中古マンションを購入する際、もちろん、皆さんは利便性や価格を考えると思います。ですが、もう一つ気にしなくてはいけないのが「資産価値」になります。
今回は、【中京圏】をスポットをあてて紹介していきたいと思います。
中京圏は、主に立地と治安を意識すると良いと思います。中京圏の名古屋駅周辺は、大規模開発も一段落したこともあり、名古屋駅周辺以外も資産価値が上昇傾向のあるエリアが増えてきました。
以前、【首都圏】のオススメエリアを紹介しました。首都圏の資産価値オススメエリアはそちらをチェックして見て下さい。
名古屋市千種区 地下・覚王山
オススメエリア度 ★★★★☆
名古屋市千種区は、名古屋で人気の地下鉄東山線が通るエリアになります。先ほども少し話しましたが、都市開発はほぼ終了しており、全体的には成熟した住宅街になります。
ですが地盤のしっかりした穏やかな丘陵地であり、地震や水害に強いエリアになります。
立地としては、地下から都心・栄まで4駅7分、名古屋駅まで6駅12分と一本で行け非常にアクセスの良い場所となっています。
おしゃれなお店や区役所・警察署などの公共施設が揃うほか、市内有数の繁華街・今池も近くにあります。治安としては、静かな住宅街もあり、治安に関しても特に問題はない入り後を考えてもいいでしょう。
また、タワーマンションだけではなくヴィンテージマンションが多いのもこちらのエリアの特徴になります。再開発も概ね完了しており、今の良好な環境が大きく変わることも低いと考えていいでしょう。このことから資産価値は、非常に下がりにくいと考えられます。
名古屋市東区 泉・白壁
オススメエリア度 ★★★★★
名古屋市東区 泉・白壁は、名古屋市の中心・栄からも徒歩圏内。元々武家屋敷街の白壁エリアは古くからの高級住宅地ですが、近年は職住近接を考える働き盛りの世代を中心に人気があるエリアになります。
名古屋城に連なる高台なので、地震や水害にも強い地域になります。ひとつ意識することは、当面の間、大規模な再開発を予定されていないので、こちらも成熟した街と言ってもいいでしょう。
立地としては、栄まで徒歩でも行け非常にアクセスが良いエリアになります。仕事にショッピングとアーバンライフを堪能できると思います。
また市役所や県庁、美術館などの公共施設や名古屋高速の出入り口が近いのも一つの魅力です。
治安としては、徒歩圏内とはいえ繁華街からの距離があるので、比較的静かで住みやすいエリアになります。古くからの高級住宅街であり、閑静で治安が良いエリアだと考えていいと思います。
長久手市
オススメエリア度 ★★★★☆
長久手市は、名古屋市の東側に位置するエリアになります。長久手市は、現在全国でもトップクラスの人口増加率と平均年齢の低さを誇っています。
当然、人口増加による需要拡大が見込まれており、大規模店舗の出店や様々な開発が進行する予定になっています。都心とは一味違う居心地の良さが特徴です。
立地としては、東名高速名古屋インターへのアクセスがしやすく。リニモへ乗り継ぐ地下鉄遠山線では、始発駅なので藤が丘から座って栄や名古屋駅までアクセス可能です。
長久手市は、郊外では今でも田園風景が見られるなど自然が非常に豊かで、子育てにぴったりです。また教育の面では、愛知県立大学など４大学があり学園都市の一面もあります。
IKEA やイオンモールなどの大規模店舗が続々と新規出店し、現在も数地区で区画整理事業が行われている状況です。そのため、ここ数年は更なる発展性が見込まれると考えています。
名古屋市 中区 伏見
オススメエリア度 ★★★☆☆
郊外に目が開き始めていまだからこそ、中心部が狙い目になります。
伏見は台地なので地盤も固く水害などにも強いうえ、名古屋駅と栄の中間に位置しており、住環境と利便性のバランスが非常に良く、資産価値は落ちにくいと考えられます。
コロナ禍の影響で、郊外マンションの取引が活発になっており、あえて中心部のマンションを購入するには良いタイミングと言います。
ただし、伏見エリアでも栄の「錦三」などの繁華街に近くなると24時間営業の飲食店や風俗店も多くなり、利便性は良いものの住環境が良いとは言えないので、子育て中のファミリー層は慎重に検討した方が良いと思います。
橦木町
オススメエリア度 ★★★★☆
橦木町を簡単に説明すると、現代的建築物と歴史的景観が両立する落ち着いたエリアになります。
橦木町は、名古屋市東区の南西部に位置します。橦木町は、大手企業の本社・支社が多く立ち並ぶ地区であったり、一時期は都心回帰でマンション建設が進んでいたこともありました。
しかし、全体的には江戸時代の武家屋敷の地割りや、戦前の優れた近代建設が残る閑静な住宅街が広がるのが最大の特徴です。その特徴もあり、長年このエリアに住んでいる世帯も多いです。
立地としては、地下鉄桜通線高丘駅を利用すれば、都心の名古屋駅まで20分程度で向かうことができます。アクセスの良さと落ち着いた雰囲気が両立しているのが、おすすめの理由です。
刈谷駅 南西
オススメエリア度 ★★★☆☆
刈谷駅南西エリアは、刈谷市中心まで徒歩圏内であり、子育て施設も充実した街なのが特徴です。刈谷市はトヨタグループ企業の本社や工場が多く、国内屈指の自動車工業都市の面もあります。
刈谷市中心は刈谷駅周辺になり、北側は企業の施設、南側商業施設や公共施設が多いです。
基準地の刈谷市大手町は刈谷市中心部である刈谷駅南西部の徒歩圏内にあります。刈谷市は、工業都市にあって利便性の高い希少なエリアになります。
また子育て支援施設や制度も充実しているので、ファミリー層には非常に子育てのしやすいエリアだと考えます。
しかし、刈谷市は住宅地が少なく周辺の市に比べ地価が高いため、予算的に難しい場合があります。元々の地価が高いですが、希少なエリアのため資産価値としては、これからも高くなると考えられます。
まとめ
今回は、資産価値が高くなると考えら【中京圏】エリアを紹介しました。
中京圏は新型コロナウイルスの影響が大きく、名古屋市内の用地需要が停滞しているのもひとつの特徴です。基本的には、関西や首都圏と同様に「緑の多い場所や郊外」にスポットが当てられています。
先ほども少し話しましたが、郊外に目を向け始めた今だからこそ、あえて中心部を狙うという考えも一つの選択したと思っても良いと思います。
資産価値は世の中の情勢などにも大きく影響されますので、情勢の流れを読むことも非常に大切なことだと思います。