2回目ですが、10月11日に「遊戯王マスターデュエル」で新セレクションパック「コズミック・オーシャン」が追加されました。
何故か管理人は【絶神鳥シムルグ】に惹かれて真っ先に「シムルグ」デッキを作成してしまいましたが、このパックは水属性モンスターの強化がメインなのを忘れていました(笑)
そこで今回紹介するデッキは「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の梶木漁太が使用していたテーマ「海」になります。
個人的には、「月」で海フィールドの浸食を攻略したのが一番印象が強いです。
漫画やアニメを見ていない人は「何を言っているんだ?」と思うかもしれませんが、初期遊戯王は気にしたら負けだと思います。

『遊☆戯☆王』コミックより引用
今回も強さ度外視の自分の好きなように作りましたので、参考程度に見て頂ければ幸いです。
ちなみに水属性テーマはかなり好きなので、「海晶乙女」も「シャーク」さんも作成しています…紹介するかは未定です。


海デッキ【メイン】【EX】

こちらが、「海」の【メイン】【EX】デッキになります。
「手札誘発無しで「後攻」どうすんだよ!」という声が聞こえてきますが、そこは皆様にお任せします! (基本的にフリー対戦用なので手札誘発は少な目を意識しています)
EXデッキは基本的に水属性で固めておけば問題ありません…正直、今回の構築では【強欲で金満な壺】を採用しているため、そこまでEXデッキに頼らないと思います。
あともう一つ謝罪として【伝説のフィッシャーマン】関連のカードは採用していません…ごめんね。
話は戻しまして「海」デッキは「如何に【海】と【海竜神-リバイアサン】をフィールドに出すかが鍵」になります。
基本的に「海」デッキは【海】カードがフィールドに存在することで、追加効果を得ることができ、ビートダウンを狙っていく戦術になります。
また「海」テーマは多彩な魔法・罠カードがあり、意外と単純なビートダウンに見えてトリッキーなデッキタイプなのが特徴になります。
正直、手札誘発や汎用カードを採用すれば、ファンデッキにしては強い方の部類になると個人的には思います。
先行が取れれば、ランク戦でも十分強力な制圧力があるので、気になった方は以降のキーカード紹介も見て頂ければ幸いです!
2023年4月20から開催中の「アトリビュート4」で使用できる構築を載せておきます。

メインデッキのキーカード
「海」デッキと紹介していますが、採用しているのは「カード名はルール上「海」として扱う」【伝説の都 アトランティス】になります。
【海】と違い「お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる」効果があるので、【海竜神-リバイアサン】などのモンスターをリリース無しで召喚できます。
また、場合によっては相手の水属性も下げるため、シンクロやエクシーズの妨害札としても活躍できることもあります。

【氷結界】は【おろかな副葬】で墓地に送ることで、レベル5以上の水属性モンスターを手札に加えることができるため【海竜神-リバイアサン】や【海亀壊獣ガメシエル】のサーチ手段として採用しています。
海竜神-リバイアサン

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「海」が存在する限り、
水属性以外の表側表示モンスターはお互いのフィールドにそれぞれ1体しか存在できない
(お互いのプレイヤーは自身のフィールドに水属性以外の表側表示モンスターが2体以上存在する場合には、
1体になるように墓地へ送らなければならない)。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから以下のカードの内いずれか1枚を手札に加える。
●「海」
●「リバイアサン」魔法・罠カード
●「シー・ステルス」魔法・罠カード
先程からチラチラ名前が上がっている「海」デッキの切り札モンスターになります。
(1)の効果が強力で「フィールドに「海」が存在する限り、水属性以外の表側表示モンスターはお互いのフィールドにそれぞれ1体しか存在できない」展開を制限する【御前試合】に似た効果になります。
フィールドに「海」のカードが必要ですが、原作の様に海が「相手のフィールドを浸食」し、水属性以外の展開デッキを完全に機能停止させてしまう効果になります。
場合によっては「先行でこのカードを置いとくだけで何もできない」という状況もあります。
(2)は「自分メインフェイズに「海」「リバイアサン」「シー・ステルス」のいずれかの魔法・罠をサーチする効果」になります。
「海」をサーチできますが、このカードがレベル5のため、先に【伝説の都 アトランティス】がないとフィールドに出すことが難しいので注意が必要です。
主なサーチ先としては、戦闘や盤面で優位に立てる【潜海奇襲】か【潜海奇襲Ⅱ】や【激流葬】をサーチでき破壊耐性を付与できる【海竜神の激昂】がオススメになります。
召喚が少々ネックになりますが【電気海月-フィサリア-】などの召喚補助は様々あるため、そこまで気になる印象は個人的にはありませんでした。
この召喚のしにくさを考えても、制圧力・サーチ効果ともに非常に強力なモンスターになります。
電気海月-フィサリア-

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「海」1枚を墓地へ送って発動できる。
手札から水属性モンスター1体を特殊召喚する。
(2):フィールドに「海」が存在し、相手が魔法・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
その後、このカードの攻撃力・守備力を600アップできる。
「海」を使うことで、展開・無効を行える下級モンスターになります。
もちろんですが、「電撃攻撃を吸収!」なんて効果はないので安心してください(笑)
(1)は「手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「海」1枚を墓地へ送って、手札から水属性モンスター1体を特殊召喚する」【海】をコストに展開する効果になります。
コストはデッキから選べるため、手札に【海竜神-リバイアサン】があればディスアドバンテージを起こさずに制圧持ちを展開することができます。
「いや、重要な【海】をコストにするのはまずいでしょ…」と思うかもしれませんが、【潜海奇襲】で墓地から発動できたり、【海】として扱うカードもあるので、1枚くらいコストにしても問題はありません。
(2)は「フィールドに「海」が存在し、相手が魔法・モンスターの効果を発動した時に、その効果を無効にする」無効効果になります。
発動条件として【海】がフィールドに必要ですが、魔法・モンスター効果を発動場所関係なく無効にできる点は優秀な効果だと思います。
また、「その後、このカードの攻撃力・守備力を600アップできる」自己強化があるため、このカードの低いステータスを補うことができます。
ただし、罠は無効にできない点と無効のみで破壊できない点は注意が必要です。
デス・クラーケン

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「海」が存在する場合、
「デス・クラーケン」以外の自分フィールドの水属性モンスター1体と、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象の自分のモンスターを持ち主の手札に戻し、
対象の相手モンスターを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、その攻撃を無効にする。
正直、初動札ではないため1枚採用で問題ないかなぁ…と思える除去モンスターになります。
(1)は「フィールドに「海」が存在する場合、フィールドの自身以外の水属性モンスターと手札のこのカードを入れ変えつつ、相手モンスターを対象に破壊する」除去効果になります。
効果としてはフリーチェーンで発動でき悪くないのですが、相手モンスターとフィールドに【海】と「水属性モンスター」が必要になるため、初動では全く使用しないと言っても良いと思います。
(2)は「相手モンスターの攻撃宣言時に、このカードを持ち主の手札に戻し、その攻撃を無効にする」攻撃を無効にする効果になります。
攻撃を無効にしたうえで、手札に戻して再度(1)を狙うことができます。
「ですが…わかっているなら戦闘以外で破壊しますよね…」
そのため、個人的にはフィールドが固まってきた中盤~後半に活躍ができるモンスターだと思います。
大要塞クジラ

このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「海」が存在する場合に発動できる。
このターン、自分の水属性モンスターは直接攻撃できる。
(2):相手バトルフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(3):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から戦士族・水属性モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
「海」デッキの火力担当でフィニッシャーモンスターになります。
(1)は「フィールドに「海」が存在する場合に、このターン、自分の水属性モンスターは直接攻撃できる」直接攻撃を付与する効果になります。
自身以外の水属性モンスターも直接攻撃できるため、展開することができれば、そのターンでデュエルを終わらすことができます。
自身も攻撃力2550と比較的高い数値なので、十分ワンキルも狙うことができます。
(2)は「相手バトルフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として、そのモンスターを破壊する」除去効果になります。
メインフェイズで使用できないため、少々使い勝手は悪いですが【潜海奇襲II】の効果を使い、手札から文字通り「奇襲」を仕掛けることで除去する方法もあります。
(3)は「フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に、自分のデッキ・墓地から戦士族・水属性モンスター1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する」効果になりますが…今回は「フィッシャーマン」関連を採用していないので、発動する機会はないです。
魚群探知機

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):デッキからレベル7以下の、「海」のカード名が記されたモンスター または水属性の通常モンスター1体を手札に加える。 フィールドに「海」が存在する場合、 さらにデッキから水属性の通常モンスター1体を特殊召喚できる。
「デッキからレベル7以下の「海」関連のモンスターをサーチできるシンプルに強い効果ですが、フィールドに【海】がある場合、さらにデッキから水属性の通常モンスター1体を特殊召喚できる」万能サーチ効果になります。
サーチできるカードは「「海」のカード名が記されたモンスター」と非常に広く、これまで紹介したカードは全部持ってくることができます。
また【海】がある場合水属性通常モンスターをデッキから特殊召喚できますが、通常モンスターをデッキに入れ過ぎてしまうとデッキパワーが下がってしまうため1枚までが良いと思います。
言ってしまえば、サーチ効果で十分強力なので通常モンスターは採用しなくても全く問題ありません。
特に話ことがない強力なサーチカードなので必ず3枚採用したい魔法になります。
潜海奇襲II

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「海」として扱う。
(2):自分フィールドの水属性モンスターは、
水属性以外の相手モンスターの効果の対象にならない。
(3):自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
自分の手札・墓地から、「海」のカード名が記されたモンスター
または水属性の通常モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、そのバトルフェイズ終了時に破壊される。
永続魔法ですが「フィールド・墓地でも「海」として扱うことができる」珍しいカードになります。
フィールド・墓地で【海】として扱うため、【潜海奇襲】の効果で墓地から発動できたり、【暗岩の海竜神】のコストとしても使用でき非常に優秀なカードになります。
(2)の効果で「自分フィールドの水属性モンスターは、水属性以外の相手モンスターの効果の対象にならない」対象耐性を付与できるため、盤面強化も行うことができます。
(3)の効果が少々トリッキーで「自分・相手のバトルフェイズ開始時に、手札・墓地から、「海」のカード名が記されたモンスターまたは水属性の通常モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する」特殊召喚効果になります。
バトルフェイズ開始時と癖が強く、「この効果で特殊召喚したモンスターは、そのバトルフェイズ終了時に破壊される」デメリット効果があります。
「それって…壁以外に役割あるの?」と思うかもしれませんが、【海竜神-リバイアサン】で相手のモンスターを墓地に送り1体したり、【大要塞クジラ】で除去など、壁以外にも役割はたくさんあります!
また、「バトルフェイズ終了時に破壊される」デメリットも【潜海奇襲】の除外効果で破壊を回避することができ、フィールドにモンスターを残すこともできます。
癖はかなり強いですが、決まれば相手のテンポを崩すことができ「奇襲」の名にはじないカードのなります。
潜海奇襲

(1):このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・墓地から「海」1枚を選んで発動できる。
(2):フィールドに「海」が存在する場合、表側表示のこのカードは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の水属性モンスター1体をエンドフェイズまで除外して発動できる。
このターン、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードは相手の効果では破壊されない。
●元々のレベルが5以上の自分の水属性モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
その相手モンスターを破壊する。
盤面・戦闘を補助ができ、さらに「海」を守ることができる万能永続罠カードになります。
(1)は「発動時の効果処理として、自分の手札・墓地から「海」1枚を選んで発動できる」ため【海】が重要になるこのデッキでは非常に嬉しい効果になります。
【海】はもちろんのこと、墓地で【海】として扱う【潜海奇襲II】も発動することができます。
(2)の前半は「自分フィールドの表側表示の水属性モンスター1体をエンドフェイズまで除外することで、このターン、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードは相手の効果では破壊されない」癖が強い効果になります。
発動するためにはフィールドに【海】が必要になりますが、(1)の効果で基本的に発動しているため気にする必要はないと思います。
「海」デッキは【海】を筆頭に魔法・罠カードを多用するテーマなので、破壊耐性を付与できる点は非常に強力な効果になります。
また、水属性モンスター1体をエンドフェイズまで除外することができるので【亜空間物質転送装置】のように、モンスターを逃がす目的で使用できます。
後半は「元々のレベルが5以上の自分の水属性モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時にその相手モンスターを破壊する」除去効果になります。
元々のレベルが5以上なうえに、戦闘を介さないといけませんが、除去効果に回数制限がなく、自分・相手の攻撃を問わないため、戦闘面ではかなり活躍が期待できると思います。
この効果により、やや戦闘面に問題がある【海竜神ーリバイアサン】を戦闘に強くすることで、より強固な制圧盤面をつくることができます。
【海竜神ーリバイアサン】でサーチすることもでき、間違いなく必須の永続罠カードになります。
暗岩の海竜神

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「海」1枚を墓地へ送って発動できる。
自分の手札・デッキから、「海」のカード名が記されたモンスターまたは
水属性の通常モンスターを合計2体まで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、
さらに手札・デッキからレベル6以下の水属性の通常モンスターを任意の数だけ特殊召喚できる。
このカードの発動後、次の自分ターンの終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
【海】を発動コストに「「海」のカード名が記されたモンスターまたは水属性の通常モンスターを合計2体まで守備表示で特殊召喚する」展開効果になります。
フィールドの【海】をコストにするので、【海】が無いと効果が発動できない、モンスターも存在するので必ず注意が必要です。
相手エンドフェイズ時に発動すれば守備表示も気にならず、特殊召喚されたモンスターは、効果は無効にならないため【海竜神-リバイアサン】や【電気海月-フィサリア-】などを特殊召喚し牽制することもできます。
デメリットとして「次の自分ターンの終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない」ですが、水属性モンスターでデッキを固めているのでそこまで気にする必要はないです。
また、「相手フィールドにモンスターが存在する場合、さらに手札・デッキからレベル6以下の水属性の通常モンスターを任意の数だけ特殊召喚できる」追加効果があります。
ですが、相手依存なうえに特殊召喚できるのは通常モンスターなので、個人的な感想ですが「正直…今回の構築では使わないかな…」
結論としては、効果は十分強力ですが【海】をコストにするため、よっぽど上振れたデュエルじゃないと使用しないです。
個人的にもそこまで使用回数が多いわけではないので1枚採用になります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「海」デッキを紹介しました。
このテーマはファンデッキとしてはまあまあ強いです(笑)
てか【海竜神-リバイアサン】が強い...それだけ今回は覚えて下さい。
余談ですが、最近仕事が忙しく、遊戯王があまりできていません。
決して『オーバーウォッチ 2』や『APEX』をやっているわけではないですからね(遠い目)
これからも無理せずデッキ紹介していくので、暇つぶし程度にこれからもよろしくお願いします。