遊戯王は、第10期から星遺物を巡るストーリーが描かれています。
星杯・クローラー・ジャックナイツ・トロイメア・パラディオン・オルフェゴール・守護竜と様々なテーマがありストーリーを展開しています。
その中で私が目を付けたのが、【星遺物-『星鎧』】が鎮座する地に繁殖した機械生命体「クローラー」になります。
個人的な理由ですが、機械生命体ってかっこよくないですか!
今回も可能な限り、純構築に仕上げましたが...正直没デッキにする予定でした。
ハッキリ言います!「お世辞にも強いとは言えません!」
もちろん、復帰勢の私の構築に問題があるかも知れませんが、多くのフレンドと対戦しましたが、純構築だとかなり限界を感じてしまいました。
ですか、個人的にはお気に入りのデッキなので、おつまみ感覚で参考にしてみてください!
クローラー【メイン】
2023年3/28(火) メンテナンス終了後から、最新パック「パッセージ・オブ・ザ・サン」より【クローラー・ソゥマ】が追加されました。
こちらが、クローラーの【メイン】デッキになります。
もともと、NRフェスティバルで活躍していたこともあり、メインデッキは生成コストがかなり控えめだと思います。
クローラーは地属性・昆虫族で統一されています。
クローラーの下級モンスターは全てレベル2のリバースモンスターで構成されていています。
また、「表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に、「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する」共通効果を持っています。
このように、表側表示の【クローラー】が相手の効果でフィールドを離れた場合、デッキや墓地から次々と後続を呼び出すことができ、リバース効果によってジリジリと相手のリソースを潰していくテーマになります。
メインデッキのキーカード
ここからはメインデッキのキーカードを紹介していきたいと思います。
身も蓋もないようなことを言いますが、クローラーは罠カードと相性が良いので【神の宣告】や【神の通告】【ドラグマ・パニッシュメント】などを採用すれば十分戦えます。
ですが、「それは違う!」と心の中の自分が言っているので今回は採用していません!
クローラーは非常に魔法・罠依存のテーマなので【天獄の王】を採用することで守ることが可能です。
生成コストがない場合は、無理に採用することはないと思います。
クローラー・スパイン
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。 (2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。 「クローラー・スパイン」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する (同名カードは1枚まで)。
「このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として、そのモンスターを破壊する」という非常にシンプルな効果になります。
簡単に言ってしまえば、守備力の高い【人喰い虫】です。
クローラーは除去手段が少ないので、必然的に【クローラー・スパイン】はかなりの場面で働いてもらうことになります。
ただ、破壊は対象を取る上にリバース効果なのでタイミングは少し遅めになります。
(2)は下級クローラー共通の効果になります。
クローラー・アクソン
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがリバースした場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 (2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。 「クローラー・アクソン」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する (同名カードは1枚まで)。
「このカードがリバースした場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として、そのカードを破壊する」サイクロン効果になります。
正直、魔法・罠カード破壊なので【クローラー・スパイン】よりは優先度が低く1~2枚に採用でも問題ないと思います。
(2)は下級クローラー共通の効果になります。
クローラー・グリア
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがリバースした場合に発動できる。 自分の手札・墓地から「クローラー・グリア」以外の「クローラー」モンスター1体を選んで 表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。 (2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。 「クローラー・グリア」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する (同名カードは1枚まで)。
「このカードがリバースした場合に、自分の手札・墓地から「クローラー・グリア」以外の「クローラー」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する」クローラーの展開札になります。
表側攻撃表示か裏側守備表示かを選択できるため、表側攻撃表示でリンク召喚に繋いだり、裏側守備表示でリバースした場合の効果を利用することも可能です。
(2)の共通効果でリクルートした後にリバースし、除去されたばかりのクローラーを蘇生するなど展開を広げることも出来ます。
そのため、展開力が乏しいクローラーには非常に嬉しいカードだと思います。
とは言え、初動で引いてしまうと腐ってしまうので私は2枚の採用にしています。
クローラー・レセプター
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがリバースした場合に発動できる。 デッキから「クローラー」モンスター1体を手札に加える。 (2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。 「クローラー・レセプター」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する (同名カードは1枚まで)。
「このカードがリバースした場合に、デッキから「クローラー」モンスター1体を手札に加える」サーチ効果になります。
サーチ範囲は広く、非常に緩い条件でクローラーをサーチできますが、リバースなので、やはり速効性に欠けるが一番の難点になります。
そのため、次のターンを考え状況に応じたモンスターをサーチすることが重要になります。
(2)の共通効果と併用して使用すれば、サーチとリクルートによって一気にアドバンテージを稼ぐこともできます。
クローラー・デンドライト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがリバースした場合に発動できる。 デッキからモンスター1体を墓地へ送る。 (2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。 「クローラー・デンドライト」以外の「クローラー」モンスター2体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚する (同名カードは1枚まで)。
「このカードがリバースした場合に、デッキからモンスター1体を墓地へ送る」墓地肥やし効果になります。
リバース効果の【おろかな埋葬】なので非常に強力な効果になります。
【クローラー・グリア】やクローラーリンクモンスターによる蘇生対象などのサルベージ対象を容易に確保できます。
基本的には【星遺物-『星杯』】を墓地へ送り、クローラーのサポートカードである【星遺物に差す影】や【星遺物の傀儡】のサーチに繋いでいきます。
星遺物の醒存
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分のデッキの上からカードを5枚めくる。 その中に「クローラー」モンスターまたは「星遺物」カードがあった場合、 その内の1枚を選んで手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る。 無かった場合、めくったカードを全てデッキに戻す。 このカードの発動後、ターン終了時まで自分はリンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
「自分のデッキの上からカードを5枚めくり、その中に「クローラー」モンスターまたは「星遺物」カードがあった場合、その内の1枚を選んで手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る」サーチ+墓地肥やしの優秀なカードになります。
サーチ効果は運が絡みますが、5枚もめくれば少なくとも1枚はあると思うので特に気にすることはないと思います。
残りのカードは墓地に送られるので、【星遺物の交心】や【クローラー・グリア】などの墓地利用に活用でき非常に優秀な効果になります。
デメリットとして、エクストラデッキからリンクモンスターしか特殊召喚できなくなりますがクローラーは特に問題はないと思います。
星遺物に差す影
(1):フィールドの「クローラー」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。 (2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 手札からレベル2以下の昆虫族モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。 (3):自分のリバースモンスターが相手モンスターとの戦闘で破壊された時に発動できる。 その相手モンスターを墓地へ送る。
クローラーのフィールド魔法になります。
(1)はクローラーの攻撃力・守備力は300アップする全体強化になります。
強化数値は小さいですが、元々のステータスが低いクローラーにとってはあって困る効果ではないと思います。
(2)は「手札からレベル2以下の昆虫族モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する」効果になります。
表側守備表示で出し、リンク素材などに使えるだけでなく、裏側守備表示で出しリバースした場合の効果も狙える点で使用する場面は多いです。
(3)はリバースモンスターを戦闘破壊したモンスターを墓地へ送る効果になります。
墓地に送るなので、戦闘耐性を持つモンスターも容易に除去が可能ですが、戦闘破壊の場合でしか発動しない点は注意が必要です。
クローラーは効果で墓地へ送られた場合に効果が発動するので、相手に戦闘破壊か効果で除去するかの二択を迫ることができます。
星遺物の交心
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):自分フィールドに「クローラー」モンスターが存在し、 相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。 その効果は「相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す」となる。 (2):墓地のこのカードを除外し、フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。 自分の手札・デッキ・墓地から「クローラー」モンスター1体を選び、 対象のモンスターのリンク先となる自分フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
クローラーデッキの要ともいえるカードになります。
(1)は「自分フィールドに「クローラー」モンスターが存在し、相手モンスターの効果が発動した時に「相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す」に変える」効果を上書きする効果になります。
相手の効果を実質的に無効にでき、クローラーは共通効果で、相手の効果でフィールドから離れた場合にモンスターを召喚する効果を持っているので、非常に強力な効果になります。
ただし、選ぶのは相手であるため、クローラー以外のモンスターがいると恩恵が薄くなってしまうので発動タイミングは考える必要があります。
(2)は「墓地のこのカードを除外し、自分の手札・デッキ・墓地から「クローラー」モンスター1体を選び、対象のモンスターのリンク先となる自分フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する」展開効果になります。
発動条件から事前にリンクモンスターがいないと、発動ができないですが、相手ターンにも使えるため、かなり優秀な効果になります。
【宵星の騎士ギルス】と相性が良く、効果でこのカードをデッキから直接墓地へ送り、トークンを生成して【星鍵士リイヴ】を出し【星遺物の傀儡】をセットすれば、クローラーをリバースする準備も整います。
星遺物の傀儡
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):自分フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを表側攻撃表示または表側守備表示にする。 (2):自分の墓地の「クローラー」モンスター1体をデッキに戻し、 自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを裏側守備表示にする。
クローラーと相性が非常に良く、罠版の【太陽の書】と【月の書】のようなカードになります。
(1)は「自分フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として、そのモンスターを表側攻撃表示または表側守備表示にする」【太陽の書】効果になります。
リバースした場合の効果を自発的に発動させるだけでなく、裏側守備表示のまま除去されそうになったクローラーを表側表示にすることで、リクルート効果の発動を狙うこともできます。
(2)は「自分の墓地の「クローラー」モンスター1体をデッキに戻し、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として、そのモンスターを裏側守備表示にする」【月の書】+デッキ補充、効果になります。
リバースしたクローラー効果の再利用をすることができ、墓地のクローラーをデッキに戻す効果(コスト)も、終盤でのデッキの息切れを防ぐことができます。
EXデッキ
こちらが「クローラー」のEXデッキになります。
クローラーのリンクは3種類がありますが、個人的な意見でクローラーは一枚ずつで良いのではないかと感じてしまいました。
理由としては、そこまで効果が強力ではなく、汎用リンクの方が使いやすいと感じてしまいました。
クローラーのフィニッシャーカードの【エクスクローラー・クオリアーク】は、自分フィールドの「クローラー」モンスターの数によって効果が追加されますが、効果を狙って発動するのは難しく、正直使い勝手が悪いです...
EXデッキに関しては、好きなリンクモンスターを入れることをオススメします!
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「クローラー」デッキを紹介しました。
ハッキリ言いますが…かなり不遇なテーマなので現環境では厳しいと思います。
まあ、ファンデッキが好きな方なら特に気にすることではないですね!
気になったら作成してみることが遊戯王の楽しみだと考えているので、是非試してみてください!