中古マンションを購入する際、もちろん、皆さんは利便性や価格を考えると思います。ですが、もう一つ気にしなくてはいけないのが「資産価値」になります。
以前、中古住宅のメリットを書いた記事を書いていますので、中古住宅の購入で迷っているのなら参考にして見て下さい。
最近はご時世的にも、「資産価値の高い物件」を選ぶ方も多いのではないでしょうか。家族や生活スタイルが変われば「物件を売却する」という選択肢が出てくると思います。
「物件を売却する」ならば、資産価値を考え値段の下がらない方が絶対良いと思います。
今回は首都圏でのオススメエリアを紹介していきたいと思います。注意して頂きたいのは、必ずしも資産価値が安定するとは言い切れないのでご了承ください。
住みやすい街から見えてくる資産価値
コロナ前に上昇が目立った地域は軒並み下落しているイメージがあります。川口は「住みやすい街」としてのイメージがここ最近で定着してきたイメージがあります。
本当に住みやすい街にランクインしている特徴は、いずれも自然があり、商業施設が隣接し、住環境が整っているファミリー層から支持されている街が多くランクインしています。
資産価値の高いエリアはこのような支持されている街になります。逆に都市から離れていて、第二第三次産業が発展しないエリアは大規模な開発、インフラ整備がない限り資産価値は低いと考えられます。
しかし、今までとは少々状況が異なります。コロナにより仕事がリモートワークにシフトしてきました。その結果、都市から離れ「移住」という選択肢をする方が増えてきました。
毎日でなければ、都心部への通勤も十分可能であり、かなり安い予算で購入が可能です。「安い予算で購入し資産価値が高くなるのを信じる」という選択肢もありますが、現実味はありません。
それを踏まえて、首都圏の資産価値が高くなると考えられるエリアを紹介していきたいと思います。
みなとみらい
オススメエリア度 ★★★★★
みなとみらいは、「未来型都市」をテーマにしており、現在は企業や商業施設、文化施設などの集積地として横浜経済の中心地になります。レジャーなどの利便性も高く、住環境も非常に良好なエリアになります。
さらに、景観を保つべく規制が厳しく、マンション供給を制限しており希少価値が非常に高いエリアになります。その分、他のエリアよりも割高になってしまう点も一つの特徴になります。
また、都内への交通の便が良く、「みなとみらい」駅周辺は電柱のない街並みや地域冷暖房といった近未来の都市をイメージした取り組みが行われています。
みなとみらいは、ビジネスや居住エリアの成長だけではなく、レジャー施設やショッピング施設も続々とオープンしています。
現在でも開発が進行しており、不動産の資産価値が落ちることはないと思います。
中野
オススメエリア度 ★★★★☆
中野は、駅周辺には商業施設やスーパーが充実しており、サブカルチャーの殿堂や古き良き飲み屋街もあります。
また、近年では大学誘致と大規模な開発により駅前の風景は大きく変わりました。さらに、中野では多数のマンション建設の計画が予定されており、期待が大きいエリアになります。
なんと言っても中野の特徴は、「交通の利便性が非常に高い」と考えます。JRをはじめ複数の電車やバスの利用が可能です。新宿駅までわずか5分程で行くことができ非常に好立地なエリアになります。
中野は、子育てファミリーも多く住んでおり学校も多く、家族にも住みやすいエリアになっております。学校が多いので地域全体の防犯意識が高いのも特徴だと思います。
中野はアクセスも良く、住環境も非常に優れています。また、区が主導して個人の利便性が高い街づくりを目指しています。そのことから、資産価値も期待が出来ると思います。
川口
オススメエリア度 ★★★★☆
本当に住みやすい街ランキング1位の川口は、都心へのアクセスや利便性が高い非常に人気エリアになります。近年の地価はここ数年横ばいから上昇傾向に転じており、特に2017年からは急激に右肩上がりとなっています。
川口は都市再開発により近年では、タワーマンションが多く供給され、ショッピング施設やスーパーなどの商業施設も充実しており、ファミリー層の流入が増えてきています。
川口駅は2023年に、大型ショッピング施設やオフィス、タワーマンションなどの計画も進んでおり、これからも人気が高くなる可能性が非常に高いです。
また、川口市はパトロールする団体に補助金を出す制度や、教育機関、一般市民向けに防犯講座を積極的に行っており、防犯意識が高く治安が良いです。
川口は再開発により生活環境や街並みが大きく改善したエリアになります。川口駅周辺では、住宅地や商業施設、インフラ整備が進んでおり、これからも資産価値は高くなると考えられます。
港区 (3A)
オススメエリア度 ★★★☆☆
港区の中でも3Aと言われている青山、麻布、赤坂は資産価値は別格だと考えられます。人気の理由はもちろん、圧倒的ブランド力ですが、3Aは資産価値が下がらない要素を全て満たしています。
資産価値が下がらない要素としては、4つの項目があげられています。
- 交通網が整備され、複数の駅が徒歩圏内に存在する
- 経済・文化の中心地であり利便性が高い
- 湾岸に近いが高台に位置しており災害に強い
- 入居者層に一貫性があり、管理体制やメンテナンスが行き届いている
この4項目が満たされているため資産価値も非常に高いエリアになります。逆にこの4項目を満たしていない物件は築年数が浅くても資産価値はあっという間に下がってしまいます。
ただ同時に4つの項目を全て満たしているエリアは非常に割高なので購入にはかなりの初期コストがかかることを覚悟しておくと良いと思います。
袖ヶ浦
オススメエリア度 ★★★★☆
袖ヶ浦は、「袖ヶ浦駅海側特定土地区画整理事業」の一環で再開発が進めれれているエリアになります。
千葉市にも非常に近く、東京などにもアクセスがしやすいのが良い点だと思います。また、アクアラインを利用すれば神奈川県にも容易にアクセスが可能です。
駅周辺では、これまでなかった中心市街地をつくるために、高層マンションや戸建て住宅の建設、ショッピングモールやビジネスホテルなどの誘致が進んでいます。
まだまだ、発展途上のエリアですが、これから非常に期待できるエリアだと思います。
まとめ
今回は、資産価値が高くなると考えられるエリアを紹介しました。今回の紹介したエリアは中古マンション以外も該当することが多いので参考にしてみて下さい。
もちろん、資産価値が全てとは言いません。「住めば都」という言葉もあります。
一つの尺度として、資産価値を考えることが良い物件選びの一つだと思います。みなさんに素晴らしい物件と巡り合えますように祈っています。