パソコンの操作の基本は、キーボードによる文字の入力になります。日本語入力のON/OFFの切り替え方法や、特別なキーの使い方をはじめ、漢字変換できない、単語登録したいなど文字入力の疑問とコツを紹介していきたいと思います。
読み方のわからない漢字を出したい
読み方のわからない漢字を出したい場合は、画面右下の入力インジケーターを右クリックして表示されるメニューから「IMEパッド」を選ぶと画面が出ます。


このように「IMEパッド」を選ぶと上記のような画面が出てきます。左の空欄にマウス操作で漢字を手書きすると、近い形の漢字が右側に出ます。その中に目的の漢字が見つかったら、クリックすると入力されます。
書き直したければ、「消去」ボタンで白紙に戻せます。また漢字以外にも、「★」や「●」など一部の記号を認識できます。
キーボードにない記号を出す方法
例えば「〒」なら「ゆうびん」を、「↑↓→←」はそれぞれ「うえ、した、みぎ、ひだり」もしくは「やじるし」、ローマ数字は数字の読み「いち、に…」やアラビア数字「1,2…」をを変換して出すことができます変換して足すことができます。
やじるし | ↑↓ ⇑⇘ ➡ |
おなじ | 〃 々 ヽ ヾ ゝ ゞ |
かぶしきがいしゃ | (株) ㈱ ㏍ ㊑ ㍿ |
だいひょう | (代) ㈹ |
じょう、ちゅう、げ | ㊤ ㊥ ㊦ |
けいさん | + − ± × ÷ = |
えん、ど、ゆーろ | ¥ $ € |
まる | 〇 ● ゜ 。 ① |
しかく | □ ■ ◇ 🔳 |
ほし | ☆ ★ * ※ |
他にも様々な「読み」から記号に変換することができます。また、「きごう」と入力して変換すると、代表的な記号が出てきます。
また、絵文字などはWindows 10の場合、「Windows キー」+「ピリオドキー」を同時に押すことで、絵文字パネルが表示され、選んだ絵文字を入力することができます。
他の方法として、右クリックから絵文字を選択することもできます。
「_」や「~」などはどう打つ?
ウェブページのアドレスなのでたまに見かける「~」「チルダ」や「_」「アンダーバー」の記号は、基本的には日本語入力オフにして打つのが簡単です。
日本語入力がオンの状態だと、全角の「~」「_」になります。


文字キーには一つのキーに最大4つの文字が刻印されています。基本的に、左側は日本語入力OFF、もしくはローマ字入力で日本語入力 ON の時に打てる文字、右側はかな入力で日本語入力ONの時に打てる文字です。句読点やかぎかっこなどは、一部例外になります。

文字を打ったら画面左上に表示された
日本語入力時に、下記の図のようになってしまったという方もいると思います。

これは、文字を打つ前にマウスやタッチパッドに触れてしまったなどの原因で、文字を入力したい場所以外が選択されてしまっている状態です。
画面外が選択されていたり、文字を入れようとした画面を間違って先に閉じてしまっていたりする場合もあります。
この対処法としては、まず「ESC(エスケープ)」キーを押してその文字の入力を取りやめ、画面から消します。そして、改めて正しい画面や場所をクリックして文字が入る状態にしてから、文字を入れ直せば打ち込むことが可能です。
ショートカットを覚えて入力を効率的に
コピーしたい範囲を選択後、キーボードの「CTRL」キーを押しながら「C」キーを押すと「コピー」の動作に、貼り付ける場所をクリックして、「CTRL」キーを押しながら「V」キーを押すと「ペースト」の動作になります。
このような操作を「キーボードのショートカット」といい、様々なショートカットがあります。今回はよく使うショートカットキーを少しだけ紹介します。
CTRL+A | すべての項目を選択する |
CTRL+Z | 取り消し(アンドゥ) |
CTRL+X | 切り取り |
CTRL+C | コピー |
CTRL+V | 貼り付け |
CTRL+S | ファイルを保存(上書き保存) |
CTRL+P | 印刷する |
他にも多くのショートカットキーがあります。他にも知りたいと思う方は、「できるネット」さんで非常に多く紹介されていますのでおすすめです。
テンキーで数字が出ない、文字キーなのに数字になる
キーボードには「Numlock」と言うキーがあり、押すたびにON/OFFが切り替わります。その状態を示すランプがどこかにあれば、それを確認してください。ランプが光っていればON、ランプが消えていればOFFになります。

キーボード右側に電卓のような数字キー(テンキー)があるのに、それらのキーを押しても数字が出ない場合、「Numlock」がOFFになっています。その場合、キーを押してONにすれば問題ありません。
一方、テンキーのないノートパソコンなどで、アルファベットや記号のキーなのに、その文字ではなく数字が出てしまう場合は「Numlock」がONで、それらのキーをテンキーとして使う状態になっているので、OFFにすることで戻すことが出来ます。
アルファベットがすべて大文字になってしまう
Windows では、「Shift」キーを押しながら「Caps Lock/英数」キーを押すと、標準で大文字が入る状態に切り替わります。もしアルファベットが大文字になってしまうのならば、意図せずこの操作をしてしまった可能性が高いです。

この状態を「キャピタルロック」と言います。パソコンの機種によっては、状態を示すランプが点灯して分かるようになっています。
ちなみに、この状態では、「Shift」キーを押しながらアルファベットのキーを押すと小文字が入ります。
変換しても出てこない単語を簡単に出せるようにしたい
会社名や人名などの固有名詞、職業の独特な言い回しといった一般的でない単語などがうまく変換できない場合は、日本語入力ソフトに登録してしまいましょう。
画面右下の入力インジケーターを右クリックして表示されるメニューから「単語の追加」を選ぶと登録画面が出ます。

手順通りにやれば、下記の画像のように単語登録の画面が出ると思います。

登録画面上部にある「単語」欄に変換後の語句、その下の「よみ」欄に読み方をひらがなで入れ、「登録」ボタンをクリックすれば完了です。
登録画面をそのまま残るので、続けて別の単語を登録し続けることができます。変換後の「単語」は、漢字、アルファベット、かな、記号などが使えます。
登録時に単語の品詞も選択できますが、分からなければ「名詞」のままで大丈夫です。他の項目やボタンを触る必要はありません。
まとめ
キーボード入力の操作はあげたもの以外にもまだまだ様々な種類があります。キーボード入力のコツをつかむことで、作業効率を大幅にあげることができます。
最初は難しいと思いますが、やってみることでコツを掴むことができると思います。行動あるのみです。素晴らしいパソコンライフをお過ごしください。