最近は、あまり見かけることが少なくなりましたが「LL鉄獣」はランクマッチで対戦した方も多いと思います。
実際に「鉄獣戦線」はかなり安定性が高く構築の自由度も高いのでかなり強力なテーマになります。
ただ、私が言いたいことは「LLだけでも十分戦えます!」テーマ統一が好きな自分にとっては、可能な限りLLを活躍させてあげたい!
そこで今回、紹介するのは「純LL(リリカル・ルスキニア)」デッキになります。
とは言え、「LL鉄獣」よりは安定感に欠けるのは事実ですが、フレンド対戦はもちろん、ランクマでも戦えるポテンシャルはあるので、参考にしてみてください。
LL【メイン】
こちらが、LLの【メイン】デッキになります。
「あれ、LL鉄獣くらい生成コスト高くない・・・?」と感じた方は一回、目を閉じましょう・・・
LLはモンスターが全てレベル1・風属性・鳥獣族で統一されているのが特徴です。
この恵まれたステータスのおかげで、風属性サポートからレベル1サポートなど様々なカードとシナジーがあります。
「レベル1やランク1は打点が低い…決定力に欠ける」と考えている方もいらっしゃると思います。
ですが、LLは非常に高い攻撃性能があり展開をすることで、攻撃力アップや連続攻撃のエクシーズモンスターを展開することができます。
また、サーチと展開力が高く1ターンに大量のエクシーズを展開することも難しくありません。
メインデッキのキーカード
ここからはメインデッキのキーカードを紹介していきたいと思います。
純LLは初動札があまり多くはないので、墓地肥やしもでき、風属性と相性抜群の【風霊媒師ウィン】を採用しています。
また、LLはレベル1で統一されているので、レベル1サポートの【ワン・フォー・ワン】【ワンチャン!?】を採用しています。
採用していないカードでオススメなのは、召喚時、墓地のレベル1モンスターを特殊召喚できる【金華猫】やレベル1を3枚からランダムにサーチできる【ジャック・イン・ザ・ハンド】になります。
LL-コバルト・スパロー
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。 (2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。 ●このカードは相手の効果の対象にならない。
遊戯王マスターデュエルで準制限されたカードになります。鉄獣戦線の所為とは言っていませんよ(笑)
(1)の効果は、「特殊召喚に成功したら、デッキから鳥獣族・レベル1モンスターを手札に加える」ことができるシンプルで強力な効果になります。
【ワン・フォー・ワン】で特殊召喚することで、好きな「LL」モンスターをサーチ出来る他、汎用性が高い【D.D.クロウ】などを手札に加えることができます。
(1)の効果は特殊召喚しないと使えませんが、LLは特殊召喚手段が多いので特に問題はありません。
(2)の効果は「このカードを素材にエクシーズ召喚した際に対象耐性を付与する効果」になります。
戦闘・効果破壊耐性を付与できる【LL-アセンブリー・ナイチンゲール】と非常に相性が良いので、オマケ程度ですが意識してエクシーズすることをオススメします。
LL-ターコイズ・ワーブラー
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。 (2):このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。 自分の手札・墓地から「LL」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
LLでも非常に使いやすい展開カードになります。
(1)の効果は「自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できる」召喚権を使わないフォトスラ効果になります。
(2)の効果は「手札からの特殊召喚に成功した場合、自分の手札・墓地から「LL」モンスター1体を選んで特殊召喚する」こちらも強力な蘇生・展開効果になります。
もちろん、(1)の効果で特殊召喚することで(2)の効果を発動する事ができ、容易にエクシーズ召喚を狙うことも可能です。
そのため、【風霊媒師ウィン】でLLを墓地に送り、このカードをサーチすれば1ターン目からでも使用することができます。
また、(2)の効果は対象をとらないので【墓穴の指名者】や【DDクロウ】で妨害されない点も強い点になります。
このカードは単体でも非常に強力なので、3枚採用したいモンスターになります。
LL-ベリル・カナリー
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合、 自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。 このカードと対象のモンスターを特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。 (2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。 ●このカードの攻撃力は200アップし、コントロールを変更できない。
手札の自身と墓地のLLを同時に特殊召喚する珍しい効果のモンスターになります。
(1)は「このカードが手札に存在する場合、墓地の「LL」モンスター1体を対象として、このカードと対象のモンスターを特殊召喚する」効果になります。
召喚権を使用しないで即座にランク1のエクシーズに繋げられる点は優秀です。
また、蘇生されたカードは効果が無効にならないので【LL-コバルト・スパロー】や【LL-セレスト・ワグテイル】などが蘇生できればさらに展開することが可能です。
蘇生対象が「LL」モンスターなので、エクシーズモンスターなども特殊召喚できます。
発動後はエクシーズモンスターしかエクストラデッキから出せなくなりますが、正直、大したデメリットではないと思います。
ただし、【LL-ターコイズ・ワーブラー】と違い蘇生には対象を取る点は注意が必要です。
(2)の効果は「このカードを素材にエクシーズ召喚した際に攻撃力は200アップし、コントロール耐性を付与する効果」になります。
オマケ程度ですが、ないよりはあった方が嬉しいと思います。
LL-セレスト・ワグテイル
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「LL」魔法・罠カード1枚を手札に加える。 (2):このカードが墓地に存在する場合、 自分フィールドの「LL」Xモンスター1体を対象として発動できる。 このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
「LL」魔法・罠カードサーチのモンスターになります。
(1)の効果は「特殊召喚に成功した場合にデッキから「LL」魔法・罠カード1枚を手札に加える」と【LL-コバルト・スパロー」と似たシンプル効果になります。
基本的な使い方は、展開・サーチ・墓地肥やしなどを使用できる【LL-バード・コール】を手札に加えることで展開に繋げることができます。
(2)の効果は「このカードが墓地に存在する場合、「LL」Xモンスター1体を対象として、このカードをX素材とする」エクシーズ素材の補充効果になります。
LLのエクシーズモンスターは、素材の数だけ攻撃できる【LL-アセンブリー・ナイチンゲール】や素材の数だけバウンスできる【LL-アンサンブルー・ロビン】など素材を増やす事に意義があるので、かなり強力なサポート効果になります。
LL-バード・コール
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):デッキから「LL」モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。 その後、そのモンスターとはカード名が異なる「LL」モンスター1体を手札から特殊召喚できる。
LL専用の非常に強力な魔法カードになります。
「デッキから「LL」モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る」この効果だけでも十分強力ですが、「その後、そのモンスターとはカード名が異なる「LL」モンスター1体を手札から特殊召喚できる」展開効果付きという満足セット!
サーチか墓地肥やしを選んだ上で手札からの特殊召喚もできる…強力過ぎて特に言うことがないテーマカードの完成形になります。
【LL-セレスト・ワグテイル】は特殊召喚効果と相性が良く、特殊召喚する事で2枚目のこのカードをサーチでき、次のターンの準備をすることができます。
安定性・展開力と隙のないカードなので、間違いなく3枚採用したいカードになります。
EXデッキ
こちらが「LL」のEXデッキになります。
LLのEXカードは、融合1種類とエクシーズ4種類の計5種類のモンスターがいます。
今回は、LLのエクシーズモンスターが控えめですが「もっと純構築に寄せたい!」ならLLの枚数を増やしても良いと思います。
リンクモンスターは【LL-ベリル・カナリー】のエクシーズ召喚しかできなくなるデメリット効果を考慮して慎重に展開していきましょう。
ですが、LLは展開力が非常にあるのでリンクモンスターと相性が良くオススメです。
【ユニオン・キャリアー】を採用している理由は、【巨神鳥無効コンボ】を狙うためです。
詳しいやり方は省きますが、かなり強力なコンボなので【巨神鳥無効コンボ】で検索してみてください。
EXデッキのキーカード
「【巨神鳥無効コンボ】なんて狙わないよ!」という方は、LLはエクシーズがフィールドにかなり並ぶので【FNo.0 未来皇ホープ】【FNo.0 未来龍皇ホープ】の採用をオススメします。
【天霆號アーゼウス】はエクシーズ素材が多いLLとは非常に相性が良いので、素材をさらに増やせる【ダウナード・マジシャン】とセットでオススメです。
LL-アセンブリー・ナイチンゲール
レベル1モンスター×2体以上 (1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。 (2):このカードは直接攻撃でき、 X素材を持っているこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズに攻撃できる。 (3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 ターン終了時まで、自分フィールドの「LL」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、 自分が受ける戦闘ダメージは0になる。 この効果は相手ターンでも発動できる。
見た目によらず、非常に脳筋なエクシーズモンスターになります。
(1)(2)は戦闘に関わる効果で「このカードは直接攻撃が可能で、攻撃力はX素材の数×200アップし、X素材の数だけ攻撃ができる」かなり攻撃に特化した効果になります。
(3)は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて、ターン終了時まで、自分フィールドの「LL」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる」効果になります。
(3)の効果は、相手のターンに発動ができ、自身にも発動できるため、素材5体ならば攻撃力が1000かつ5回の直接攻撃によって5000の大ダメージを与えられ、(3)の効果で相手ターンをしのげば、そのまま止めを刺すことも可能です。
また、(2)の直接攻撃効果により攻撃が通しやすいので【天霆號アーゼウス】と相性が良く、3体素材ならば直接重ねる事で、2体でも【ダウナード・マジシャン】を経由すれば除去効果が2回発動することができます。
素材条件も緩く、強力なので2~3枚は採用したいカードになります。
LL-アンサンブルー・ロビン
レベル1モンスター×2体以上 (1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。 (2):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、 このカードのX素材を1つ取り除き、その特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを持ち主の手札に戻す。 (3):このカードが相手によって墓地へ送られた場合、 このカード以外の自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。
バウンス妨害が非常に強力なエクシーズモンスターになります。
(1)は「このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする」の自己強化になりますが、(2)の効果でエクシーズ素材を消費してしまうので攻撃力を維持するのは難しいです。
(2)の効果が非常に強力で「相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、このカードのX素材を1つ取り除き、そのモンスターを対象に持ち主の手札に戻す」バウンス除去になります。
重要なのは、(2)の効果にターン1制限がないので、、エクシーズ素材さえあれば1ターンに何度でも相手の特殊召喚を妨害できます。
ただし、素材を消費することで攻撃力が下がってしまうので戦闘破壊されるリスクが上がるので注意が必要です。
(3)は「このカードが相手によって墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象としてそのモンスターを手札に加える」サルベージ効果になります。
(2)の効果が嫌で、相手は除去を優先するので基本的には発動可能だと思います。
回収先は、手札から特殊召喚できる【LL-ベリル・カナリー】などを回収できれば次のターンの展開準備ができます。
LL-リサイト・スターリング
レベル1モンスター×2体以上 (1):このカードがX召喚に成功した場合、 フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×300アップする。 (2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。 (3):X召喚したこのカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
モンスターの単体強化とデッキからのサーチ効果を持つエクシーズモンスターになります。
(1)は「このカードがX召喚に成功した場合、表側表示のモンスターを対象に攻撃力・守備を、このカードのX素材の数×300アップさせる」強化効果になります。
正直…上がり幅も低い上に、自身を強化も可能ですが(3)の効果もあるので、そこまで活躍はしない効果になります。
(2)は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて、デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える」優秀なサーチ効果になります。
このカードは、こちらの効果が本体になります!
LLモンスターは全てサーチ可能なうえに、【D.D.クロウ】などもサーチ可能なので、相手への抑止力に手札に加える選択肢もあります。
サーチ効果範囲が広いので、場面に合ったカードをサーチできるので非常に強力です。
(3)は「X召喚したこのカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける」効果ですが、戦闘ダメージは自分も受けるのであまり使用しない効果だと思います…
LL-プロム・スラッシュ
レベル1モンスター×2体以上 (1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。 (2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、 相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主のデッキに戻す。 (3):このカード以外の自分のモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、 このカードのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。 その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、取り除いた数×300アップする。
比較的サポート向けのエクシーズモンスターになります。
(1)の効果は、先ほど紹介した【LL-アンサンブルー・ロビン】と同様になります。
そのため、素材の数は必ず意識して展開しましょう。
(2)は「1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として、持ち主のデッキに戻す」魔法・罠カードのデッキバウンス効果になります。
デッキバウンスで、破壊も介さないので破壊耐性や墓地へ送られた場合の効果を防げるのも非常に優秀な効果になります。
【LL-アンサンブルー・ロビン】と違い、ターン1制限なのは注意が必要です。
(3)は「このカード以外の自分のモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、X素材を任意の数だけ取り除いて、その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、取り除いた数×300アップする」モンスター強力効果になります。
エクシーズ素材を多く取り除けば、非常に強力な効果ですが、(1)(2)の効果も素材依存なので、ここぞという時に使用することをオススメします。
LL-インディペンデント・ナイチンゲール
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター (1):元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材として このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。 そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。 (2):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、 このカードは他のカードの効果を受けない。 (3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。
LL唯一の融合モンスターになります。このカードはあまりいい思い出がありません…
(1)は「このカードが融合召喚に成功した場合に、融合に使用したエクシーズモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる」レベル変動効果になります。
レベルは(2)(3)の効果で重要な役割を担うので、レベルが高いに越したことありません!
(2)は「このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、このカードは他のカードの効果を受けない」自己強化と耐性効果になります。
シンプルに「他の効果を受けない」は強いですね!
(1)の効果でレベルが上がっていれば攻撃力がさらに上がるので、効果耐性と合わせることでさらに強固にすることができます。
(3)は「1ターンに1度、自分メインフェイズに、このカードのレベル×500ダメージを相手に与える」ことができるバーン効果になります。
またこの効果は毎ターン使えるため、モンスターが残っていれば何度もバーンダメージを与えることができます。
基本的に【LL-アセンブリー・ナイチンゲール】で攻撃し、メインフェイズ2にこのカードを融合召喚して(3)の効果に繋ぐのが鉄板の動きになります。
そのため、フィニッシャーとして考えて良いモンスターになります。
まとめ
今回は、遊戯王マスターデュエルから「純LL」デッキを紹介しました。
「鉄獣戦線」なんて要らない!とは言えない…
とは言え、LLはテーマデッキとしては非常に完成度が高いので、オススメのデッキになります。
さて話は変わりまして、5月12日からフュージョンフェスティバルですね、皆さんはデッキは決まりましたか?
一応、私は「捕食植物」で参加する予定ですが負けが多かったら「ドラゴンメイド」か「デスピア堕天使」になるかもしれません。