以前、「遊戯王デュエルターミナル」出身の「氷結界」デッキを紹介しました。
以前紹介した「氷結界」デッキはコチラになりますが…遊戯王を始めたばかりなので、あまり自信はありません(笑)
「氷結界」をはじめ「遊戯王デュエルターミナル」はストーリーがあり、様々な人気テーマを生みだしてきました。
個人的にもターミナルのストーリーは非常に好きで、オススメしたいデッキはたくさんありますが、今回紹介したいのは、デュエルターミナル第13弾から新たに登場したテーマになります。
そのテーマは、突如としてターミナル世界に蔓延した現象・・・「ヴェルズ」になります!
「ヴェルズ」は特定のモンスターが感染したという設定で、イラストも華麗で禍々しく厨二心をくすぐられるテーマになります。
是非! 私と同じ「デュエルターミナル」世代の方や闇落ちが好きな方は、今から紹介するデッキを参考にしてみて下さい。
ヴェルズデッキ【メイン】
こちらが「ヴェルズ」の【メイン】デッキになります。
恒例になりつつある…初手謝罪!【神の警告】を採用していますが、生成コストに余裕がある場合は【神の通告】を採用しましょう。 (管理人はUR貧乏でつくれません…でした)
本当にここだけの話、マスターデュエルのデッキ代も馬鹿にならないです…だから…広こ…押…これ以上は規約違反なので何も言いません(笑)
「ヴェルズ」の特徴はエクシーズ+メタデッキ+ビートダウンデッキになります。
EXモンスターで話しますが【ヴェルズ・オピオン】が「お互いレベル5以上のモンスターの特殊召喚を封じる効果」を持っており、一時期は環境デッキとしても存在していました。
ですが、時が経ち「エクシーズ」「リンク」強力なモンスターが追加され、影も形も無くなってしまいましたが、「ヴェルズ」は今も戦えない訳ではありません!
環境にかなり左右されるテーマですが、「相剣」「デスピア」など場合によっては、環境デッキにも完封勝利できるポテンシャルはあるデッキになります!
ただし、ランク戦はデッキタイプがバラバラなので、ランク上げが目的の方は苦行になるのでオススメはしません(笑)
今回は古き良き「ヴェルズ」を可能な限り再現したため、古いと感じてしまった方に申し訳ございません。
ただ、ガチガチに組んでしまったら「ヴェルズ」の必要性が薄くなってしまうため、昔のタイプを意識して作成してみました。
いつも通り、参考程度に見て頂ければ幸いです。
メインデッキのキーカード
【レスキューラビット】は通常モンスターの【ヴェルズ・ヘリオロープ】にアクセスができ、即座にランク4エクシーズに繋げることができるため、3枚採用しています。
ただし今回の構築は【レスキューラビット】を1回使用すると、特殊召喚できる通常モンスターがいない点は注意が必要です。
「ヴェルズ」はデッキ枠の空きが多いため、汎用カードや【侵略の汎発感染】と相性が良い【激流葬】などの妨害カードがオススメです。
ちなみに「ヴェルズ」と「インヴェルズ」はデッキタイプが違うので覚えておきましょう!
ヴェルズ・カストル
このカードが召喚に成功したターン、 自分は通常召喚に加えて1度だけ 「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を召喚できる。
「ヴェルズ」の召喚権を増やす【二重召喚】持ちのモンスターになります。
効果は単純「このカードが召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を召喚できる」になります。
この効果により、レベル4「ヴェルズ」モンスターを連続で召喚すれば容易にランク4エクシーズにまで繋げることができます。
また、このカードの効果は「召喚に成功した時点でチェーンブロックを作らず即座に適用される」ため、【エフェクト・ヴェーラー】や【夢幻泡影】などチェーンで無効にすることができません。
エクシーズで横並びが重要になる「ヴェルズ」にとっては、単純ですが優秀な効果になるため、3枚採用しています。
ヴェルズ・マンドラゴ
(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。
自身が特殊召喚効果を持つ「ヴェルズ」モンスターになります。
コチラも効果は単純で「相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、このカードは手札から特殊召喚できる」自己展開になります。
効果は受け身寄りで、先行では活躍が難しいですが、後攻や劣勢時には展開要員としてランク4エクシーズに繋げることができます。
ただ正直な話…現代遊戯王では、もっと優秀な特殊召喚効果があり厳しいのが現実…
ヴェルズ・サンダーバード
魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、 自分フィールド上のこのカードをゲームから除外できる。 この効果は相手ターンでも発動できる。 この効果で除外したこのカードは次のスタンバイフェイズ時にフィールド上に戻り、 攻撃力は300ポイントアップする。 「ヴェルズ・サンダーバード」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
あの凶悪【霞の谷の巨神鳥】がヴェルズ化したモンスターになります。
「魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、自分フィールド上のこのカードをゲームから除外でき、この効果で除外したこのカードは次のスタンバイフェイズ時にフィールド上に戻り、攻撃力は300ポイントアップする」非常に特殊な効果になります。
この効果は「相手のターンにも発動することができる」ので、次の自分ターンまでこのカードを生き残らせ、ランク4エクシーズなどを行うことができます。
また、発動条件は「相手の効果限定では無い」ので、自分で【激流葬】や【ブラック・ホール】などを発動して相手を除去しつつ、一方的に自身を逃がすこともできます。
帰還したら攻撃力1950のアタッカーとしても運用できますが、「ヴェルズ」デッキでは単体運用が難しいので、1~2枚採用がオススメになります。
ヴェルズ・ケルキオン
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分の墓地の「ヴェルズ」モンスター1体を除外し、 自分の墓地の「ヴェルズ」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。 (2):このカードの(1)の効果を適用したターンのメインフェイズに発動できる。 「ヴェルズ」モンスター1体を召喚する。 (3):このカードが墓地へ送られたターン、 「ヴェルズ」モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくできる。
実質、蘇生効果をもつ「ヴェルズ」モンスターになります。
(1)は「自分の墓地の「ヴェルズ」モンスター1体を除外し、自分の墓地の「ヴェルズ」モンスター1体を対象として、そのモンスターを手札に加える」サルベージ効果になります。
墓地に「ヴェルズ」モンスターが2枚必要になりますが、「ヴェルズ」を手札に加えられる点は非常に優秀な効果になります。
(2)は「このカードの(1)の効果を適用したターンのメインフェイズに「ヴェルズ」モンスター1体を召喚する」【二重召喚】効果になります。
基本的に(1)の効果でサルベージしたモンスターを追加召喚し、ランク4エクシーズに繋げることが多いです。
(3)は「このカードが墓地へ送られたターン、「ヴェルズ」モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくできる」リリース軽減効果になります。
コチラのリリース軽減効果は、ランク4エクシーズを主体にする今回の「ヴェルズ」デッキでは、活躍は難しいです。
墓地に「ヴェルズ」モンスターがいないと、効力が発揮しませんが間違いなく強力なので、3枚採用したいモンスターになります。
侵略の汎発感染
(1):自分フィールドの全ての「ヴェルズ」モンスターは、 ターン終了時までこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。
「ヴェルズ」テーマの強力な魔法・罠対策効果になります。
(1)は「自分フィールドの全ての「ヴェルズ」モンスターは、ターン終了時までこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない」【禁じられた聖槍】に似た効果になります。
強力な耐性をデメリットなく「ヴェルズ」全体に付与できますが、モンスター効果は受けてしまう点は注意が必要です。
とは言え、自身が発動した【激流葬】【ブラック・ホール】などに対しても複数の「ヴェルズ」モンスターを守ることができ、十分強力なカードになります。
また、「侵略の」魔法カードなので【ヴェルズ・オピオン】の効果によりサーチすることができ、2枚で現在でも強力な盤面をつくることができます。
全盛期の「ヴェルズ」よりはパワー不足を感じますが、十分強力なカードなため3枚採用しています。
侵略の侵喰感染
1ターンに1度、自分の手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、 「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体をデッキに戻して発動できる。 デッキから「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
「ヴェルズ」専用のサーチ・手札交換できる永続罠カードになります。
効果は「1ターンに1度、自分の手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体をデッキに戻して、デッキから「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を手札に加える」サーチ兼手札交換効果になります。
罠カードなためタイミングは遅く、発動コストに手札または自分フィールド上に表側表示で存在する「ヴェルズ」モンスターが必要になりますが、状況に応じた「ヴェルズ」に入れ替えることができます。
「ヴェルズ」において優秀なサーチカードとして使えるため、1~2枚採用がオススメになります。
ヴェルズデッキ【EX】
こちらが「ヴェルズ」のEXデッキになります。
「ヴェルズ」はランク4エクシーズ主体になり、「インヴェルズ」を合わせて、EXモンスターは8種類存在します。
「ヴェルズ」にはリンクモンスターの【インヴェルズ・オリジン】がいますが、正直…ランク4エクシーズモンスターが強力なため、今回は採用していません。
極論、言ってしまえば【ヴェルズ・オピオン】以外は、強いランク4エクシーズならEXモンスターは何でもいいです(笑)
EXデッキのキーカード
今回、紹介するEXモンスターは3種類になります。
「8種類もあるのに?」と思いますが、今回は無理やり採用しているだけで、今から紹介する「ヴェルズ」モンスターだけでも十分だと思います。
言っている自分も悲しいですが…今はもっと優秀なEXモンスターがいるので、わざわざ採用する理由がないと感じました。
「ヴェルズ」君...本当にごめんなさい...
ヴェルズ・オピオン
レベル4「ヴェルズ」モンスター×2
(1):X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「侵略の」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
トラウマの方も多い「オピョォ」...現代遊戯王でもシンクロ・融合・儀式には強く出れる「ヴェルズ」の強力な制圧モンスターになります。
(1)は「X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない」特殊召喚を抑止する効果になります。
エクシーズ素材があれば、永続的に抑止できるため、レベル5以上を主体にするデッキ相手には強力な制圧効果になります。
もちろんレベル5以上なので「壊獣」などの除去も行うことができません。
ただし、レベルを持たないエクシーズやリンクには、かなり弱い点は注意が必要です。
あと...「ふわんだりぃず」に弱いです・・・あれは絶対特殊召喚ですよね(怒)
(2)は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて、デッキから「侵略の」魔法・罠カード1枚を手札に加える」サーチ効果になります。
基本的に、先ほど紹介した【侵略の汎発感染】をサーチすることで、実質的に魔法・罠カード耐性を持つことができるためオススメになります。
強力なエクシーズやリンクが増えたからとは言え、決まれば相手が何も出来ないままデュエルを終わらせるポテンシャルがある、現代遊戯王でも十分強力なモンスターになります。
ヴェルズ・バハムート
「ヴェルズ」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
手札から「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を捨て、
選択した相手モンスターのコントロールを得る。
相手モンスターを永続的にコントロール奪取する強力なモンスターになります。
エクシーズ素材を1つ取り除き、手札から「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を捨て、相手モンスターのコントロールを永続的に得ることができます。
発動コストとして手札から「ヴェルズ」を捨てる必要がありますが、コントロールを永続的に得ることができ、コントロールを得たモンスターはデメリットがないため非常強力な効果になります。
先行で制圧できる【ヴェルズ・オピオン】と違い、【ヴェルズ・バハムート】は後攻特化の返し札としての役割になります。
そのため、【ヴェルズ・オピオン】で対応できない点を埋めてくれる存在で「ヴェルズ」の対応の幅を広げてくれてる優秀なモンスターになります。
励輝士 ヴェルズビュート
レベル4モンスター×2
(1):自分メインフェイズまたは相手バトルフェイズに、
相手の手札・フィールドのカードを合計した数が
自分の手札・フィールドのカードを合計した数より多い場合、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。
この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
全体破壊を持つ「ヴェルズ」の除去モンスターになります。
今は似た強力なモンスター【天霆號アーゼウス】がいますが...今回は目をつぶって下さい・・・
「自分メインフェイズまたは相手バトルフェイズに、相手の手札・フィールドのカードを合計した数が、自分の手札・フィールドのカードを合計した数より多い場合、このカードのX素材を1つ取り除いて、このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する」一度にフィールドを一掃できる強力な効果になります。
条件は癖が強く劣勢時ではないと発動できませんが、不利盤面を覆す事も十分可能な効果になります。
また、フリーチェーンで発動でき、1ターンに1度の制約もないため、条件を満たせれば2度目の発動も可能です。
そのため、相手の破壊耐性や蘇生したモンスターなども容赦なく破壊することができます。
デメリットとして「この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる」ため、全体破壊してからの追撃はできない点は注意が必要です。
最近は破壊耐性を持ったカードが増えてきていますが、素材も「レベル4モンスター×2」と非常に緩いため、十分活躍ができるモンスターになります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「ヴェルズ」デッキを紹介しました。
正直…過去の栄光になってしまいますが、「ヴェルズ」は今でも十分戦えると個人的に思います。
決まれば環境デッキを完封することができ、最高に優越感に浸れますよ(笑)
是非、デュエルターミナルを思い出して作成してみてはいかがでしょうか!