以前、自分に合った「インテリアスタイル」の大まかな決め方を紹介しましたが、「スタイルが決まっても部屋をつくれない…」という方も多いと思います。
自分に合った、インテリアスタイルの決め方の紹介はコチラ↓
壁の色、インテリア、照明など「インテリアスタイル」によって条件が異なってきます。その場合、模様替えなどが初めての方は、非常に難しいと思います。
そこで今回は、以前紹介した「インテリアスタイル」から、ブルックリンスタイルをピックアップしてポイントとオススメ家具を紹介していきたいと思います。
ブルックリンスタイルとは
ニューヨークというと大都会でエンターテイメントの中心できらびやかなイメージがありますが、実際そこに暮らす人たちは、生活に対して意識が高く、日々の暮らしを充実させることに余念がありません。
中でも、センスのいい人たちが集まっているのが、マンハッタンからハドソン川を挟んだ東側に位置するブルックリンになります。

ブルックリン地区は、1960年代オランダ人の入植に始まり、その後工業地帯へと発展した街です。
この「歴史と工業」の融合されたイメージが、程よいヴィンテージ感と工業感がおりなす、現在の おしゃれなブルックリンスタイルの基盤となっています。
ブルックリンスタイルの4つのポイント
まずはじめに、ブルックリンスタイルをつくるための、押さえておきたい4つのポイントを紹介していきたいと思います。今回は主に色・照明・雑貨・家具の4つの要素に分けて考えていきましょう。
またポイントを踏まえて、「ブルックリンスタイル」のオススメ家具を紹介していきたいと思います。
① 色
ブルックリンスタイルの基本色は3色、白(ベージュ)、茶色、黒(グレー)

「ブルックリンスタイル」は、壁の白をベースカラーに、濃い茶色を大型家具などに使ってテーマカラーにするのが基本です。スチールやアイアン素材の黒、植物の緑を随所に取り入れてアクセントカラーとするのもよりまとまりがよくなります。
ベースカラーは倉庫的な無骨さを出したければデザイナーズ物件に見られるコンクリート壁のグレーという選択肢もあります。
カラーコーディネートのポイントは、彩度を抑えて、重厚感や落ち着きを演出することが重要です。
② 照明
照明器具のフレーム素材は金属(黒)がオススメ!
照明は倉庫や工場イメージして素材やデザインを無骨なものにするのがポイントになります。
裸電球やスポットライトなど、シンプルなデザインのもののほか、黒いスチールやアイアン素材のペンダントライトなどがマッチします。


エジソン式の電球の復刻で、あえて中のフィラメントを見せる、レトロな雰囲気の照明になります。
光は強くないので多灯照明向きになります。電球の形も非常に多くの種類があるので、そこもこだわりポイントです。
また、光源は影を強調する色温度の低い、点光源にするのが鉄則になります。
照明は全体照明だけでなく、エリアごとに部分照明を当てると、ブックカフェのような洗練された雰囲気が出ます。
③ 家具
・高低差は気にせず、偏らないように選ぶ
・素材は粗削りな木材や金属、年代を感じるレザーで統一する
ブルックリンスタイルをつくるのに、ヴィンテージ感のある(または実際のヴィンテージ)家具は外せません。
濃い茶色の天板のテーブルや棚、年代もののレザーソファーや椅子など、歴史を感じる風合いでまとめると良いと思います。


「レザー×木」のフレームがオススメ!
レザーは経年の風合いが出やすい茶色がオススメです。ソファーなら座面がレザーでアームが木ものなら、他の家具とも合わせやすく圧迫感がないので良いと思います。
また、金属素材を取り入れるなら、フレームにスチールやアイアンの黒を選ぶと全体のまとまりが増します。
窓まわりに関しては、ヒダの多い布地は避け、ブラインドなどを利用すると都会的な雰囲気を演出することができます。

ブルックリンスタイル コレクション センターテーブル 幅75 奥行45 高さ35 引き出し ガラス テーブル ローテーブル

テレビボード 幅100×奥行30×高さ40cm テレビ台 アイアン スチール
オープンシェルフやテーブルは、濃い茶色の木目の天板に、フレームが黒のアイアン素材のものがオススメです。
黒のアイアン素材をアクセントカラーとして立たせるなら、脚部の露出した背の高めの家具を置くと良いです。
④ 雑貨
カフェっぽいアイテムやテラコッタやレンガ、ブリキなどの無骨な素材がGOOD!

写真や歴史的な絵画などのピクチャーをベースに、ヴィンテージ感のある小物をディスプレイするのが基本になります。
また、部屋のどこかに、ブリックタイルや壁紙を使い、レンガをイメージさせるコーナーをつくると空間が引き締まります。
部屋のカフェ感を強めるなら、チョークアート風の黒板や、植物を多めに飾ると効果的になります。
ブルックリンスタイルがカッコイイ理由は?
・ほどよい、「生活感」がある!

緊張感がないのもブルックリンインテリアの魅力の一つになります。
物をしまい込むのではなく、デザインが気に入っている道具などを上記の写真のように、オープンに収納していたりしています。
その結果、生活感が程よく加わり、緊張感がほぐれます。
・視線の先に「グリーン」がある!

https://naturie-reform.jp/works/14.html より
ブルックリンスタイルは、鉢植えなどでグリーンを取り入れることが多いです!
植物のエネルギーをふんだんに取り込んだインテリアの気持ちよさは格別です!
写真のように、種類もサイズもバラバラの鉢植えを並べるラフさがオシャレでオススメです。
・「何もしない」場所がある!

https://www.eyefulhome-tatsuno.jp より
ワンルームでは難しいですが、ブルックリンスタイルは仕事や家事などの「作業」から離れ、ただボーっと過ごせるスペースなどがあります。
自然体で過ごせる「リラックス感」や「ゆるさ」がブルックリンスタイルの魅力と言っても良いと思います。
・空間に「ゆとり」がある!

最近のブルックリンスタイルは圧迫感のない低い家具を選び、家の上部をディスプレイスペースにして、好きな絵や写真を飾って、ゆとりのある空間を演出するのが、多くなっています。
もちろん、「自分らしく」がポイントなので高い家具を使用している場合もあります。
まとめ
今回は、ブルックリンスタイルの簡単なポイントを紹介しました。
ブルックリンスタイルは、おしゃれな部屋といったら最初に思い浮かぶ人も多いと思います。
空間における要素が多く、自由度が非常に高いのでおしゃれな部屋をつくるのが苦手という方にもオススメなデザインになります。
是非一度、おしゃれで歴史的のある部屋に興味がある人は試してみてはいかがでしょう!