中古マンションを購入する際、もちろん、皆さんは利便性や価格を考えると思います。ですが、もう一つ気にしなくてはいけないのが「資産価値」になります。
今回は、【関西圏】をスポットをあてて紹介していきたいと思います。
関西圏は「立地」が重要になります。都心に近接し自然が豊かであり、さらに歴史や文化的にも豊なエリアが資産価値として高いと考えられます。
以前、【首都圏】のオススメエリアを紹介しました。首都圏の資産価値オススメエリアはそちらをチェックして見て下さい。
大阪市西区
オススメエリア度 ★★★★★
淀屋橋から難波を結ぶ大阪メトロ御堂筋線の西側に位置する西区になります。真ん中を通る木津川の西と東で大きくイメージが異なる印象があります。
また、2025年開催予定の大阪・関西万博の開催地に非常に近いため、都市開発が期待されるエリアになります。
商業の中心地から少し距離を置いた商住混在地になり、公共交通機関もありますが、自転車徒歩でも移動が可能です。また、木津川や土佐堀川、道頓堀川、靭公園など自然を非常に感じることが出来ます。
大阪万博の会場へのアクセスとして大阪メトロ中央線の延伸が予定されています。その結果、オフィス街・繫華街へのアクセスが良くなると考えられます。
中古マンションを購入する際にオススメなのは、東側になります。東側は、おしゃれな街並み・堀江は商業地として活気があったため、リノベーション工事が可能な中古マンションが多彩に存在すると考えられます。
京都市中京区
オススメエリア度 ★★★★☆
通勤の利便性とホテル・飲食店などが密集する観光地拠点としての顔を併せ持つエリアになります。決して、閑静な住宅街とは言えませんが、各種の利便性が非常に高いため売買・賃貸ともに需要は高いと考えられます。
最近の特徴としては、京都市は古い分譲マンションや京町家も多く残っています。最近はその京町家をそのまま残そうとする傾向があります。
中京区は、阪急京都線河原町駅や烏丸駅で大阪梅田に一直線で行くことができ、地下鉄烏丸線と東西線が唯一交わる烏丸御池駅も利用ができ利便性が非常に高いです。
欠点を無理して一つあげるのならば、京都の中心街だけあり、新駅や再開発による発展の余地が少ないと考えられます。とはいえ発展性のないことは新規供給が抑制されているわけでもあり、あながち、欠点とも言えないです。
京都市中京区は、通勤通学はもちろんのこと、移住やセカンドハウスなど、様々な需要があります。コロナ以降は外国人や大学関連の教授などの需要が見込まれ資産価値が高くなると考えられます。
兵庫県西宮市
オススメエリア度 ★★★★☆
兵庫県西宮市は、大阪梅田と神戸三宮の中間に位置し、交通利便性が非常に高いのが特徴です。
また、阪急線・JR線・阪神線の3線があり、電車や車移動も快適なのがポイントになります。
かつては、公営ギャンブルが存在し高級住宅街と下町が混在するイメージが強かったですが、今は廃止され治安が良くなり、在宅地としての人気も高くなっています。
北は甲山、南は大阪湾、中央部には夙川と自然環境は豊かになります。商業施設は西宮ガーデンズが市内の中心部にありますが、各エリア、特に住宅街に点在する個人経営の店舗が街の魅力を高めており素晴らしい街です。
発展性は、阪急夙川駅やJR甲子園口駅のように古くから賑わっている街が多く、全体的に開発の余地はそれほどない成熟したエリアになります。その中で、JR西宮駅南側の再開発は期待が持てるエリアになります。
兵庫県西宮市は、歴史があり文化が豊かであることがこの町の魅力になります。こういった街は、教育などは熱心な傾向があります。また、関西学院大学や神戸女学院、さらに関西御三家と言われる甲陽学院中学校など進学校が多いです。
兵庫県 芦屋市
オススメエリア度 ★★★☆☆
芦屋市は大阪と神戸に挟まれており、車・鉄道ともに移動が非常に便利なエリアになります。特にJR芦屋駅は新快速が止まるのも良いポイントになります。
一部臨海エリアを除けば比較的高層マンションが少なく、住宅ストックが激増する可能性は低いと思います。昭和40～50年代頃に分譲された良質の中古マンションストックがあるのもオススメポイントになります。
当然になりますが、郊外エリアの遠い物件・バス便物件は避けた方が良いと思います。買物施設や学校区の人気不人気は時代で変化しますが、駅からの距離は新線新駅ができない限り変わりません。
阪神御影駅北
オススメエリア度 ★★★★☆
阪神御影は集合住宅と一戸建が混在するエリアになります。「御影」というと「阪急」御影駅北側にある高級住宅街のイメージがあり、比較され下町と見られる事が多いですが実は落ち着いた街並みです。
基準地のある東灘区は緑もあり名門校や学習塾も多く、子育てには非常に良いエリアになります。
さらに、近年では再開発が進み、阪神御影北口には「御影クラッセ」もあり、生活の利便性も高いのが特徴になります。
神戸市灘区新在家
オススメエリア度 ★★★☆☆
新在家駅は各駅停車駅で、周辺は賃貸の集合住宅や一戸建て、地元の人が利用する飲食店などが多く立ち並び気さくで親しみやすい下町になります。
阪神本線南にある国道43号線を超えて南下すると神戸製鋼所の広大な敷地やその先には大阪湾があり典型的な工業エリアなのが特徴になります。
交通の利便性としては、神戸三宮駅までは8分、大阪（梅田）までは30分でありいずれも乗り換えなしで移動が可能です。また、ショッピング施設に「サザンモール六甲B612 」などがあります。
まとめ
今回は、資産価値が高くなると考えられる【関西圏】エリアを紹介しました。
関西圏は比較的相場が安定しており、住宅は探しやすいと考えられます。注意して欲しいのは、神戸が相対的に地価の上昇傾向が目立っています。
緊急事態宣言の影響も資産価値に大きく影響が出てきたと考えられます。「緑の多い場所や郊外」などが選択肢に上がってきました。
資産価値を意識して購入する場合は必ず情勢を理解することも必要になります。難しいと思いますが、是非自分に合った物件を見つけてみて下さい。