いきなり…遊戯王とは話が変わりますが、みなさんは「遊園地」や「テーマパーク」は好きですか?
私は…好きなのですが、ブラック企業なうえに友人が少なく引きこもり癖があるので…縁があまりないですね(遠い目)
そんな外に出る機会が少ない…超絶インドアな私のような方に、オススメのテーマが遊戯王にあります!
そのテーマは「遊園地」をモチーフとした「アメイズメント」になります。
「アメイズメント」は「遊園地」やそこで働く従業員をイメージして作られたモンスター+「アトラクション」をイメージした魔法・罠を主体として、効果・イラストともにかなり個性的なテーマになります。
今回のデッキは罠が主軸のテーマになるため、【バージェストマ】や【エルドリッチ】などと組み合わせて使う場合が多いですが、今回も可能な限り純構築を意識して作成しました。
そのためランク戦向きではありませんが、いつも通り優しい目で参考程度に見て頂ければ幸いです。
アメイズメントデッキ【メイン】【EX】
こちらが、「アメイズメント」の【メイン】【EX】デッキになります。
「アメイズメント」はEXモンスターには基本的に頼らないため、【強欲で金満な壺】のコストとして考えています。(入れるならランク4・7エクシーズや汎用リンクモンスターかな~)
今回も【灰流うらら】や【増殖するG】などの妨害札は極力採用していません…「夢幻泡影? このカードは今回キーカードです!」
「アメイズメント」は先ほども少し触れたように、「アトラクション」をイメージした魔法・罠を主体としたテーマなため、半分以上は魔法・罠が採用されています。
大きな特徴としては 「アメイズメント」罠カードには共通効果があり「自分のモンスターか、相手のモンスターに装備させることができ、その装備した対象によって効果が変わる」非常に珍しい効果を持っています。
このように「アトラクション」罠カードを状況に合わせ、自分・相手に装備・使い分けることで、デュエルを優位に進めていくのが戦術になります。
しかしながら…罠カードを主体にしたテーマなため、どうしても展開が遅く、早いデッキに遅れを取ってしまったり、罠カードを破壊されたり弱点は多いのは確かです。
また、罠カードの装備効果は「対象を取る」ので相手モンスターが「対象耐性、効果を受けない」など耐性持ちの場合、全く対応できないこともあります。
と、マイナス面ばかり話してしまいましたが、サーチや妨害手段も多種多様で安定性が非常に高く、強いテーマなので、気になった方は以降のキーカード紹介も見て頂ければ幸いです!
メインデッキのキーカード
「アメイズメント」はEXモンスターに頼らないことが多いため、ドローソースとして優秀な【強欲で金満な壺】を採用しています。
「アトラクション」罠カードが最も重要になるため、セットカードを守れ、展開を行える【天獄の王】を今回は採用しています。
他にオススメとしては、「対象耐性、効果を受けない」モンスターを対策するために「壊獣」などを採用するなどの選択肢もあります。
また、ランク戦を意識する場合は、【センサー万別】や【サモンリミッター】などを採用するとデュエルを有利に進めることができます。(まあ…それだったら「エルドリッチ」でいいけd…)
驚楽園の案内人 <Comica>
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
(2):モンスターに装備されている自分の「アトラクション」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドの「アメイズメント」モンスターまたは
相手フィールドの表側表示モンスター1体に装備する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「アメイズメント」の初動札にして、核になるモンスターになります。
「イラスト良いですよね! しかし、機械族なのでアンドロイドかな?」
(1)は「このカードが召喚に成功した時に、デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする」「アトラクション」罠カードをセットする効果になります。
セットしたカードは即時発動はできませんが、【アメイズメント・プレシャスパーク】がフィールドにあれば、そのまま発動も可能です。
「アトラクション」罠カードならば、特に指定はないため、相手の妨害を行える【A・∀・HH】やサーチを行える【A・∀・CC】など状況に合わせてセットすることができます。
(2)は「モンスターに装備されている自分の「アトラクション」罠カード1枚を対象として、そのカードを自分フィールドの「アメイズメント」モンスターまたは相手フィールドの表側表示モンスター1体に装備する」装備対象を変更する効果になります。
「アトラクション」罠カードは、装備対象が自分・相手の場合に効果が異なるため、フリーチェーンで装備対象を変更できるのは、非常に便利だと思います。
また、(2)は相手ターンにも使用できるため、牽制としても活躍することができます。
驚楽園の助手 <Delia>
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札の「アトラクション」罠カード1枚を相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「アトラクション」罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
展開と「アトラクション」罠カードの入れ替えができる優秀なモンスターになります。
(1)は「手札の「アトラクション」罠カード1枚を相手に見せて、このカードを手札から特殊召喚する」自己特殊召喚効果になります。
【驚楽園の案内人 <Comica>】と【驚楽園の大使 <Bufo>】は召喚時効果を持っているため、召喚権を使用しないで展開できる点は優秀な効果になります。
場合によってはランク4エクシーズやリンクに繋げることもできます。
また、召喚条件も手札の「アトラクション」罠カードを見せるだけなので、純構築なら発動できないという状況はないと思います。
(2)は「手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「アトラクション」罠カード1枚を墓地へ送って、デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする」「アトラクション」罠カードをセットする効果になります。
(1)の効果で見せた手札の「アトラクション」罠カードはもちろん、フィールドの表側表示の効果を使い終わった「アトラクション」罠カードもコストにすることができるため、非常に便利な効果になります。
また、同名カードをセットできるため、「アトラクション」罠カードの墓地肥やしに加え、次のターンの備えも行うことができます。
「アメイズメント」の展開要因+手札事故を減らしてくれる優秀な効果になります。
驚楽園の大使 <Bufo>
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「アトラクション」罠カード1枚と相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その墓地のカードをその相手モンスターに装備する。
(2):モンスターに装備されている自分の「アトラクション」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドの「アメイズメント」モンスターまたは
相手フィールドの表側表示モンスター1体に装備する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「アメイズメント」のマスコットキャラクターになります。
後半に活躍するモンスターなため1~2枚採用がオススメになります。
(1)は「このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「アトラクション」罠カード1枚と相手フィールドのモンスター1体を対象として、その墓地のカードをその相手モンスターに装備する」「アトラクション」罠カードを相手に装備する効果になります。
(2)の効果を使用すれば、実質墓地の「アトラクション」の効果を再利用できるため、優秀な効果になります。
ただし、墓地に「アトラクション」罠カードが必要なうえに、相手フィールドにモンスターが存在しないと発動できない点は注意が必要です。
(2)は【驚楽園の案内人 <Comica>】と同じ、装備対象を変更する効果になります。
(1)で相手のモンスターに装備した「アトラクション」罠カードを自身に移し替えたり、対象耐性を持つモンスターに装備させるなど様々使い方ができます。
初動では活躍が難しいですが、中盤・終盤に活躍が期待できる効果になります。
驚楽園の支配人 <∀rlechino>
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):罠カードが発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、
その相手モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選び、その相手モンスターに装備する。
(3):1ターンに1度、自分の墓地から「アトラクション」罠カードを任意の数だけ除外し、
その数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
「アメイズメント」の展開・除去と強力な効果を持つエースモンスターにして、この遊園地の支配人!
(1)は「罠カードが発動した場合に、このカードを手札から特殊召喚する」自己特殊召喚効果になります。
発動条件が非常に緩く、「アトラクション」罠カードはもちろん、相手の罠カードの発動でも特殊召喚することができます。
また、汎用罠カードの【夢幻泡影】と非常に相性が良く、後攻で2枚引けていれば妨害と展開を同時に行うことができます。
(2)は「相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、その相手モンスター1体を対象として、デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選び、その相手モンスターに装備する」「アトラクション」罠カードを相手に装備させる効果になります。
相手に好きな「アトラクション」を装備できるため、【A・∀・HH】で裏側守備表示にし展開を妨害したり、【A・∀・CC】でサーチを狙ったり、状況に合わせ対応することができます。
ただし、1ターンに1度しか使用できないため、発動には見極めが必要になります。
(3)は「1ターンに1度、自分の墓地から「アトラクション」罠カードを任意の数だけ除外し、その数だけ相手フィールドのカードを対象として、そのカードを破壊する」除去効果になります。
墓地の「アトラクション」罠カードを除外するため【驚楽園の大使 <Bufo>】とは相性が悪いですが、大量除去を行えるためアドバンテージを得ることができます。
破壊は対象を取りますが、フィールドを一掃できるゲームエンド級の除去効果なため強力としか言いようがありません。
アメイジングタイムチケット
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):800LPを払って発動できる。
発動ターンによって以下の効果を適用する。
●自分ターン:デッキから「アメイズメント」カード1枚を手札に加える。
●相手ターン:デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
名前の通りアメイジングな万能サーチカードになります。
このカードは自分・相手のターンによって、効果が変わる点が大きな特徴になります。
800のライフコストを払うことで、自分ターンの場合は「 デッキから「アメイズメント」カード1枚を手札に加えられ」相手ターンの場合は「 デッキから「アトラクション」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする」ことができます。
基本的には、自分のターンの「アメイズメント」カードをサーチする場合が多いですが、相手ターンの効果でセットした「アトラクション」罠カードは即時発動できるため、コチラの効果も十分活躍することができます。
どちらの効果も便利で強力な効果なため、間違いなく3枚採用したいカードになります。
アメイズメント・プレシャスパーク
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は「アトラクション」罠カード1枚を、
セットしたターンの自分メインフェイズに発動できる。
(2):自分・相手のエンドフェイズに、
モンスターに装備されている自分フィールドの「アトラクション」罠カード1枚を墓地へ送り、
自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、
墓地へ送ったカードとはカード名が異なる「アトラクション」罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
「アメイズメント」の専用フィールド魔法で遊園地そのものになります!
(1)の効果は「 自分は「アトラクション」罠カード1枚を、セットしたターンの自分メインフェイズに発動できる」「アトラクション」罠カードを魔法のように使用できるため、シンプルですが非常に優秀な効果になります。
(2)は「 自分・相手エンドフェイズ毎にモンスターに装備された「アトラクション」罠カードを墓地に送り、墓地か除外からカード名の異なる「アトラクション」罠カードをセットする」「アトラクション」を入れ替え、セットする効果になります。
「アトラクション」罠カードをデッキからではなく墓地・除外から付け替えることができるため、他の「アメイズメント」カードとは十分差別化できていると思います。
エンドフェイズ時の発動なため、(1)の効果とかみ合いが悪いですが、毎ターン臨機応変に「アトラクション」罠カードを付け替えられる強力なフィールド魔法になります。
A・∀・CC
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「アメイズメント」モンスターまたは
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):装備モンスターのコントローラーによって以下の効果を発動できる。
●自分:相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードとこのカードを墓地へ送る。
●相手:デッキから「アメイズメント」モンスター1体を手札に加え、このカードを墓地へ送る。
除去かサーチを行える「アメイズメント」のジェットコースターになります。
(1)の効果により 「アトラクション」罠カードは自分の「アメイズメント」モンスターまたは相手モンスターに装備することができます。
(2)は装備モンスターのコントローラーによって効果を発動できる「アトラクション」罠カードの固有効果になります。
自分モンスターに装備した場合は「 相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として、そのカードとこのカードを墓地へ送る」除去効果になります。
このカードも墓地送る必要がありますが、破壊ではなく墓地へ送る除去なため、シンプルに強力な除去効果になります。
相手モンスターに装備した場合は「 デッキから「アメイズメント」モンスター1体を手札に加え、このカードを墓地へ送る」サーチ効果になります。
除去効果よりもサーチ効果の方が使用頻度は高い印象があります。
「アメイズメント」モンスターなら特に縛りはなく【楽園の案内人 <Comica>】をサーチし、別の「アトラクション」罠カードを続けてサーチしたり、【驚楽園の大使 <Bufo>】をサーチし、墓地へ送られたこのカードを再利用することもできます。
もちろん、盤面が有利で整っている場合は【驚楽園の支配人 <∀rlechino>】をサーチし、除去効果でゲームを終わらせにいく選択肢もあります。
非常に活躍する場面が多い「アトラクション」罠カードなので3枚採用をオススメします。
A・∀・HH
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「アメイズメント」モンスターまたは
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):装備モンスターのコントローラーによって以下の効果を発動できる。
●自分:相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
●相手:装備モンスターを裏側守備表示にする。
相手のモンスターを効果無効or裏側守備表示にできる「アメイズメント」のお化け屋敷になります。
(1)の効果により 「アトラクション」罠カードは自分の「アメイズメント」モンスターまたは相手モンスターに装備することができます。
(2)は装備モンスターのコントローラーによって効果を発動できる「アトラクション」罠カードの固有効果になります。
自分モンスターに装備した場合は「相手フィールドの効果モンスター1体を対象として、そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする」無効効果になります。
対象を取りますが、相手モンスターの効果無効が弱いわけがありませんよね(笑)
それに加え「アトラクション」罠カードなため、アクセスがしやすく、維持できれば強力な牽制カードになります。
相手モンスターに装備した場合は「装備モンスターを裏側守備表示にする」表示形式を変更する効果になります。
裏側守備表示になるため、装備したこのカードは墓地に送られてしまいますが、【月の書】のように相手の展開を制限したり、戦闘破壊することができ十分に妨害として強力な効果になります。
相手の展開を制限でき、汎用性が高い妨害メインの「アトラクション」罠カードなため、2~3枚は採用したいカードになります。
アメイズメント・ファミリーフェイス
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分の「アトラクション」罠カードを装備した 相手フィールドのモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。 このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。 (2):装備モンスターのコントロールを得る。 (3):装備モンスターは自分のモンスターゾーンに存在する限り、 攻撃力が500アップし、効果を発動できず、「アメイズメント」モンスターとしても扱う。
「アトラクション」罠カードではない、「アメイズメント」の通常罠カードになります。
イラストがスロットに見えた自分はダメ人間かも知れません・・・
このカードは「自分の「アトラクション」罠カードを装備した相手フィールドのモンスター1体を対象として、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する」必要があります。
このまわりくどい発動条件が苦手で評価が低い方も多いと思います。
事前に「アトラクション」罠カードを相手に装備する前準備が必要ですが、「装備したモンスターのコントロールを奪え、装備モンスターの効果を封じ「アメイズメント」モンスターとして扱う」効果は非常に強力だと個人的には思います。
「同じ罠カードなら発動も簡単な【大捕り物】でいいじゃん!」と思うかも知れません!
ですが、【アメイズメント・ファミリーフェイス】は【アメイジングタイムチケット】でサーチを行えたり、コントロールを奪ったモンスターは「アメイズメント」として扱うため、「アトラクション」罠カードを装備でき、十分差別化できていると思います。
また、効果は発動できませんが、攻撃はすることができるため戦闘に参加することができます。
オマケ効果の「攻撃力が500アップ」も意外と馬鹿にできない上昇量だと感じました。
単体での活躍は難しいですが、個人的には評価が高めのカードになります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「アメイズメント」デッキを紹介しました。
「アメイズメント」は遊園地をイメージした派手なテーマですが、戦術としては罠カードを利用した非常に堅実な動きになります。
これからも、「アトラクション」罠カードの追加が期待できるテーマなので、「遊園地」が好きな方は作成してみてはいかがでしょうか!