遊☆戯☆王デュエルモンスターズを見ていない方も「トムの勝ちデース」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
その方は、王国編で大活躍し「マジック&ウィザーズ」を生み出した天才ゲームデザイナーこと「ペガサス・J・クロフォード」さんですね(笑)
彼は何と言ってキャラが濃い...そんな彼が使うテーマも癖が強いです。
そのテーマは、アメリカのカートゥーン色が強い「トゥーン・デッキ」というテーマになります。
原作ではただのチートテーマでしたが、実際のOCGでは調整されているので問題ありません。
今回はその「トゥーン・デッキ」をいつも通り純構築を意識して作成してみました。
文句ではありませんが、某有名サイトでは「それ、トゥーンデッキじゃなくていいだろ!」という構築が紹介されていて、個人的に納得いかないので作成しました。
ペガサスデッキではないので、【サクリファイス】は採用していませんが、純トゥーンデッキの参考にしてみて下さい!
トゥーンデッキ【メイン】【EX】
こちらが、「トゥーンデッキ」の【メイン】【EX】デッキになります。
【EX】デッキは使用するタイミングはそれ程多くはありませんが、【No.11 ビッグ・アイ】は回している感じ、使用する機会が多かったイメージがあります。
とは言え、生成コストも有限ですし…「絶対にこのカードを採用しろ!」というモンスターはいないのでEXはお任せします!
「トゥーンデッキ」は【トゥーン・キングダム】(トゥーン・ワールド)を軸に【トゥーン】カードや【コミックハンド】などの強力なサポートを駆使して戦うテーマになります。
また、大半のトゥーンモンスターは、共通効果で召喚・特殊召喚ターンには攻撃できない効果と【トゥーン・ワールド】が存在する場合に直接攻撃ができる効果を持っています。
このように「トゥーン」は遊戯王の中でもかなり特殊なテーマになりますが、上手く決まれば一方的にデュエルを終わらすことができるポテンシャルがあります。
今回【カイザーコロシアム】の採用などで少々、メタビート型になってしまいましたが...ファンデッキも勝たなくては楽しくないと思うので、許してください・・・
【トゥーン・ヂェミナイ・エルフ】1種類しか採用していないトゥーンデッキよりはマシ(小声)
デッキのキーカード
今回のデッキはEXよりも【トゥーン】モンスターを主体として戦うことが多いため【金満で謙虚な壺】を採用しています。
【伝説の黒石】は【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】が対応しており、このカードをリリースすることでリクルートすることができるため3枚採用しています。
トゥーン・キングダム
(1):このカードの発動時の効果処理として、 自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外する。 (2):このカードはフィールドゾーンに存在する限り、 カード名を「トゥーン・ワールド」として扱う。 (3):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない。 (4):自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、 代わりに破壊されるモンスター1体につき1枚、 自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる。
このカードがないと何も始まらないくらい重要なフィールド魔法になります。
そのため、【トゥーンのもくじ】【トゥーンのしおり】【テラ・フォーミング】とサーチできるカードを多く採用して、実質的に10枚体制にしています。
このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外する必要がありますが、このカードはフィールドゾーンに存在する限り、カード名を【トゥーン・ワールド】として扱うことができます。
また【トゥーン・ワールド】と違い、様々な耐性を付与できるのが、このカードの強みになります。
(3)は「このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない」対象耐性を付与する効果になります。
(4)は「自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに破壊されるモンスター1体につき1枚、自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる」破壊耐性の付与になります。
この2つの耐性付与のおかげで、元々耐性のないトゥーンモンスターの場持ちが非常に良くなりました。
しかし、【トゥーン・キングダム】自体には耐性が全くない為・・・【トゥーン・テラー】や【トゥーンのしおり】を墓地に送るなどして守る必要があります。
レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン
(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。 (2):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、 相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、 このカードは直接攻撃できる。 (3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 手札から「レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン」以外のトゥーンモンスター1体を 召喚条件を無視して特殊召喚する。
【伝説の黒石】からアクセスが可能なトゥーン化した【真紅眼の黒竜】になります。
(1)(2)はトゥーンの共通効果になります。
(3)は「1ターンに1度、自分メインフェイズに、手札から「レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン」以外のトゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する」特殊召喚する効果になります。
召喚条件を無視するので、大型モンスターなどをコストなしで容易に展開することができ、非常に貴重な効果になります。
使い方としては、【トゥーン・カオス・ソルジャー】などの強力なモンスターを展開したり、【トゥーン・ブラック・マジシャン】を特殊召喚し、ランク7エクシーズなどを行うことが多いです。
トゥーンの貴重な展開要員なるので、かなり活躍するモンスターなります。
トゥーン・ブラック・マジシャン
(1):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。 (2):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、 相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、 このカードは直接攻撃できる。 (3):1ターンに1度、手札から「トゥーン」カード1枚を捨て、 (3):1ターンに1度、手札から「トゥーン」カード1枚を捨て、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●デッキから「トゥーン・ブラック・マジシャン」以外の トゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。 ●デッキから「トゥーン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
展開・サーチができるトゥーン化した【ブラック・マジシャン】になります。
(1)(2)はトゥーンの共通効果になります。
(3)は「1ターンに1度、手札から「トゥーン」カード1枚を捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる」選択の起動効果になります。
●デッキから「トゥーン・ブラック・マジシャン」以外の
トゥーンモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
●デッキから「トゥーン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】と違い、「「トゥーン」カード1枚を捨てる」コストが必要ですが、リクルートや魔法・罠カードのサーチが行え、状況にあわせた効果を発動することが可能です。
普通に召喚するのは難しいため【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】や【トゥーン・フリップ】で召喚するのが基本になります。
トゥーン・カオス・ソルジャー
このカードは通常召喚できない。 自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8以上になるようにトゥーンモンスターをリリースした場合に特殊召喚できる。 (1):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、 相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、 このカードは直接攻撃できる。 (2):1ターンに1度、自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを除外する。 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
他のトゥーンと少々違う、トゥーン化した【カオス・ソルジャー】になります。
(1)はトゥーンの共通効果になりますが、このカードは「召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない」という制約がなく、召喚行為を行ったターンに攻撃ができます。
また、このカードは通常召喚ができなく、自分の手札・フィールドから、レベルの合計が8以上になるようにトゥーンモンスターをリリースした場合に特殊召喚できます。
とは言え...コストが意外と重いので、基本的には【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】などの召喚条件を無視して召喚することが多いです。
(2)は「1ターンに1度、自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合、フィールドのカード1枚を対象として、そのカードを除外する」除去効果になります。
デメリットとして、そのターン攻撃できなくなりますが、カードの種類に指定がなく、除外効果なので非常に強力な除去効果になります。
攻めにも、除去にも活躍できるトゥーンの切り札的なモンスターなので、2~3枚は採用したいカードになります。
トゥーンのもくじ
(1):デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。
説明不要のトゥーンの何でもサーチカードになります。
ターン1制限もなく、自身を含むあらゆるトゥーンと名の付くカードをサーチできるため、3枚採用したい必須カードになります。
デッキ圧縮のために採用しているテーマもありますが、純構築のトゥーンなら何枚手札にきても腐ることはない最強サポートになります。
なので、絶対3枚採用してください! 以上!
トゥーンのしおり
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):「トゥーンのしおり」以外の「トゥーン・ワールド」のカード名が記されたカード または「トゥーン・ワールド」1枚をデッキから手札に加える。 (2):自分フィールドの「トゥーン・ワールド」が効果で破壊される場合、 代わりに墓地のこのカードを除外できる。
1ターンに1枚しか発動できないうえに、【トゥーンのもくじ】よりはサーチできる範囲が狭いですが、間違いなく3枚採用したいサーチカードになります。
(1)は「「トゥーンのしおり」以外の「トゥーン・ワールド」のカード名が記されたカード
または「トゥーン・ワールド」1枚をデッキから手札に加える」サーチ効果になります
こちらは【コミックハンド】などのトゥーンでないサポートカードなどをサーチすることができます。
(2)は「自分フィールドの「トゥーン・ワールド」が効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる」身代わり効果になります。
正直…トゥーンデッキは【トゥーン・キングダム】がなくなったら負けになるので、破壊から守れる点で非常に優秀な効果になります。
ただし、破壊以外の除去には対応していないため注意が必要です。
使い方としては【トゥーン・キングダム】を(1)の効果でサーチすると、(2)の身代わり効果の準備ができるので、オススメの動きになります。
コミックハンド
自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に相手フィールドのモンスターに装備できる。 (1):装備モンスターのコントロールを得る。 (2):装備モンスターはトゥーンモンスターとしても扱い、 相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、装備モンスターは直接攻撃できる。 (3):フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在しない場合にこのカードは破壊される。
トゥーンデッキの【強奪】になります。
このカードは「自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に相手フィールドのモンスターに装備でき、装備モンスターのコントロールを得る」ことができます。
また、装備モンスターはトゥーンモンスターとしても扱い、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、装備モンスターは直接攻撃ができます。
簡単に言えば、相手のモンスターを盗み、トゥーンモンスターにしてしまう効果になります。
もちろん、トゥーンモンスターとして扱うので【トゥーン・キングダム】を発動していれば、奪ったモンスターにも耐性を付与できます。
フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在しない場合にこのカードは破壊されてしまいますが、【トゥーンのしおり】でサーチできる為、活躍の場面は多い印象があります。
トゥーン・フリップ
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に発動できる。 デッキからカード名が異なるトゥーンモンスター3体を相手に見せ、 相手はその中からランダムに1体選ぶ。 そのモンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールドに特殊召喚する。 残りのモンスターはデッキに戻す。
運は絡みますが、大型トゥーンモンスターを展開できる速攻魔法になります。
自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に発動でき、デッキからカード名が異なるトゥーンモンスター3体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選びます。
そのモンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールドに特殊召喚し、残りのモンスターはデッキに戻します。
【トゥーン・ワールド】が存在していれば、3枚からランダムになりますがデメリットなしでトゥーンモンスターを展開することができます。
基本的には、展開能力を持つ【トゥーン・ブラック・マジシャン】や【レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン】、除去効果を持つ【トゥーン・カオス・ソルジャー】を選んでおけば、どれが当たっても損はないと思います。
また、速攻魔法なので相手エンドフェイズに発動できれば、トゥーン共通の特殊召喚ターンに攻撃できないデメリットを回避することができ、すぐさま攻めに転じることができます。
トゥーン・テラー
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」及びトゥーンモンスターが存在し、 モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。 その発動を無効にし破壊する。
条件が少々厳しいですが、サーチができる万能カウンター罠になります。
「自分フィールドに「トゥーン・ワールド」及びトゥーンモンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時にその発動を無効にし破壊する」すると言う、強力な効果になります。
あらゆる効果を無効にし破壊できるので、弱いわけがありません!
【トゥーン・キングダム】を除去から守ることができ、【トゥーンのもくじ】【トゥーンのしおり】どちらでもサーチが効くので非常に優秀です。
発動条件が少々厳しいですが、純構築のトゥーンならサーチ手段も多く、それ程難しいことではないと思います。
ただし、【トゥーン・キングダム】を守らなければならない都合上、攻めなどではあまり使えず、「発動させられる」場面が多い印象がありました。
そのことを考えても、条件が揃えば活躍の場面は多く、非常に強力な罠カードなので、2~3枚は採用することをオススメします。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「トゥーン」デッキを紹介しました。
使っていると実感できますが、ファンデッキにしては意外と強いです!
トゥーンデッキは【コミックハンド】などのトリッキーな動きなどがあり、使用していてもかなり楽しいテーマになります。
個人的にもオススメなので、気になる方は是非とも作成してみてはいかがでしょうか。