「北欧神話」はアプリやゲームをやっている方なら、間違いなく聞いたことがある言葉ではないでしょうか?
「オーディン」「フレイヤ」「スルト」など、「北欧神話」は様々な神や亜人などが登場します。
そこで今回重要になるキーワードは、日本では戦乙女・戦女神などと訳される半神「ワルキューレ」になります。
「マクロスΔ」じゃないですからね(笑) 私もLIVEに行くくらい好きですが、今回は関係ありません。
いつも通り遊戯王に話しを戻しまして、今回紹介するテーマはもちろん「ワルキューレ」デッキになります。
遊戯王の「ワルキューレ」は簡単に説明すると後攻特化の脳筋デッキになります。
今回は非常に簡潔に構築した「ワルキューレ」入門デッキと考えているので、いつも通り優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
ワルキューレデッキ【メイン】【EX】
こちらが、「ワルキューレ」の【メイン】【EX】デッキになります。
「ワルキューレ」はEXモンスターには基本的に頼らないため、【強欲で金満な壺】のコストとして考えています。
EXを採用する場合は、「ワルキューレ」モンスターは、レベルがバラバラなためリンクやシンクロがオススメになります。
「ワルキューレ」と言えば【時の女神の悪戯】の効果による「相手ターンをスキップし、バトルフェイズを行う」連続攻撃になります。
簡単に説明すると2連続バトルフェイズを行えるので、相手のライフを一気に削ることができ後攻1ターンキルを狙うことができます。
【Walkuren Ritt】を使用することで、「ワルキューレ」の大量展開を狙い、【時の女神の悪戯】のターンスキップでデュエルを終わらせる、簡潔で脳筋なテーマになります。
今回の構築はハッキリ言って、ランク戦向きではないロマンに寄ったデッキなため、勝ちたい方にはあまりオススメできないです(笑)
一応...参考に「まとめ」で先行・後攻両方に対応できる構築を載せておきます。
「ランク戦向き? そんなこと気にしない!」という方は、以降のキーカード紹介も見て頂ければ幸いです!
メインデッキのキーカード
基本的に「ワルキューレ」はEXデッキを使用する場面が少ないので、ドローソースとして【強欲で金満な壺】を採用しています。
「ワルキューレ」は天使族テーマなため、手札から天使族モンスターを特殊召喚できる【神の居城-ヴァルハラ】を採用しています。
また【神の居城-ヴァルハラ】は【ワルキューレ・シグルーン】の召喚コストとしても使用できるため、相性が良くオススメになります。
キーカード紹介で最も重要な点は「ワルキューレ」は後攻特化のテーマなため、後攻に強いカードを多めに採用することをオススメします。
例としては、除去で優秀な【ライトニング・ストーム】【サンダー・ボルト】や相手の盤面を無力化できる【禁じられた一滴】などが強力です。
ワルキューレ・セクスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ワルキューレ・セクスト」以外の「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
「 特殊召喚に成功するとデッキから自身以外の「ワルキューレ」を特殊召喚するリクルート効果を持つ」展開要因のモンスターになります。
リクルート効果は「ワルキューレ」モンスターなら特に条件はなく、下級~上級と場面に合わせ展開を行うことができます。
ただし、発動条件は特殊召喚成功時なため、通常召喚では発動しない点は注意が必要です。
また、自身は特殊召喚効果を持っていないため【ワン・フォー・ワン】【Walkuren Ritt】【神の居城ーヴァルハラ】から特殊召喚するのがオススメです。
2つ目の「相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る」効果は、墓地肥やしは場合によっては相手にアドバンテージを与えてしまう可能性があるので、私はオマケ程度と割り切っています。
ワルキューレ・ドリット
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ワルキューレ・ドリット」以外の「ワルキューレ」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードの攻撃力は、除外されている相手モンスターの数×200アップする。
【ワルキューレ・セクスト】と並ぶ「ワルキューレ」デッキでは重要なモンスターになります。
シンプルですが「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に、デッキから「ワルキューレ・ドリット」以外の「ワルキューレ」カード1枚を手札に加える」サーチ効果になります。
モンスターはもちろん、「ワルキューレ」カードなら何でもサーチできるため、手札から大量展開を狙える【Walkuren Ritt】など強力なサポートカードをサーチすることができます。
一応、「除外されている相手モンスターの数×200アップ」の強化効果を持っていますが、コチラの効果もオマケ程度と考えて良いと思います。
ワルキューレ・ツヴァイト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(2):このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に、自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
「ワルキューレ」の中で単体除去を持つ、レベル5モンスターになります。
「このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として、そのモンスターを破壊する」単体除去効果になります。
「え...それだけ?」と思うかもしれませんが、「ワルキューレ」自体は除去能力が低いので、召喚・反転召喚・特殊召喚で発動できる除去は、物足りなさはありますが優秀な効果になります。
(2)は「このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に、自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として、そのカードを手札に加える」永続魔法をサルベージする効果になります。
戦闘を行うことで【神の居城ーヴァルハラ】などの強力な永続魔法をサルベージできるため、今回の構築ではオマケ効果ですが、構築によっては活躍の場面は多いと思います。
ワルキューレ・アルテスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法カードの効果で手札から特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「時の女神の悪戯」1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):自分フィールドに「ワルキューレ・アルテスト」以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合に発動できる。
相手の墓地からモンスター1体を選んで除外する。
その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの元々の攻撃力と同じになる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「魔法の効果で手札から特殊召喚されることで「ワルキューレ」で最も重要なカードの【時の女神の悪戯】をサルベージすることができる」上級モンスターになります。
【Walkuren Ritt】で【時の女神の悪戯】はデッキからサーチできますが、アルテストは墓地からサルベージするため、差別化は十分できていると思います。
(2)は「 自分フィールドに「ワルキューレ・アルテスト」以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合に、相手の墓地からモンスター1体を選んで除外し、その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの元々の攻撃力と同じになる」除外+攻撃力をコピー効果になります。
個人的にはコチラの効果が強力だと思います!
相手の墓地に依存しますが、 この効果は相手ターンでも発動できるため【D.D.クロウ】のように相手の墓地利用を妨害することができます。
それに加え、除外したモンスターの攻撃力をコピーできるため、大型モンスターをコピーしたなら、自身を強力なアタッカーにすることができます。
ワルキューレ・エルダ
(1):「ワルキューレ・エルダ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):「ワルキューレ」カードの効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
戦闘・効果で破壊され相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
「「ワルキューレ」カードの効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンする」全体弱体化効果を持つ、上級モンスターになります。
「ワルキューレ・エルダ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できないうえに、「ワルキューレ」カードの効果で特殊召喚しなければならない、条件がありますが、弱体効果は1000ダウンと高く、打点が低い「ワルキューレ」にとっては非常に強力な戦闘サポートになります。
また「このカードがモンスターゾーンに存在する限り、戦闘・効果で破壊され相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される」効果は、相手の墓地利用を牽制することでき、オマケ効果にしては非常に強力な部類になると思います。
ワルキューレ・シグルーン
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、
自分フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・墓地からレベル8以下の「ワルキューレ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
自己特殊召喚効果+手札・墓地から「ワルキューレ」を特殊召喚する、エースモンスターになります。
(1)は「このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として、そのカードを墓地へ送り、このカードを特殊召喚する」自己展開効果になります。
今回の構築ではあまり使用する機会はありませんが、【神の居城-ヴァルハラ】などをコストにできるため、合わせることで大量展開を狙うことができます。
(2)は「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に、自分の手札・墓地からレベル8以下の「ワルキューレ」モンスター1体を選んで特殊召喚する」展開効果になります。
このカードを召喚、特殊召喚するだけで手札・墓地から「ワルキューレ」モンスターを展開できる効果は優秀な効果になります。
特に説明することがない、強力な「ワルキューレ」の展開札になります。
Walkuren Ritt
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果で3体以上のモンスターを特殊召喚した場合、
次のターンの終了時まで自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
このカードを発動したターンのエンドフェイズに、自分フィールドのモンスターは全て持ち主のデッキに戻る。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「時の女神の悪戯」1枚を手札に加える。
このカードが無ければ「ワルキューレ」は始まらない! 大量展開カードになります。
(1)は「手札から「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)」展開効果になります。
このカードを発動するだけで、手札から「ワルキューレ」モンスターを大量展開できるため、弱い効果のはずがありません!
一応、「この効果で3体以上のモンスターを特殊召喚した場合、次のターンの終了時まで自分が受ける戦闘ダメージは0になる」戦闘ダメージをカットできますが、【時の女神の悪戯】でターンスキップするのが前提なため、個人的に失敗した時の保険と考えています。
また、「このカードを発動したターンのエンドフェイズに、自分フィールドのモンスターは全て持ち主のデッキに戻る」デメリット効果がありますが、コチラの効果も【時の女神の悪戯】で回避することができます。
「いや...そんな都合よく【時の女神の悪戯】が手札にくるわけないじゃん!」と思うかもしれませんが、安心してください!
(2)の効果で「墓地のこのカードを除外することで、デッキから「時の女神の悪戯」1枚を手札に加える」サーチ効果があります。
そのため、【Walkuren Ritt】を発動し「ワルキューレ」を大量展開し、墓地効果でサーチした【時の女神の悪戯】で、次のバトルフェイズまでスキップするのが、テンプレートの動きになります。
「ワルキューレ」の核になる重要なカードなため、間違いなく3枚採用する魔法になります。
時の女神の悪戯
このカードはチェーン発動できず、このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。 (1):自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、自分バトルフェイズ終了時に発動できる。 このカードを墓地へ送る。 次の自分ターンのバトルフェイズ開始時までターンをスキップする。 そのターンの終了時まで自分は「時の女神の悪戯」を発動できない。
「ワルキューレ」と言ったらこのカードになります!
「 自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、自分バトルフェイズ終了時に発動でき、次の自分ターンのバトルフェイズ開始時までターンをスキップする」ターンスキップ効果になります。
次のバトルフェイズまでスキップするため、2回バトルフェイズを行うことができ、一気に相手ライフを削りデュエルを終わらせることができます。
また、「 このカードはチェーン発動できず、このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない」ため、相手に妨害されることなく発動することができます。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「ワルキューレ」デッキを紹介しました。
非常に尖っているテーマなので、苦手な人は多いと思いますが、後攻ワンキルが決まると最高に気持ちが良いデッキになります。
一応、安定性を重視して先行でも戦える構築を貼っておきますが、個人的には「ワルキューレ」の良さが無くなっているためオススメはできません(笑)