自作 PC でWindows11をパソコンにインストールする場合、パソコンを構成する各パーツがすべてWindows11に対応している必要があります。
今回は、 の5つのパーツの必要最低限の PC パーツはどれくらい性能が必要なのか簡単に紹介していきたいと思います。
基本的にはMicrosoftが公開しているシステム最小要件を参考に紹介していきたいと思います。導入条件になりますので、絶対にこのパーツなら動くという保証はないので、そこは注意してください。
Windows 11のシステム要件

https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11-specifications より
上記のシステム最小要件は、Microsoft社が「Windows 11の仕様」ページで公開している最低限のスペックになります。
Windows 10より少しずつスペックが引き上げられており、以前使っていたパソコンからパーツを流用する場合は必ず確認しておく必要があります。あまりに古い製品を使うと、これらの条件を満たさないことが考えられます。
CPU
Windows11の CPU は性能よりも新しさが重視される!

CPU の最小要件は「動作周波数1 GHz 以上、かつ2コア以上」と CPU の処理能力を基準とする形で表記されていますが、これはあくまで目安になります。
具体的なパーツは、Microsoft のサイト「https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/design/minimum/supported/windows-11-supported-amd-processors」に表記されています。
基本的にはIntelであれば第8世代、AMDであればZen+(Ryzen第2世代)以降の CPU が Windows 11に対応しています。
メモリ
Windows11を導入するのだけなら大容量は必要ない!
OS を最低限動作させるには、4 GB のメモリが必要になります。最小要件には特に記載されていませんが、最小要件を満たしている CPU から対応マザーボードを選んだ場合、そこに搭載できるメモリは自動的にDDR4規格となります。

Intel 第8世代 やAMDZen+世代以降のCPU に対応するマザーボードは、基本的に DDR 4規格対応になります。
結論は、4GB DDR 4メモリー一枚で動作は可能ですが、ただし快適な動作にはそれ以上の容量が必要になります。
マザーボード
CPU に合わせれば意識する必要はない
マザーボードの Windows 11対応状況は、各マザーボードメーカーの公式サイトに記載されています。
ただし、一部のメーカーではセキュアブートやTPM 2.0多機能への対応状況だけを考慮しており、対応 CPU Windows 11の要件を満たしていないものでもリストに記載しています。
MIS の公式サイトでは、「Intel 100/200シリーズ」といった、対応 CPU が Windows 11の要件を満たしていないマザーボードをリストに記載しているので注意してください。
このため、自作 PC の場合は、先に CPU を選んでそれに対応するマザーボードを選ぶようにしましょう。
Intel チップセット
500 series (Z590/B560/H510) 400 series (Z490/B460/H410)
300 series (Z390/Z370/H370/B360/B365/H310)
200 series (Z270/H270/B250) ※
100 series (Z170/H170/B150/H110)※ X299 series
※対応 CPU が Windows 11のシステム最小要件を満たしていない場合がある。
AMDチップセット
500 series (X570S/X570/B550/A520) 400 series (X470/B450)
300 series (X370/B350/A320)
TRX40 series X399 series
ストレージ
OS の容量は大型アップデートで増える可能性がある
ストレージ容量のシステム最小要件は64 GB で、SSD や HDD と板ストレージの種類は問いません。
インストール時点では余裕があっても、今後のアップデートを考慮すると64 GB ではギリギリと考えても良いと思います。
また、SATA 接続・PCle(NVme)接続のどちらでもシステムドライブとして利用可能です。
ただし、OSをUEFI ブートするにはパーテーションスタイルは「GPT」である必要があり、Windows 10からのアップデート時は注意が必要です。
GPU
現行製品ならすべてDirectX12に対応している
GPU は「DirectX12」への対応が最小要件となっています。DirectX12に対応していないグラフィックボードは、NVDIA・AMDともに10年以上古い製品にしかありません。
現行製品を購入する限りは、どんなに性能が低いパーツであっても気にせずWindows 11を利用できます。
また、CPU 内蔵 GPU の場合も、CPU が最小要件を満たしていればそこに搭載されている内蔵 GPU も要件を満たしているため、こちらも意識する必要はありません。

バージョンの確認方法は、スタートボタンをクリックし「dxdiag」を起動します。「 DirectX 診断ツール」を起動してバージョンを確認しましょう。
まとめ
OS がインストールされた状態で販売されて市販 PC と異なり、自作 PC はWindows 11が導入可能なパーツ選びに加え、市販 PC では必要のないインストール設定が必要になります。
必ず、パーツごとにWindows 11に対応してるか確認してパーツを購入しましょう。