みなさんは「スピリット」モンスターをご存知でしょうか?
なんと! 「スピリット」の登場は、2001年11月29日発売「Mythological Age -蘇りし魂-」が初登場と非常に古く歴史があるモンスターになります。
昔から遊戯王をやっている方は「八咫ロック」と言えば、トラウマが蘇るのではないでしょうか(笑)
ですが、その【八汰烏】が2022年10月1日適応のリミットレギュレーションで禁止から帰ってくることが決まりましたね! 時代を感じます・・・
話は戻りまして、「スピリット」の話をしたので察している方も多いと思いますが、今回は「スピリット」+「儀式」のテーマ「霊魂鳥(エスプリットバード)」デッキを紹介していきます!
純構築ならそこまで、生成コストはかからないのですが調整をしていくにつれて…非常に高いデッキになってしまいました。
その点は…誠に申し訳ございませんでした!
霊魂鳥(エスプリットバード)デッキ
こちらが、「霊魂鳥(エスプリットバード)」の【メイン】【EX】デッキになります。
ぱっと見た、だけでわかると思いますが、生成コストが高いですね...
最初にも少し触れましたが「霊魂鳥」は「スピリット」を主体としたテーマになります。
基本的に「スピリット」モンスターは一般のモンスターと違い、効果は強力なものが多いですが、召喚に関して共通のデメリット効果を持っています。
このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。 このカードを持ち主の手札に戻す。
このように「スピリット」は基本的には召喚ターンのみしか場に存在できず、手札に戻ってしまい非常に癖が強いモンスターになります。
「霊魂鳥」はその癖が強い「スピリット」+「儀式」を利用するテーマと言えば分かりやすいと思います。
「霊魂鳥」の特徴はバウンス効果が多く基本的に後攻に強いデッキタイプになります。
そのため、「壊獣」などの後攻カードと相性が良く、無理なく採用することができます。
展開力は「スピリット」なので高くはないですが、制圧やバウンス効果を駆使して戦うことができ、個人的にテーマとしては弱くないと感じました。
ただし、ハッキリ言います!「スピリットと儀式は相性が悪い!」
もし「スピリット」テーマが気になる方は以降のキーカード紹介を見て頂ければ幸いです!
デッキのキーカード
今回のデッキはEXよりも「スピリット」モンスターを主体として戦うことが多いため【金満で謙虚な壺】を採用しています。
「霊魂鳥(エスプリットバード)」は後攻デッキなので【獣王アルファ】と「壊獣」カードを採用していますが、【獣王アルファ】は生成コストがない方は作らなくても問題ありません。
また今回は採用していませんが【トレード・イン】はデッキの回りが良くなるため、レベル8が多いこのデッキでは非常にオススメになります。
霊魂鳥神-彦孔雀
「霊魂の降神」により降臨。 このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。 (1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。 相手フィールドのモンスターを3体まで選んで持ち主の手札に戻す。 その後、手札からレベル4以下のスピリットモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる。 (2):このカードが特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動する。 このカードを持ち主の手札に戻し、 自分フィールドに「霊魂鳥トークン」(鳥獣族・風・星4・攻/守1500)2体を特殊召喚する。
「霊魂鳥」の切り札の1枚で対象を取らないモンスター3枚バウンス!
(1)は「このカードが儀式召喚に成功した場合に、相手フィールドのモンスターを3体まで選んで持ち主の手札に戻す」バウンス効果になります。
バウンス効果は対象を取らないため、対象耐性や破壊耐性が多い遊戯王では非常に強力なバウンス効果になります。
また、バウンス効果と「壊獣」を利用することで、高打点を相手に与えることができ、バウンスした「壊獣」を再度使用することが可能です。
追加効果として、その後「手札からレベル4以下のスピリットモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる」特殊召喚効果があります。
基本的に「スピリット」モンスターは特殊召喚では効果を発動しないため、永続効果を持つ【天岩戸】の召喚を狙うのがオススメになります。
ただし、バウンスしないと手札からの特殊召喚効果は発動しないため、先攻では発動しにくい点は注意が必要です。
(2)は「このカードが特殊召喚したターンのエンドフェイズに、このカードを持ち主の手札に戻し、自分フィールドに「霊魂鳥トークン」(鳥獣族・風・星4・攻/守1500)2体を特殊召喚する」トークン生成効果になります。
このカードも「スピリット」なのでもちろん手札に戻ります(笑)
基本的に「スピリット」は盤面が空になる性質上、壁としての役割が多いです。
ただし、【緊急儀式術】が伏せてあれば、トークンを素材として相手ターンに儀式召喚を行うことができバウンスで妨害をすることも可能です。
霊魂鳥神-姫孔雀
「霊魂の降神」により降臨。 このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。 (1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。 相手フィールドの魔法・罠カードを3枚まで選んで持ち主のデッキに戻す。 その後、デッキからレベル4以下のスピリットモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる。 (2):このカードが特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動する。 このカードを持ち主の手札に戻し、 自分フィールドに「霊魂鳥トークン」(鳥獣族・風・星4・攻/守1500)2体を特殊召喚する。
【霊魂鳥神-彦孔雀】と対になる切り札カードになります。モデルは「織姫と彦星」だと思います。
こちらは、対象を取らない魔法・罠カード3枚バウンスになります。
(1)は「このカードが儀式召喚に成功した場合に、相手フィールドの魔法・罠カードを3枚まで選んで持ち主のデッキに戻す」バウンス効果になります。
こちらは、魔法・罠になりますがバウンス先がデッキののため、相手の再利用を防ぐことができます。
また、追加効果も少々違い「デッキからレベル4以下のスピリットモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる」リクルート効果になります。
特殊召喚効果は手札からではなくデッキからなので、強力な制圧効果を持つ【天岩戸】に容易にアクセスすることができます。
こちらも バウンスしないとデッキからの特殊召喚効果は発動しないため注意が必要です。
このように、決まれば大量のアドバンテージを得ることができますが、【霊魂鳥神-彦孔雀】と同じく(2)の効果でトークン生成した後に手札に戻ってしまう点は残念・・・
霊魂の降神
「霊魂鳥神-姫孔雀」「霊魂鳥神-彦孔雀」の降臨に必要。 (1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、 自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、 またはリリースの代わりに自分の墓地のスピリットモンスターを除外し、 手札から「霊魂鳥神-姫孔雀」または「霊魂鳥神-彦孔雀」を儀式召喚する。
【霊魂鳥神-姫孔雀】と【霊魂鳥神-彦孔雀】の専用儀式魔法になります。
この儀式魔法はカード名が書かれているため【儀式の下準備】に対応しています。
「レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース」できるので、レベルをピッタリにしなくても良い点は及第点です(笑)
しかし、この儀式の1番の特徴は「リリースの代わりに自分の墓地のスピリットモンスターを除外」することができる点になります。
基本的に「スピリット」モンスターは特殊召喚ができないため、墓地の「スピリット」モンスターが儀式素材になれる点は非常に優秀な効果だと思います。
正直に話すと...リリース素材よりも儀式魔法が足らなくなる場合があるので【緊急儀式術】は2枚採用した方が良いと思います。
荒魂
このカードは特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚・リバースした時に発動できる。 デッキから「荒魂」以外のスピリットモンスター1体を手札に加える。 (2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。 このカードを持ち主の手札に戻す。
召喚・リバースで自身以外の「スピリット」をサーチできるモンスターになります。
「スピリット」モンスターなら特に指定はなく【霊魂鳥神-姫孔雀】と【霊魂鳥神-彦孔雀】も「スピリット」モンスターのため、サーチを行うことができます。
ただし、特殊召喚時では発動しないためサーチする場合は召喚権を使用してしまう点は注意が必要です。
また、(2)の共通効果によりエンドフェイズ時に手札に戻るデメリット効果があります。
ですが、考え方を変えれば手札に戻るため召喚権を使えば、次のターンも「スピリット」モンスターをサーチすることができます。
個人的には召喚権を使用するとは言え、万能サーチは非常に優秀な効果だと思います。
これから「スピリット」が強化されれば...禁止カードレベルのモンスターになると信じています!
和魂
このカードは特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚・リバースしたターン、 自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにスピリットモンスター1体を召喚できる。 (2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。 このカードを持ち主の手札に戻す。 (3):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。 自分はデッキから1枚ドローする。 この効果は自分フィールドにスピリットモンスターが存在する場合に発動と処理を行う。
「スピリット」の召喚権を増やせ、ドロー効果を持つ優秀なモンスターになります。
(1)は「このカードが召喚・リバースしたターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにスピリットモンスター1体を召喚できる」追加の召喚権を得る効果になります。
先ほど紹介した【荒魂】が手札にあれば、【荒魂】を追加召喚し「スピリット」モンスターサーチを行いながら、このカードとランク4エクシーズなどに繋げることができます。
(3)は「このカードが墓地へ送られた場合に、自分はデッキから1枚ドローする。この効果は自分フィールドにスピリットモンスターが存在する場合に発動と処理を行う」ドロー効果になります。
ドロー効果を発動するためには「スピリット」モンスターがフィールドに必要になりますが、【霊魂鳥神-彦孔雀】や【霊魂鳥神-姫孔雀】の儀式素材にすれば、ドロー効果を容易に発動できます。
基本的に「スピリット」を主体にしているデッキなら、間違いなく活躍できるモンスターになります。
天岩戸
このカードは特殊召喚できない。 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない。 (2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。 このカードを持ち主の手札に戻す。
「スピリッツ」モンスター以外のモンスターすべての効果を封じてしまう...強力な引きこもりモンスターになります。
(1)は「このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない」凶悪な制圧効果になります。
重要な点は「フィールド上」とは書いていないことになります。
そのため、墓地のモンスター効果や【増殖するG】や【灰流うらら】の手札誘発も発動することができません!
強力な制圧効果ですが、召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に手札に戻ってしまう「スピリット」の共通効果はもちろん、このカードにもあります。
ですが、「スピリット」が手札に戻るのは召喚・リバースしたターンなので【霊魂鳥神-彦孔雀】や【霊魂鳥神-姫孔雀】からは召喚条件を無視して特殊召喚するため、手札に戻らずフィールドに存在し続け、相手のターン中も(1)を適用することができます。
ただし「スピリット」以外は自分のモンスター効果も発動することができない点は注意が必要です。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「霊魂鳥(エスプリットバード)」デッキを紹介しました。
「スピリット」は日本神話をモデルにしているため、個人的にはかなり好きなテーマになります。
ただ正直に話しますと...もう少し「スピリット」に新規や強化をいたがけませんでしょうかKONAMI様...
「スピリット」は普段のモンスターとは一味違うので、いつもとは違うデッキタイプを試してみたい方は是非検討してみて下さい!