子供の頃「アステカの水晶髑髏」などのオーパーツ特集を良くテレビで見ていました。
「オーパーツ」は、「その成立や製造法などが不明で当時の文明の加工技術や知見では製造が困難」という点が本当に夢があり、子供の頃は興味深々でした。
この流れで分かっている方も多いと思いますが、遊戯王にも「オーパーツ」を実際にモデルにしたテーマがあります。
そのテーマがアニメZEXALシリーズでトロン一家の III が使用していた「先史遺産(オーパーツ)」になります。 名前はそのままですね(笑)
「先史遺産(オーパーツ)」は実際のオーパーツをモチーフにしているので、非常に神秘的なデザインをしているので個人的にオススメなテーマになります。
デッキタイプとしては、かなりシンプルな動きで、遊戯王定番のソリティアが苦手な人でも回すことができるので、参考にしてみて下さい!
先史遺産(オーパーツ)デッキ【メイン】
こちらが、先史遺産(オーパーツ)の【メイン】デッキになります。
もちろん純構築になりますが、混ぜるとしたら「光属性・レベル5」という点で【サイバードラゴン】や【アーティファクト】などと相性が良いと思います。
先史遺産はランク4・5のエクシーズを主体とするテーマになります。
先史遺産はサーチやリクルート効果などが多く、一部は自身でレベル変動を行うことができる為、堅実に展開を行うことができます。
また、先程触れましたが、比較的効果が簡単なので、強いとは言いえませんが...エクシーズテーマを使いたい方にはオススメになります。
今回は上の個人的にお気に入りの構築を主軸として紹介しますが、安定感を考えるなら下の構築の方が良いかもしれません。
とは言え、純構築でも...召喚したいのよ【CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル】を...
メインデッキのキーカード
先史遺産(オーパーツ)テーマは種類が多い為、【先史遺産ゴールデン・シャトル】や【先史遺産ゴルディアス・ユナイト】などの単純な効果の説明は省かせて頂きます。
基本的には遊戯王は単純な効果程、強力なので(笑)
【RUM-アージェント・カオス・フォース】の採用理由は男のロマンです!
手札誘発は環境に合わせて入れ替えると良いと思います。
先史遺産ネブラ・ディスク
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の「オーパーツ」カード1枚を手札に加える。 (2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドのモンスターが「先史遺産」モンスターのみの場合に発動できる。 このカードを守備表示で特殊召喚する。 この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」カード以外のカードの効果を発動できない。
サーチと自己蘇生を持っている、万能モンスターになります。
(1)は「このカードが召喚に成功した時に、デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の「オーパーツ」カード1枚を手札に加える」万能サーチ効果になります。
サーチ効果は「オーパーツ」カードとモンスター以外もサーチできる為、シンプルに強力な効果になります。
また、【先史遺産クリスタル・スカル】と合わせることで、デッキ・墓地からモンスターをサーチorサルベージすることもできます。
(2)は「このカードが墓地に存在し、自分フィールドのモンスターが「先史遺産」モンスターのみの場合に、このカードを守備表示で特殊召喚する」自己蘇生効果になります。
自分フィールドのモンスターが「先史遺産」モンスターのみの場合ですが、コストなしで毎ターン蘇生できるので、非常に強力な効果になります。
ただし、「この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」カード以外のカードの効果を発動できない」かなり大きなデメリット効果があり、展開はかなり制限されてしまう点は注意が必要です。
とは言え、純構築ならば万能サーチと自己蘇生は十分強力なのでデメリットを考えても3枚採用して問題無いと思います。
先史遺産クリスタル・スカル
自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する場合、 自分のメインフェイズ時にこのカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。 自分のデッキ・墓地から「先史遺産クリスタル・スカル」以外の 「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。 「先史遺産クリスタル・スカル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
「オーパーツ」モンスターサーチorサルベージできる万能カード!
「自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する場合、このカードを手札から墓地へ捨てることで、デッキ・墓地から自身以外の「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える」万能効果になります。
発動条件として自分フィールドに先史遺産モンスターが存在する必要がありますが、好きな「オーパーツ」モンスターを手札に加えられる為、状況に合わせてサーチ・サルベージを行うことができます。
特殊召喚効果を持つ【先史遺産モアイ】との相性が良く、【先史遺産ゴールデン・シャトル】と合わせせることで、ランク5エクシーズ召喚を簡単に行えます。
先史遺産トゥスパ・ロケット
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、 デッキ・EXデッキから「先史遺産」モンスター1体を墓地へ送り、 フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベルまたはランク×200ダウンする。 (2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「No.」モンスターは以下の効果を得る。 ●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
「オーパーツ」テーマの【おろかな埋葬】カード!
(1)は「このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキ・EXデッキから「先史遺産」モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として、そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベルまたはランク×200ダウンする」墓地送り+弱体化効果になります。
弱体化効果はオマケで、墓地に【先史遺産ネブラ・ディスク】や【先史遺産アカンバロの土偶】などの墓地効果を持つモンスターを送るのが基本的な動きになります。
また、EXデッキから先史遺産No.を墓地へ送ることで【No.6 先史遺産アトランタル】の効果条件を確保することもできます。
(2)は「フィールドのこのカードを素材としてX召喚した「No.」モンスターは、1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる」効果付与になります。
「オーパーツ」は攻撃力を変化させる効果が多いので、相性が良いと思います。
まあ...モンスターにしか2回攻撃できないので、そこまで私は狙っていないです。
先史遺産メガラ・グローヴ
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードをリリースして発動できる。 デッキから「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「先史遺産」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):このカードが墓地に存在する場合、 自分の墓地から「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「オーパーツ」カード1枚を除外して発動できる。 このカードを手札に加える。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
リクルートと自己サルベージを持つ「オーパーツ」モンスター!
(1)は「このカードをリリースして、デッキから「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「先史遺産」モンスター1体を特殊召喚する」リクルート効果になります。
リリースするだけで、好きな「先史遺産」モンスターを特殊召喚でき、効果無効のデメリット効果もないので、かなり使いやすいリクルート効果だと思います。
そのため、活躍の場面が多く2~3枚は採用したいモンスターになります。
(2)は「このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「先史遺産メガラ・グローヴ」以外の「オーパーツ」カード1枚を除外して、このカードを手札に加える」自己サルベージ効果になります。
墓地へ送られたターンには発動できないですが、墓地へ送られたこのカードを回収し、再びフィールドに展開して(1)の再利用を狙うことができます。
先史遺産アカンバロの土偶
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドの「先史遺産」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、 代わりに手札のこのカードを捨てる事ができる。 (2):このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払って発動できる。 このカードを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。 この効果を発動するターン、自分は「先史遺産」モンスターしか特殊召喚できない。
レベル5の自己蘇生持ち「オーパーツ」モンスター!
(1)は「自分フィールドの「先史遺産」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、
代わりに手札のこのカードを捨てる事ができる」身代わり効果になります。
もちろん、「先史遺産」モンスターの破壊を守れるので優秀ですが、(2)の効果の為の墓地送り効果だと割り切って良いと思います。
(2)は「このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払って、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る」自己蘇生効果になります。
少々、LP1000はコストとしては重いですが、墓地にあれば毎ターン使用できると考えれば、かなり強力な効果だと個人的に思います。
【先史遺産トゥスパ・ロケット】で墓地に送ることで、簡単に条件を満たすことができる為、1枚でも十分活躍することができます。
エンドフェイズにバウンスされてしまいますが、エクシーズ素材等に使えば特に気にすることはないと思います。
一番重要なのは「この効果を発動するターン、自分は「先史遺産」モンスターしか特殊召喚できない」デメリット効果になります。
純構築なのでそこまで気にすることはないですが、汎用エクシーズが召喚できない点は注意が必要です。
先史遺産技術
自分の墓地の「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。 選択したモンスターをゲームから除外する。 その後、自分のデッキの上からカードを2枚確認し、 その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを墓地へ送る。 「先史遺産技術」は1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン 自分は「先史遺産」と名のついたモンスター以外のモンスターを特殊召喚できない。
「オーパーツ」専用の【強欲で謙虚な壺】になります。
「自分の墓地の「先史遺産」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、デッキの上からカードを2枚確認し、その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを墓地へ送る」至ってシンプルな効果になります。
墓地コストが必要ですが、【先史遺産クリスタル・スカル】や【先史遺産トゥスパ・ロケット】などの墓地送り効果は多いのでそこまで難しい条件ではないと思います。
この効果を使用すると「自分は「先史遺産」と名のついたモンスター以外のモンスターを特殊召喚できない」デメリットがありますが、事故を減らせる為3枚採用しています。
先史遺産驚神殿-トリリトン
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドのモンスターが、存在しない場合 または「先史遺産」モンスターのみの場合、500LPを払って発動できる。 手札から「先史遺産」モンスター1体を召喚する。 (2):自分の「先史遺産」Xモンスターまたは自分の「No.」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、 取り除くX素材1つの代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる。
「オーパーツ」専用の召喚効果、永続魔法になります。
(1)は「自分フィールドのモンスターが、存在しない場合、または「先史遺産」モンスターのみの場合、500LPを払って、手札から「先史遺産」モンスター1体を召喚する」召喚効果になります。
特に説明することがありませんが、発動条件も純構築なら容易なうえ、コストもLP500と軽いので、発動するだけで、「オーパーツ」を展開しエクシーズなどを行うことが可能です。
(2)は「自分の「先史遺産」Xモンスターまたは自分の「No.」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、取り除くX素材1つの代わりにこのカードを墓地へ送る事ができる」代用効果になります。
弱い効果ではないですが…(1)の効果が強力な為、このカードは場に残しておきたいのが本音になります。
そのため、2枚目がきてしまった場合、以外は使う場面はないと思います。
EXデッキ
こちらが「先史遺産(オーパーツ)」のEXデッキになります。
先史遺産(オーパーツ)は6種類のエクシーズモンスターがあります。
「オーパーツ」はエクシーズテーマなので、【天霆號アーゼウス】はもちろん、外せないモンスターになります。
また、機械族が多いため【サイバー・ドラゴン・ノヴァ】と【サイバー・ドラゴン・インフィニティ】セットを採用することで制圧力を上げることができます。。
EXモンスターは【先史遺産ネブラ・ディスク】や【先史遺産アカンバロの土偶】のデメリット効果がある為、基本的には「オーパーツ」エクシーズモンスターを主軸に組むことをオススメします。
EXデッキのキーカード
今回、紹介するEXモンスターは3種類になります。
採用はしていますが、活躍がほとんどない【CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル】と【No.6 先史遺産アトランタル】は説明しません…
純構築の場合【CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル】はロマンなので(笑)
No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク
レベル4「先史遺産」モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):自分フィールドの「先史遺産」モンスター1体をリリースし、 元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 その元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手モンスターを破壊する。
「オーパーツ」のランク4エクシーズモンスターになります。
(1)は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として、そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで0にする」攻撃力を変化させる効果になります。
この効果は相手ターンにも使用できるため、戦闘面は非常に強力なモンスターになります。
次に紹介する【No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック】と相性が良く、状況次第では1ターンキルもできるポテンシャルがあります。
(2)は「自分フィールドの「先史遺産」モンスター1体をリリースし、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として、その元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手モンスターを破壊する」除去効果になります。
コストもやや重く、(1)の効果で0になったモンスターを破壊することができますが...攻撃力0なら戦闘破壊してしまえばよ良いので使う場面は限られています。
相手の強化に対する牽制はできますが、個人的にはオマケ程度の効果と感じました。
No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック
レベル5モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、 元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力とその元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、 このカードの攻撃力はこの効果で与えたダメージの数値分アップする。
「オーパーツ」のランク5エクシーズモンスターになります。
「相手モンスター1体を対象に攻撃力の変動分ダメージを与え、さらにその数値分自己強化する」という、非常に尖った効果になります。
攻撃力の変動は、元々の攻撃力から変化していればアップ・ダウンのどちらでも問題ないため、相手モンスターの攻撃力が大きく変化している状況では容易に1ターンキルできるポテンシャルがあります。
そのため、純構築ではなく専用デッキの方が活躍しているイメージがあります。
とは言え、【No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク】や【ゴルゴニック・ガーディアン】を利用することで、純構築でも活躍できる場面はあるので、1枚は採用したいカードになります。
先史遺産ヴィマナ
レベル5モンスター×2 (1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体と、 自分の墓地の、「先史遺産」モンスターまたはXモンスター1体を対象として発動できる。 そのフィールドのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、 対象の墓地のモンスターの攻撃力の半分アップする。 その後、対象の墓地のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、 このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。 その発動を無効にする。
かなり後に追加された「オーパーツ」のもう1枚のランク5エクシーズモンスターになります。
(1)は「1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体と、自分の墓地の「先史遺産」モンスターまたはXモンスター1体を対象として、そのフィールドのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、対象の墓地のモンスターの攻撃力の半分アップする。その後、対象の墓地のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする」強化効果+素材補充効果になります。
こちらの効果は、相手ターンにも発動できるため、自分・相手ターンで1回ずつ使用すればエクシーズ素材を2つ増やすことができ、(2)に必要なコストを確保することができます。
また、素材を増やすことができるので、【天霆號アーゼウス】の素材にすることで複数回、効果を発動することができかなり強力です。
強化効果の上昇値も対象に取る、墓地のモンスターによっては高いため、戦闘面においても活躍できる効果になります。
(2)は「1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を2つ取り除いて、その発動を無効にする」無効効果になります。
無効にし破壊ではありませんが、制圧としては十分強力なうえ、必要なエクシーズ素材は2つですが、(1)で補充できれば複数回の発動も十分に狙うことができます。
どちらの効果も汎用性が高く、先行・後攻とどちらも活躍できるため2~3枚は採用したいモンスターになります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「先史遺産(オーパーツ)」デッキを紹介しました。
実際のオーパーツをモデルにしているモンスターが多いので、、好きな方にとっては非常に惹かれるテーマだと思います。
お世辞にも強いとは言えませんが、オーパーツ好きの方は是非とも作成してみてはいかがでしょうか。