人間の時間は、1日24時間と決まっています。その時間の中には睡眠などの必要不可欠な行動を除くとさらに時間は限られてしまいます。
仕事をしながら毎日を充実させるためには、働く時間の生産性を向上をさせ短時間に凝縮させる必要があると思います。
ですが、ただ時間を短縮させるだけでは意味がありません。仕事をするならば、成果は必ず必要になっていきます。成果を出しつつ時間を短縮することを同時に行うことを意識をしましょう。
成果を出しつつ時間を短縮することを同時に行うことを意識することを、習慣化コンサルタントの古川武士さんは「仕事の高密度化」と提唱しています。今回は、「仕事の高密度化」を軸に話していきたいと思います。
仕事の高密度化を実現させる3つの原則
高密度で仕事をするためには、単位時間帯あたりの集中力を高めることが重要になります。仕事ができる人は、集中するときは徹底的に集中し、やめるときはきっぱりと切り上げます。
反対にダラダラ仕事ができない方は、低集中の仕事のなり、結果的に長時間労働になってしまいます。その結果、寝不足になり、翌日も低集中になるという悪循環になってしまいます。
そこで、「仕事の高密度化」させるための原則を紹介していきたいと思います。
帰る時間を徹底的に死守する
一つ目の原則は、帰る時間を死守することです。
仕事の退社時間が近くなったら、ダラダラしないことを意識しましょう。退社前にダラダラしてしまうと間違いなく残業になり低い生産性になってしまいます。時間を制限するからこそ人は高密度化を実現させることが出来ます。
人は時間制限を課せられると取捨選択を行います。時間がない場合、みなさんはどうしますか?おそらく時間に合わせるために必要な仕事と必要ない仕事を精査すると思います。
また、時間に合わせて仕事を工夫するのではないでしょうか、この工夫が高密度化になるのです。この工夫を磨くことで仕事の高密度化に近づくことができます。
最初は、工夫になれないこともあり仕事が終わらないと思います。ですが、それで問題ありません。そのまま続けることで、終わらないという危機感から高密度化の工夫を行うと思います。
仕事のやり方を変えるのは、容易なことではありません。仕事を高密度化するには多少の変化に対応する力が必要になります。
集中するエネルギーを蓄える
二つ目の原則は、集中するエネルギーを蓄えることです。
高密度な仕事をするためには集中することが必須になります。単位時間あたりの集中力を高めることで生産性を向上させます。精神的・身体的エネルギーに満ちていると、人は驚くほど集中することが可能です。
エネルギーを高める方法として、一番重要なことは十分な休息になります。その中でも睡眠は非常に重要な休息になります。睡眠の負債が溜まった状態で仕事をするのは、酔って仕事をしているのと変わりません。
以前、睡眠の質についての記事を書いたので、是非読んでみてください。
十分な睡眠を取ることにより、非常に高い集中力を得ることが出来ます。しかし、質の高い睡眠をしたから集中力が常に続くわけではありません。
ですので、仕事を常に続けるのではなく90分に1回は必ず休憩を挟むようにしましょう。
そして、睡眠以外に重要なことが長時間労働を避けることになります。長時間労働するよりは、単位時間あたりの生産性が高いことに達成感を覚えましょう。
長時間労働をしないことで、自由な時間が増え好きなことに時間を使うことが可能です。その結果、精神的にも満足感が得られ、翌日の集中力も高いまま維持することができます。
帰宅する時間を守り、十分なエネルギーを蓄えることで高密度化の環境が整っていくと思います。
完璧主義をやめ最前主義で考える
三つ目の原則は、最前主義で考えることです。
完璧主義の人は、仕事を過剰品質でおこなったり、相手が求めていないことに時間を使用したりしてしまいます。完璧主義の人の仕事は、往々にして自分の理想の追求で、相手にとってはそこまで必要なかったりすることが多いです。
最前主義とは、古川武士さんは「限られた時間で可能な限り最善の結果を出す思考」と定義しています。この考え方がなければ、退社に制限時間を設けていてもいずれ限界がくると思います。
力の抜きどころが上手い人が、仕事でも高い成果を出すことが可能です。最前主義をおこなうためには、限られた時間で何をどのような優先順位で、どれくらい時間をかけてやっていくのかを考え続ける必要があります。
ただ、最前主義の難しいところは、どこで力を入れるべきか、妥協し切り捨てるか、他人に任せるべきかという選択だと思います。
こちらも最初は難しいと思いますが、仕事の目的と上司や取引先の満足いくラインをしっかり掴むための力をつけていきましょう。そうしなければ、最前主義の意味がありません。
仕事の高密度化は多少の時間がかかりますが、習慣にすることで徐々に完成に近づいていきます。
まずは、高密度化を習慣化し自分の最適な方法を見つけることがオススメです。是非1度試してみてください。
高密度化するためには振り返りを重視しよう
仕事の高密度化するためには、計画と振り返りが重要になります。計画が重要になることはもちろん言うまでもありませんが、振り返りが計画よりも重視するべきだと考えます。
計画を立ててそれを実行しただけでは意味がありません。振り返りを必ず行い、改善点を探し改善することが必要になります。
短い時間でも良いんです!毎日10分間でも振り返る時間を設けることで、的確な改善点を積み重ねることが出来ます。
改善点に気づかなかったら、仕事の高密度化に近づくことはありません。勉強と同じで復習は必ず行う意識をしましょう。
仕事の高密度化を効率よく身につけるには、計画を立て、振り返り、復習・改善することで生産性は高まり続けると思います。
まとめ
仕事を効率化させる方法の「高密度仕事術」は身につけるには難しいですが、3つの原則を意識して行動することで少しずつ身に付きます。
3つの原則を「計画を立て、振り返り、復習・改善する」を習慣化することが一番の近道です。時間は有限です。有限の時間を有意義に使うために皆さんも仕事の高密度化を意識してみてください。