現在のパソコンは、インターネットに接続して利用するのが当たり前ですよね!そのため、気づかないうちに「ウイルス」を受信してしまう可能性があります。
ウイルスにより「データ破壊」「パソコンの起動不可」「パソコンの乗っ取り」など様々な被害が起きてしまいます。
こうしたトラブルから、パソコンや自分の生活を守るために必要なのが、「セキュリティ対策」になります。今回は、Windows10のウイルス対策や疑問の解決をしていきたいと思います。
どいうときにウイルスに感染するか?
ウイルスもソフトウェアの一つになります。単にパソコンに保存されているだけで、実行しなければただのデータに過ぎません。
ウイルスの最大の感染経路は主にメールの添付ファイルとウェブサイトになります。
以前はアダルトサイトなどの「怪しいページ」を用意し、不特定多数に招待メールを送って誘い込む手口が目立っていました。
ですが、現在は検索結果の上位に表示されるように細工したページを作ったり、Twitterなどの投稿からページにアクセスさせようとしたりするケースが増えてきています。
また、セキュリティソフトと偽り、金銭を騙し取ろうとするウイルスを配布するケースも存在します。
Windowsにウイルス対策ソフトは付属してないの?
Windowsには「Windowsセキュリティ」が標準に組み込まれています。その中に、「マイクロソフト・ディフェンダー・アンチウイルス」というウイルス対策機能が搭載されています。
このように、設定からWindowsセキュリティを確認することが可能です。
じゃあ、市販のウイルスソフトはいらないの?
そうではありません! Windowsセキュリティは非常にシンプルな対策機能です。パソコンの動作を常時監視して、ウイルスが実行されそうなときに止めたり、ファイルをチェックして感染してないか点検するという2つの基本機能のみを備えています。
市販の対策ソフトは、プログラムの動きから未知のウイルスを検知したり、迷惑メールを検知したり、登録した個人情報の内容が送信されそうになると警告してくれるなどの機能が基本的に搭載しています。
ネットで色々なアプリやファイルを入手する方はWindowsセキュリティではなく、市販のウイルス対策ソフトを購入することをオススメします。
市販のウイルスソフトを購入する場合は定番メーカーを購入しましょう。機能に定評があるのはもちろん、新しく発見されたウイルスの対応が早いのでオススメです。
日本では、「ウイルスバスタークラウド」や「ノートン360」などが人気が高いとされています。パソコンを強固に守りたいなら是非検討して見て下さい。
ウイルスに感染したか調べたい
ウイルス対策ソフトが有効に動作していれば、通常ならば自動的にスキャンや除去が行われます。最新のチェック日時や結果は、設定で確認することが可能です。
このように、最後に実行したスキャンの日時が確認できます。もちろん、随時スキャンを行うことも可能です。手動スキャンは多くのソフトで4つのスキャン方法があります。
Windowsセキュリティではこちらの4つの項目があります。「クイックスキャン」は重要なファイルのみスキャンします。「フルスキャン」はハードディスク全体をスキャンします。
「カスタムスキャン」は指定したフォルダーやファイルのみをスキャンします。「Microsoft Dfenderオフラインスキャン」はパソコンを再起動し精密なチェックを行います。
基本的には、ウイルス対策ソフトが正しく動作していれば、手動スキャンでウイルスが見つかることはほとんどないと思います。
ウイルス感染ファイルが見つかった場合
パソコンに入っているウイルス対策ソフトがウイルスを発見するのは、実際にウイルスが動き出して悪事を働く前になります。
除去もソフトがやってくれて、利用者は特に何もしなくていい場合が多いです。
このように、画面に操作を求める表示が出た場合は指示に必ず従って下さい。注意して欲しいのは、パソコに入っているソフトとは異なる画面で「ウイルスが見つかった!」など表示された場合は、高確率で詐欺や別のウイルスの可能性があるので注意して下さい。
もし、すでにウイルスが動き出してしまっていた場合は、通常は対策ソフトが動作を止め、原因のファイルの削除を行います。基本的には、対策ソフトの指示に従って下さい。
ウイルスで重要なデータなどが失われてしまうこともあります。こればかりは、対策ソフトではどうにもなりません。そのために、必ずデータのバックアップを取る習慣をつけましょう。
バックアップする場合は、必ず感染済みのファイルを復元していないか手動スキャンで確認しましょう。
危険なWebページを見分けるには
危険なWebページは、まず「アドレス」に注意することが重要になります。
メールやWebページなどで、リンクにポインタを合わせると、多くの場合、画面左下にアドレスが表示されます。「http://202.1.0.418.1」のように数字の羅列で始まっている場合は、ニセモノのページの可能性が非常に高いです。
ニセモノのページの疑いがある場合は、クリックしないほうが無難になります。(ルーターのような自宅の機器の設定画面などは例外になります。)
また、実在の企業やサービスのアドレスに見せかけるダミーページもあるので注意しましょう。
Windowsや一部のセキュリティ対策ソフトには、危険だと報告されているWebページを表示しようとすると通信前に遮断する機能があります。
警告が出た時点では、まだ危険なページを開いていないので、そのままページを閉じれば問題ありません。
セキュリティ警告の偽物も存在する
Webページを開いたら、「このページはウイルスに感染しています!」や「パソコンの性能が低下しています!」などが表示され、ソフトのダウンロードやメールなどの連絡を促される場合があります。
こうした表示は詐欺的な広告であり、実際にパソコンを調べたわけではありません。
無視して閉じるのが正解です。また、ソフト自体がウイルス可能性が高いためダウンロードはしないようにしましょう。
大手企業などの名前を使用して信用させようとすることもありますが、「頼んでいないことを勝手にやって商品を購入させること」はまず大手企業はしないと思います。
迷惑メールや詐欺メールを見分ける
基本的には、「添付ファイル」「Webページ」を開かせようと促してくるメールは一度警戒したほうが良いと思います。
こちらも、大手企業の名前を名乗り「不正な手続きがあった」や「情報確認が必要」などと言って、本文中のアドレスからニセモノのページへ誘導します。そこで、IDやパスワード、クレジット情報などを入力させ、盗む手口が多いです。
また、ネットショッピングの請求書などに見せかけた添付ファイルを開かせて、ウイルスに感染させる手口も増えてきています。「ファイルを開いたらマクロ機能を有効にしろ!」などと、通常ではありえない指示がある場合はウイルスだと考えて良いと思います。
どれだけ不安でも、疑わしいメールに記載されたアドレスやボタンをクリックするのは禁物です。
気になる場合は、自分でWebブラウザを使って該当するサービスのログインし、実際に問題が生じているか確認しましょう。
それでも、不安な場合は電話などメール以外の方法でサポートセンターに確認すると良いと思います。
まとめ
パソコンでインターネットを利用するなら、セキュリティ対策は間違いなく必須になります。どうすれば「安全」を確保できるか、その基本をしっかりと理解して危険から守る意識をしましょう。
ウイルスの危険からパソコンを守る方法は、「しっかりと理解して落ち着いて対応する」ことが大切になります。
焦らず対応することで、ウイルスに感染する確率が下がると思います。ウイルスの感染経路は様々です。みなさんは、ウイルス対策は細心の注意をはらって対応しましょう!