのない方や、イラストが気にいった方は試しに作成してみてはいかがでしょうか!
余談ですが「ラビュリンス」を急遽作成したので、生成コストが...
実は…次回紹介する予定のデッキが作成できない・・・課金するしかないかな(笑)
待っている方はいないと思いますが、期待しないでお待ちください!